読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『スイスイ!ラクラク!!読書感想文 小学3・4年生』(小4に紹介した本)

2023年08月06日 | 勉強法の本
夏期講習中につき、塾で読んだ本のご紹介記事の更新が滞ってしまい、申し訳ございません!
夏期講習では、生徒さんの頑張りに負けないように、私どもも頑張っております!!
というわけで、順不同ですが、最近授業で読んだ本やご紹介した本を、夏の隙間時間に書いていこうと思います。

まずは、先週の小4国語オンラインクラスでご紹介した本です。
 こちらの本には、長文読解問題の文章の原典『クマに森を返そうよ』の読書感想文例が載っていましたので、選んでみました。

ちなみに、『クマに森を返そうよ』はこちら。
 
この本は、「読書感想文をどう書けばいいか、全然分からない!」というお子様にはおすすめです。簡単な読書感想文の書き方が載っています。
また、ジャンル別のブックガイドが載っている点も◎!長く読み継がれている本から最近の本まで、幅広く紹介されています。

ただ、ある程度読書感想文が書けるお子様にとっては、少し物足りないかもしれません。というのも、お手本作文として載っている作文には、「受験指導をする国語の先生目線」からすると、直した方がよいと思われる箇所がいくつかありますので……。一般的には、小学3・4年生くらいだと、このくらいの文章の方が子供らしくて好まれるのかもしれませんが。

私が読書感想文を指導する上で参考にしているのは、「考える読書」シリーズです。
 我が家には、第39回青少年読書感想文全国コンクール入選作品「考える読書」があります。私が教える仕事を始めた年に、購入しました。思えば、長く教えてきたものです……。

こちらの本を参考にしながらアドバイスした生徒さんの中には、読書感想文で賞を取った方も何人かいらっしゃいました。←塾の授業で読書感想文指導はしていませんが、個別にご相談があればお応えしています。

最近は、読書感想文が課されない学校もあります。実際、息子たちの学校では、読書感想文は必須ではありませんでした。けれども、夏休みに読書感想文が課されている方や読書感想文が書きたい方も、もちろんいらっしゃると思います。
自分の今の気持ちをぎゅっと詰め込んで読書感想文を書くと、自分自身の貴重な記録になると思います。そのためには、自分の気持ちを上手に表現する技術が不可欠です。
読書感想文関係の本はたくさんありますので、是非参考になさってみてください。
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『自分を操る超集中力』(中学生対象ブックトーク・テーマ「勉強法」)

2022年10月02日 | 勉強法の本
先月の中学生国語道場クラスのブックトークでご紹介した2冊目の本は、こちらです。
 
前回ご紹介した『世界一やさしい超勉強法101』にも載っている、こちらの本。
『世界一やさしい超勉強法101』では、この本に載っているウィルパワーと水分補給の大切さ等しか書かれていませんでしたが、本書を読むと、集中力を高める方法を他にもたくさん知ることができます。
こちらの本は、以下の4つの章に分かれています(章の名前は、内容を変えずに表現を少し変えています)。

・集中力の高い人に共通する行動原則
・高い集中力を生み出す方法
・疲れをリセットする方法
・集中力を作り出す時間術

それぞれの章では、その具体的な方法がいくつか紹介され、それが効果的である根拠が述べられています。たくさんの方法が載っていますので、実生活に取り入れられそうなものから、少しずつ試すことができるのがよい!
勉強していて、なかなか集中できないときには、この本に載っている方法を1つ実践してみてはいかがでしょうか。

この本は塾生さんたちにも人気で、今まで何人もの生徒さんが塾から借りて読んでいます。
塾に置いてありますので、ご興味のある生徒さんは是非読んでみてくださいね!


ちなみに、今年、中学生国語道場クラスでご紹介した勉強本はこちら!
 
 

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『世界一やさしい超勉強法101』(中学生対象ブックトーク・テーマ「勉強法」)

2022年09月30日 | 勉強法の本
金木犀の香りが漂ってくる季節になりました。
いつの間にか、9月も終わりですね。

今月の中学生国語道場クラスのブックトークのテーマは、「勉強法」でした。
検定試験やテストが近づくと、やはりこのテーマで語りたくなってしまいます。

2冊ご紹介したのですが、1冊目はこちら。
 この本には、ベストセラー100冊の勉強法がコンパクトにまとまっています。

・準備する
・インプットする
・心を整える
・アウトプットする
・しくみをつくる

と、チャプターごとにテーマが分かれており、それぞれのチャプターにつき15~20数冊ほどの本のまとめが紹介されています。
1冊の本について見開き2ページで簡単にまとめられていますので、今の自分が求めていることをさっと読むことができます。
ただ、本書ではその本の一部しか紹介されていませんので、興味を持った本があれば、それを1冊改めて読むとさらに効果的だと思います。
イラストが豊富でとにかく読みやすく、最初から順番に読まなくてもよいので、「読書に慣れていない」「勉強法を知りたい」中高生に特におすすめです。

こちらの本は塾に置いてありますので、塾生さんは借りられます。
ご興味のある方は、遠慮なくどうぞ!

ちなみに、この本で紹介されている本の中には、すでに塾に置いてあるものも何冊かあります。
次回は、9月のブックトークで取り上げた「この本で紹介されている、当塾にある勉強本」を、ご紹介します。

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『脳を活かす勉強法』(中学生向けブックトーク・テーマ「勉強法」)

2022年06月03日 | 勉強法の本
5月第3週の中学生ブックトーク(「テーマ勉強法」)で紹介した2冊目の本は、こちらです。
 脳科学者・茂木健一郎さんの著書。
この本では、どうすれば効率的に勉強に取り組めるか、様々な方向から述べられています。
一生懸命考えていた問題がやっと解けたときに感じる達成感。
そのとき、脳では「ドーパミン」という物質が分泌されています。これは「快感」を生み出す脳内物質です。人は、ドーパミンが分泌されたとき、どんな行動をとったか克明に記憶し、それを再現しようとするそうです。
この本を読むと、人間はもともと新しいことを学ぶのが好きなのだということに気づかされます。
他にも、脳に負荷をかけるなど、勉強の効率を上げる方法がいろいろと紹介されています。そして、最終的に筆者が考える脳に記憶を定着させる唯一の方法は、「とにかく大量に読み、大量に書き、大量に聞いて、大量の問題を解く」ということ。1冊目にご紹介した本と、奇しくも同じような結論に至っています(出版は、『脳を活かす勉強法』の方が先です)。

制限時間を決め、スピード感を持って集中して問題に取り組む。
この繰り返しによって、学力は向上していくのではないでしょうか。

こちらの本は塾に置いてありますので、興味のある塾生さんは是非読んでみてください!
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『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』(中学生向けブックトーク・テーマ「勉強法」)

2022年06月01日 | 勉強法の本
今日から中2生は2泊3日の校外学習へ。先週は、中3生の修学旅行がありました。(←当塾は、学校行事と授業が重なった場合は振替授業を行います。)
そうこうしているうちに、6月第2週の授業からは1学期定期テストの2週間前!
そこで、中学生国語道場クラスでは、テスト対策授業前に全員がそろうラストチャンス(?)の5月第3週に、「勉強法」というテーマでブックトークを行いました。
今回も、5分間のブックトークで本を2冊ご紹介しました。
1冊目は、こちらです。
内容ももちろん興味深いのですが、この本の一部が当塾で扱っているテキストの文章題に使われていましたので、文章題と実際の読書とをつなげる意識を生徒さんに持ってもらうためにも、こちらを取り上げました。

 著者は、テレビでもよく見かける山口真由さん。
東京大学法学部に入学、在学中3年生時に司法試験合格、4年生時に国家公務員第1種試験合格、東京大学法学部を首席で卒業後、財務省に入省…など、著者の経歴を見ると「天才なのでは!?」と思ってしまいますが、ご本人は、「自分は人が期待するような『天才像』で人を惹きつけることはできではない。けれども、東大法学部を首席で卒業したのは当然だ。誰よりも努力したから、誰よりも大きな成果を得るのは当然。」とおっしゃいます。

この本では、抽象的に語られがちな「努力」を、技術として紹介しています。
こちらを読めば、努力を始めるためのきっかけ、努力を続けるための習慣、最後まで成し遂げるための方法論を知ることができます。

「努力することは反復・継続すること」という、「ダイエットしたいなら、運動して食べる量を適正にすること」くらい当たり前のことが書かれていますが、それを実践することがいかに大変かは、挑戦したことがある人ならわかると思います。本書を読めば、どのように反復・継続すればよいか、具体的な方法が分かります。完璧を目指しすぎず、スピード感を持って繰り返し学習することが大切なようです。

この本を読むと、「勉強しよう!」というやる気がむくむくと湧いてきます。
本書で紹介されている方法のうちの、何か1つでも真似してみると、勉強の仕方が変わるのではないでしょうか。

ぜひ、検定試験や定期テスト勉強に生かしていただきたいと思います!
2冊目は、次回のブログでご紹介します。
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