先週の小学生国語道場では、こちらの本を読み終わりました。
のどかな田舎町に核爆弾が落とされ、生活が一変してしまった老夫婦。
家に作ったシェルターに隠れていた二人は爆発で亡くなることはありませんでしたが、ライフラインが絶たれたり、放射能の影響が出てきたりすることで、少しずつ健康をむしばまれていきます。
長期にわたり電気や水が出ないのは、お子さんたちもこの9月に経験済みなので、神妙な顔で聞いていました。
爆弾投下から5日後、はっきりとした描写はありませんが、おそらく二人は亡くなります。
こちらで読む絵本はハッピーエンドが多いので、救いのない結末に、お子さんたちも、「え?こんな終わり方!?」と、少し衝撃を受けていました。
その後、核爆弾の人体への影響などについて、お子さんたちと少しお話ししました。
私が子どもの頃は、戦争についての学習をしっかり行っていた印象があるのですが、最近は、学校ではあまりそのような学習をしていないような気がします。
当時、小学校で広島の原爆や東京大空襲のときの悲惨な映像を見せられ、子どもだった私は強い恐怖を感じたので、現在の戦争教育のあり方は、もしかしたらその反動もあるのかもしれませんが…。
ただ、戦争の恐ろしさを知っているかどうかは、ものを考える上で非常に大切だと思います。塾では、歴史や社会に目を向ける絵本も、時々読もうと思っています。
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