読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『虫ガール』(小3に読んだ本)

2022年05月22日 | 自己肯定感を育む本
5月第2週の小学生国語クラスでは、こちらの本を読みました。
 ソフィアは虫が大好きな小学生の女の子。
2歳のときから虫が大好きだったソフィア。

5歳になるころには虫にずいぶん詳しくなりました。
幼稚園の頃は、虫好きのソフィアを周りのみんなは認めてくれていて、虫クラブを作って友達と楽しんでいました。

けれども、小学校に入ったら、何もかも変わってしまいました。
虫の話を聞きたい子など一人もいない。
それどころか、虫好きのソフィアをからかったり、ソフィアの虫を殺したりする子までいる始末。

ソフィアは1年生になってから半年たったころ、いったん虫好きをお休みすることにしました。
けれども、あまりにもしょんぼりしているソフィアを見ていられなくなったお母さんは…。

この絵本は、実在する「虫ガール」ソフィア・スペンサーちゃん(出版当時11歳)によって書かれました。自分が大好きなことを、とことんまで追求する姿が素敵です。
そして、母親である私は、ソフィアの素晴らしさはもちろんのこと、子どもの好きなことを肯定し応援する、お母さんの寛容さと行動力にも感心しました。
子どもをよく観察して、その子の好きなことや得意なことを伸ばしていけば、子どもは自分でどんどん伸びていくのではないでしょうか。

生徒さんも、楽しそうに聞いてくれました!
この地域は自然がいっぱいなので、「虫ガール」は多いかも!?

最近、絵本を読み聞かせて思うことは、絵本は子どもにとって大切であるのはもちろんですが、大人にも多くの気づきを与えてくれるということです。自分の子どもたちが小さかった頃は、読み聞かせることに必死で、正直ここまでは考えていませんでした。けれども、年を重ねて人生を俯瞰して見ることが増えてくると、意外なものが知らないうちに自分のためになっていたことに気づかされます。
今まで読んできた絵本も、改めて読むと、新しい発見があるかもしれません。
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『ねこのジョン』(小3に読んだ本)

2022年04月24日 | 自己肯定感を育む本
4月第3週の終わりから1週間、私どもは生徒さん一人ひとりに「授業内容報告書」を書いていました。当塾では、授業内容と授業中の生徒さんのご様子をご家庭にお伝えする「授業内容報告書」を、毎月書いています。生徒さんが向上した点、今後の学習アドバイスなどをお伝えしています。1ヶ月前に比べると驚くほど成長する生徒さんもいて、こちらの気づきにもつながっています。
そんなこんなで、こちらのブログはしばらくお休みしておりましたが、今日から再び書き始めますので、どうぞよろしくお願いいたします。

4月第3週の小学生国語クラスで読んだ本はこちらです。
 小さなねこの子どもたちの中に、一匹だけ少し変わったねこがいました。
名前はジョン。
ジョンは、家の前に捨てられていたのを、お母さんねこに拾われ、その子どもとして育てられたのでした。
しかし、大きくなるにつれて、ジョンは他の兄弟たちと自分が違うことに気づき始め…

兄弟たちにからかわれていたジョンが、ある出来事をきっかけにからかわれなくなり、その後、皆と良い関係を築いていきます。
この絵本は、私が子どもの頃に繰り返し読んだ、思い出深い本です。
「周りと違っていてもいいんだ!」ということを、この本から学んだ気がします。

生徒さんも、「この間読んだ『わたしはあかねこ』と似てるね」と言いながら、楽しそうに聞いてくれました。
とても気に入ってくれて、「この作家さんの絵本をもっと読みたい」というリクエストをいただきましたので、翌週も「なかえよしを&上野紀子」さんの作品の絵本を読みました。それについては、また後日ご紹介したいと思います。
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『わたしはあかねこ』(小2に読んだ本)

2022年04月10日 | 自己肯定感を育む本
小2国語クラスで、3月最終週に読んだ本はこちらです。
 主人公は、赤い毛のねこ。
白猫母さんと、黒猫父さんから生まれ、兄弟は、白や黒の毛をしています。
家族の中で、自分だけ色が違うことに悩む赤猫ちゃん。
赤猫ちゃんは自分の毛の色を気に入っていますが、家族は何とかして自分たちの毛の色に彼女を近づけようとします。
ある日、彼女は家を飛び出します。
そこで出会ったのは…

みんな違って当たり前なんだということに、改めて気づかせてくれる1冊です。そして、勇気をもって自分から道を切りひらいていった赤猫ちゃんがつかんだ幸せ。
本当に素敵な1冊です。

人と違うことが気になり始めたお子さんに、ぴったりの絵本です。
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"I Am Special"(小6に読んだ本)

2021年06月09日 | 自己肯定感を育む本
一昨日の小学生英語クラスで読んだ、3冊目の絵本はこちらです。
 (塾に置いてあるのは別の版なので、表紙の絵が違います)

この絵本には、can(~できる)を使った表現がたくさん登場します。
どれも日常生活で多くのお子さんができそうなことばかりなのですが、一つ一つ挙げていくと、できることがたくさんあることに改めて気づかされます。

自分ができることを、"I can ~."の文で挙げていき、お子さんそれぞれの"I Am Special"という本を作ることもできそうです。

自己肯定感が育める1冊です。
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『ペツェッティーノ』(小3に読んだ本)

2020年08月28日 | 自己肯定感を育む本
先週の小3国語クラスでは、こちらの本を読みました。

物語の主人公の名前は ペツェッティーノ。
他のみんなは、大きくて思い切ったことも素晴らしいことも色々できました。けれども、彼は小さいので、きっと誰かの取るに足らない部分品なのだろうと思っていました。
そこで、ある日、彼は誰の部分品なのか確かめようと、決心します。
そして、他のみんなに聞いて回るのですが…。

「自分を見つけた部分品の話」という副題が、作品のテーマを表しています。
「自分は自分なんだ」という、力強いメッセージが感じられる絵本です。
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