今年は子年ですね。
そこで、先週の小学生国語道場クラスでは、ねずみにちなんでこちらの本を読みました。
アナトールは、パリの近くの小さなねずみ村に、妻と6匹の子どもたちと暮らしていました。
毎日、夕闇が迫ると、ねずみの旦那さんや父さんたちは、パリへ食べ物を探しに行きます。そして、人間の家に入り込みます。
ある夜、アナトールは人間たちがねずみのことを話しているのを聞いてしまいます。
ねずみに対してひどい悪口を言われ、ショックを受けたアナトール。
「軽蔑され、嫌われてると思うと耐えられない。僕の自尊心はどうなるの?僕の名誉は?」
家に帰ると、奥さんが慰めてくれました。
「なにか、人間にお返しができればいいんだけど。でも、そんなことできっこないわ!」
「できっこないって?できるかもしれないよ。素晴らしい考えが浮かんだんだ。」
そして、アナトールはその日からある作業に取り掛かります…。
素晴らしいアイデアで、人間から感謝され、家族にも誇れる仕事を作ったアナトール。
アナトールの仕事にかける情熱は、子どもはもちろん、大人の心にも響くのではないでしょうか。
お子さんたちは、熱心に聞いてくれました。
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