読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『森のスケーターヤマネ』(小3に紹介した本)

2022年10月27日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
先週から今週初めにかけては、生徒さんたちのご様子をご家庭に報告するお手紙(授業内容報告書)を書いていました。(オンラインの生徒さんは、保護者の方がご家庭で授業の様子を見られますので、報告書はありません。)
1か月違うと、勉強への向き合い方がかなり変わる生徒さんもいて、成長に驚かされます。授業内容報告書は、私どもにとっても、自分たちの授業内容を振り返るよい機会になっています。

というわけで、久々のブログ更新です。

10月第2週の小3オンライン国語クラスでは、読解問題に登場していたこちらの本を紹介しました。
 この本では、ニホンヤマネのチッチが冬眠から目覚め、交尾をし、子どもを産み、巣立たせ、再び冬眠に入るまでの1年間の生活が描かれています。

ヤマネは「生きた化石」と言われるほど古くからいる哺乳類の1種。
日本では、50万年ほど前の地層からヤマネの化石が出ているそうです。
絵本にもよく登場するヤマネ。
恥ずかしながら、かわいらしい見た目でよく眠るという印象しかありませんでしたが、今回この本を読み、その不思議な生態やたくましさに驚きました!
特に、冬眠から目覚めるときの体温と心拍数の変化は、本当にすごい!!
人間は、体温が平熱から3度も上がれば大変ですが、それどころではありません!生命の神秘を感じます。

ヤマネの生態について説明されているこちらの本ですが、チッチを主人公とした物語のように描かれていますので、説明文が苦手なお子さんでも読みやすいと思います。

こちらは、過去の読書感想文コンクールの課題図書にもなっています。

ちなみに…ヤマネが登場する絵本といえば、こんなのもありますよ!

 
 
ヤマネが、絵本の主人公のお友達になるシリーズが多いような印象です。
やはりヤマネには、人の心をひきつける何かがあるのでしょうか…。
それにしても、ボールのように眠っているヤマネはかわいいなぁ。(←あ、こういうことか。)


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『ドロバチのアオムシがり』(小3に紹介した本)

2022年10月13日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
先週の小3オンライン国語クラスでご紹介した2冊目の本は、こちらです。
 この絵本では、ドロバチが卵を産み、アオムシを狩ってその中に入れる様子や、ドロバチの子どもの成長、ドロバチと農家との関係を学ぶことができます。

卵を産むのに適当な竹筒を見つけ、卵を産み、たった半日か一日の間に3匹から20匹ものアオムシを捕まえては、次々と巣へ運ぶドロバチのお母さん。
卵とアオムシを閉じ込めるためにドロカベを作るのですが、そのスピードや技術に驚かされます!

本書では、ドロバチのアオムシ狩りの性質を生かして、リンゴ畑の近くに、ドロバチに巣を作らせている農家さんが紹介されています。
アオムシの天敵を近くに住まわせれば、農薬を使わずに害虫防除ができるというわけです。

出版は1973年。お子さんは新鮮な気持ちで読めると思いますが、保護者世代の皆様は懐かしさを感じる文章と絵ではないでしょうか。
国語と理科の勉強が、同時にできる1冊です。

虫が大好きなお子さんにおすすめの3冊
虫好きのお子さんには、こんな本もいかがでしょうか?
タイトルをクリックすると、読み聞かせをした当時の記事をご覧いただけます。

 

 

 
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『マキオのひとり旅』(小3に紹介した本)

2022年10月11日 | じ~んと感動本
先週のオンライン小3国語クラスでは、テキストに載っていた長文読解問題の原典となっている本を2冊ご紹介しました。

1冊目は、こちらです。
 こちらは、4年前に小3国語クラスで読みました。
そのときのブログは、こちらをクリック!

授業では、名古屋に住む小学2年生から3年生になるマキオが、春休みに一人で行った東京で、いとこの5歳の女の子と突然二人で留守番をすることになってしまったいきさつを、簡単にご紹介しました。

本で起こる不測の事態の連続に、主人公のマキオと同じ年頃の生徒さんは、かなり驚いたご様子でした。

物語を読むことの良さは、登場人物の心情を追体験できることだと思います。

現実世界で自分が体験できることはわずかですが、物語を読むことによって、さまざまな状況を知ることができ、色々な感情を味わえます。
実際の経験に比べたら、読書で味わえる経験は想像の域にすぎません。
それでも、他者の気持ちを思いやったり、様々な視点から考えを巡らせたりするのに、読書をしている場合としていない場合では雲泥の差があるのではないでしょうか。
子どもの頃から読書を習慣づけるのは、大切なことだと思います。

ちなみに、こちらの本では、手に汗握る展開が待っています。
しかも、実際に起こりそうなことばかりで、同年代のお子さんだけでなく、保護者の方もハラハラドキドキしてしまうかも!?

1973年に発行された本ですが、今も読み継がれている名作です。
第19回読書感想文全国コンクール課題図書にも選ばれています。

2冊目に紹介した本は、次回のブログでご紹介します。
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『なんでも魔女商会 お洋服リフォーム支店』(小3に読んだ本)

2022年10月03日 | 想像の翼を広げる本
私どもの塾の小学生クラスでは、授業の最後の10分間を活用して読み聞かせを行っています。
読む本は、何冊かこちらが用意しておき、その中から生徒さんに選んでもらいます。
最初の何冊か選ぶ段階では私の意思が反映されていますが、「最終的に選ぶのは生徒さん」。その積み重ねが、生徒さんの自主性を育むことにつながるのではないでしょうか。自分の子どもを育てるような気持ちで、小規模塾だからこそできることに取り組んでいます。

さて、先週の小学生国語クラスでは、生徒さんが選んだこちらの本を読みました。
 以前、小学生新聞で著者の方のインタビューが取り上げられていて、気になっていた「なんでも魔女商会シリーズ」。我が家は電車や虫が好きな息子二人なので、こういう本を読む機会がなかったのですが、今回、晴れて読めて嬉しいです!

主人公の女の子ナナは、1週間前に都会から緑いっぱいの小さな町へ引っ越してきたばかり。
ふざけあえる友達は、まだいません。
けれども、引っ越してきてよかったことが1つありました。
それは、学校と新しい家の間にある小さな森。
森の入口にある、小さな木の橋のところまでくると、ナナは自然とにっこりしてしまうのです。

ある日、ナナは森の奥に、古いレンガ造りの家が見えることに気がつき…


かわいらしい挿絵やお洋服リフォーム支店の細かい描写など、おしゃれやファッションに興味のあるお子さんでしたら、この本はきっと楽しめると思います。
「魔女」だけに(?)全部で13章に分かれているのですが、先週の授業では3章まで読みました。生徒さんも、楽しそうでした!
しばらく、こちらの本を読んでいく予定です。

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『自分を操る超集中力』(中学生対象ブックトーク・テーマ「勉強法」)

2022年10月02日 | 勉強法の本
先月の中学生国語道場クラスのブックトークでご紹介した2冊目の本は、こちらです。
 
前回ご紹介した『世界一やさしい超勉強法101』にも載っている、こちらの本。
『世界一やさしい超勉強法101』では、この本に載っているウィルパワーと水分補給の大切さ等しか書かれていませんでしたが、本書を読むと、集中力を高める方法を他にもたくさん知ることができます。
こちらの本は、以下の4つの章に分かれています(章の名前は、内容を変えずに表現を少し変えています)。

・集中力の高い人に共通する行動原則
・高い集中力を生み出す方法
・疲れをリセットする方法
・集中力を作り出す時間術

それぞれの章では、その具体的な方法がいくつか紹介され、それが効果的である根拠が述べられています。たくさんの方法が載っていますので、実生活に取り入れられそうなものから、少しずつ試すことができるのがよい!
勉強していて、なかなか集中できないときには、この本に載っている方法を1つ実践してみてはいかがでしょうか。

この本は塾生さんたちにも人気で、今まで何人もの生徒さんが塾から借りて読んでいます。
塾に置いてありますので、ご興味のある生徒さんは是非読んでみてくださいね!


ちなみに、今年、中学生国語道場クラスでご紹介した勉強本はこちら!
 
 

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