7月最終週の中学生国語クラスでは、こちらの本をご紹介しました。
私が個人的に大好きな又吉直樹さんと、生徒さんたちに大人気のヨシタケシンスケさんのコラボレーション作品です。
私の趣味で、当塾には又吉さんの作品を置いてあります。
そして、小学生国語クラスでは、ヨシタケシンスケさんの絵本『りんごかもしれない』を必ず読んでいて、それを読むと、ほとんどの生徒さんがヨシタケシンスケファンになります。
ちなみに、『りんごかもしれない』はこちら。
さて、『その本は』の話に戻ります。
本の好きな王様がいましたが、その王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は、二人の男を城に呼びました。そして、「世界中をまわって『めずらしい本』について知っているものを探し出し、その者から、その本についての話を聞いてわしに教えてほしい」と頼みました。
世界中を旅するためのお金を渡されて、二人の男は旅立ちました。
そして1年後、旅から戻ってきた二人が、一晩ずついろんな本のお話をする……という物語です。
第13夜まであるのですが、私が心に残ったのは又吉さん担当(?)の第7夜と第13夜、そしてヨシタケさん担当(?)の第6夜と第12夜。
特に、第7夜のお話は今思い出しても、涙が……。
ネタのような笑えるページもあれば、本が人生に及ぼす力について深く考えさせられるものもあり、子供から大人まで楽しめる1冊だと思います。
装丁も美しく、ページも1枚1枚こだわりが感じられ、「もの」としての本の魅力も最大限に味わえます。
電子書籍ではなく、ぜひ「紙」で手に取っていただきたい1冊です!
ちなみに、この本を紹介した授業の後、生徒さんたちが改めて『りんごかもしれない』を手に取っていました。そして、ヨシタケシンスケさんの話でひとしきり盛り上がりました。
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