読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『最初の質問』(小6に読んだ本)

2022年04月07日 | 詩・短歌・言葉遊びの本
3月第3週の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。
 長田弘さんの詩といせひでこさんの絵の組み合わせが、素晴らしい。
この詩は、たくさんの質問でできていて、その意味自体は簡単に分かるのですが、それに答えるためには自分の価値観や生き方を振り返らざるをえないような深いものばかりです。
いせひでこさんの透明感のある絵と合わさることによって、言葉と絵を眺めるだけで胸がいっぱいになるような絵本に仕上がっています。

3月最終週の国語道場クラスでは読み聞かせができなかったので、これが昨年度の6年生に読んだ最後の絵本となりました。
成長して改めて読んだら、感じ方がまた変わるのではないかと思います。
子どもはもちろんですが、大人にもおすすめの1冊です。
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『子うさぎましろのお話』(小2に読んだ本)

2022年04月06日 | 行事関係の本
3月第3週の小2国語クラスで読んだ本は、こちらです。
 こちらはクリスマスの話なので、季節感が全く違うのですが…。
先日読んだ『ろくべえまってろよ』『びゅんびゅんごまがまわったら』を購入した方が、同時に購入している作品だとAmazonに教えてもらったので、借りてきました。

クリスマスの日。
北の国の動物の子どもたちも、サンタクロースのおじいさんから、それぞれ贈り物をもらいました。
白うさぎの子「ましろ」は、その中でも一番先にもらいました。
けれども、ましろはまだもっと何か欲しくなりました。
サンタクロースからの贈り物は、どの子どもも1回きりです。
そこで、ましろは別のうさぎの子になって、「まだ贈り物をもらっていない」と言えばいいんだ、と思いつきます。
ましろは炭を拾い上げると、真っ白な身体にこすりつけて、黒くしました。
そして、そっと家を抜け出します…

自分でいけないと思っていることをしてしまったときの、子ども自身の葛藤が描かれています。そして、子どもが嘘をついたときに、それすらも受け止めて導くサンタクロースのおじいさん。クリスマスについてしまった嘘を通して、成長する子うさぎのましろ。
舞台はクリスマスですが、「行事関係の絵本」という言葉ではくくれないほど、たくさんのことを考えさせられます。
あたたかい気持ちになれる絵本です。

文章の作者の佐々木たづさんは、高校在学中に両目を失明されています。生徒さんの希望で「おわりに」も読みました。両目が見えない状態で、このような作品を生み出していることに、生徒さんも驚きを隠せない様子でした。
「音もなく降る雪の、その音が聞こえるような静けさ」
このような言葉を生み出せる感性は、目が見えないからこそなのかもしれません。
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"How to Write a Family Tree"(小6に読んだ本)

2022年04月01日 | 英語の本
3月第2週の小学生英検4級クラスで、2冊目に読んだ本はこちらです。

"How to Write a Family Tree"(Info Trail)
written by Ken Adey  illustrated by Beccy Blake
(Amazonには高価な中古品しかなかったので、リンクは貼っていません)

この本では、家系図の書き方が説明されています。
そして、grandfather(祖父), grandmother(祖母), parents(両親)など、家族を表す単語がたくさん登場します。これにならって、自分の家族についても英語で家系図を書いてみると面白いかもしれませんね!

生徒さんたちも、楽しそうに聞いてくれました。
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