みなさん、こんにちは。
今回は内服と飲酒についてです。
学生A: 追加の病歴は下記です。
内服歴:アムロジピン10mg1日1錠(1週間前より終了)、発熱時にアセトアミノフェン400mg頓用
併存症:高血圧症
社会歴:喫煙なし・機会飲酒・薬物なし・家族歴に特記すべきことなし
外傷・手術歴なし
アレルギー歴なし
徳田:原因不明の発熱では薬剤熱の可能性も考えないといけません。
このケースでは、アムロジピンを飲んでいましたが、終了後も発熱が持続していますので、薬剤熱の可能性は低いですね。
薬剤熱では通常、原因薬剤中止48時間以内に解熱します。
ただし、これは半減期の長い薬剤にはあてはまりません。
フェノバルビタールなどの半減期が数日間の薬剤では、解熱までやはり数日はかかりますね。
ところで、機会飲酒というときは、その「機会」での飲酒量に注意するとよいでしょう。
毎日は飲酒しないけれども、飲むときは焼酎一升瓶やワインボトル1本飲む、というひともいます。
学生A: この患者さんは1週間に1度飲んでいましたが、ビール1本程度とのことです。
続きは来週に。
写真 グレードが高いほどSASの可能性高い。口の中をみる。
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