Abstract
ケースレポートのAbstractは通常、1パラグラフです。
ケースレポートの全体には、それぞれintroduction、case description、discussionがありますね。
これらのそれぞれのパートを要約して書けばよいのです。
以下は追加の助言です
①よい英語は不可欠ですが、文学的表現は不要です。
それほど難しい英語は要りません。
最近はたいてい周辺にnative speakerがいますので、nativeを仲間に入れるのもよいでしょう。
②Teaching pointを明確にすることが重要です。
③専門用語は必要ですが、あまりにもテクニカルなことばや基礎医学的な用語や最先端の難解用語は避けましょう。
一般医師読書向けの妥当な用語を使いましょう。
④診断に関しては確診ケースが望まれます。
診断確定していないケースは報告困難です。
⑤投稿する前に仲間、特に共著者とメールで回してディスカッションするとよいでしょう。
原稿を見る眼は多い方が良いのです。
⑥症例のタイプ;教育的ケースはOKです。
まれな疾患のレア症状の場合、learning pointを診断以外の点に移すとよいでしょう。
例えば、画像を強調してイメージケースなどにするとよいこともあります。
新・総合診療医学―病院総合診療医学編 第2版 | |
徳田安春 | |
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