燃えるフィジカルアセスメント

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ケースレポートにおける Discussion の書き方のポイント

2017-01-09 | 勉強会

Discussionで重要な事柄をまとめました。

 

①過去の文献、これまでのcase reportを正しく調べて、今回のcase reportがこれらと比べてどのように異なるのかを述べます。


臨床研究論文と同じです。


「今回われわれが出した結果は今までの研究結果とどう違うのか」を記述しなければなりません。


そのためには過去の論文を詳細にレビューして適切に引用しなければなりません。

 


②なぜこのcase reportの情報をシェアすべきなのか。


何が通常のcaseと異なるのかを説明しなければなりません。

 


③自分たちの仮説が本当に正しいのか。


ある治療を行ったら患者はよくなった。


この治療はこの疾患には有効である。


因果関係をcase reportだけで述べるのは困難ですので、いろいろな可能性についても述べる。


ある薬剤で奏功しても、実はnatural courseでよくなったのかもしれません。


あるいは併用した薬剤が効いたのかもしれません。

 


④このcase reportの読者に学習のポイント、一つか二つのtake home messageがほしいところです。


最近のケースレポートの中にはBoxの中にlearning pointを書かせるジャーナルもあります。


Abstractとlearning pointだけを読む読者もいます。

 


⑤最後に、この疾患や症状に対するアプローチに将来必要になる点を加筆するとよいでしょう。

 

 

 

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