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膠原病を疑うとき

2018-09-06 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。
 
 
今回は膠原病を疑うときの問診についてみてみましょう。



まず、発症状況を聞くことが大切です。


全身性エリテマトーデスでは薬剤や妊娠、分娩、日光曝露などを契機に発症することがあります。
 


症状の部位や性質、程度や経過なども重要です。


関節痛は単発性か多発性か、対称性かどうか、移動性か持続性かなどでかなり診断がしぼられます。



また、症状がある部位は、関節か、筋肉か、腱や滑膜かを特定しましょう。


リウマチ性多発筋痛症は滑膜の炎症がメインですので、肩関節の外転などで痛みが誘発されます。
 


第1足趾は痛風の好発部位です。




単関節炎では原則的に感染性関節炎を鑑別しなければなりません。



関節リウマチでは、多発性、あるいは対称性の関節炎を示し、寛解増悪を繰り返します。


“やけるような”痛みとか“チクチクするような”痛みは末梢神経炎などでみられます。




朝のこわばりは炎症性関節炎の特徴で、関節リウマチのみならず、膠原病を疑う際には必ず確認しましょう。


非炎症性の関節痛では通常、朝のこわばりはみられません。




写真 水戸駅の夜

 

 

 

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