東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

タウンウォッチング 六本木情報⑥ミッドタウン リステア

2007-04-06 22:36:38 | 赤坂・六本木・麻布
 六本木ミッドタウン は、とんがった富裕層が対象か! と言いましたが、(とんがった)という点での筆頭は、スーパーブランドのセレクトショップ「リステア」だろう。神戸発のブティックというイメージだが、ミッドタウンでは徹底した(ラグジュアリーなもてなし)を追求したという。
 一見、入口と見まがう金庫の扉が有り(画像)、「CLUB2.55」とあるのは、ディスコのクラブをイメージした一種の(だまし絵)的な遊び心である。
 別のホントの入口を入ると、暗~い店内には、コンシエルジュ的カウンターがあり、BGMはディスコミュージックそのもの。入口付近には、特別展示のシャネル・オーデコロンのディスプレイがあるが、ハイプライスの方で5万円、すそ値は3万円。
 更に進むと、オープンに合わせたシャネルのスペシャルバージョンのバッグが回転ディスプレイされている。プライスは、パーティに持つようなセカンドバッグで、40万から70万位とのこと、ヴィトンよりハイプライスの感じ。
 メゾネットで2階へ上る壁面には、シャネルの主任デザイナー、ラガーフェルドの等身大立体像が浮き上がっているという凝りよう。2階が商品のメインフロアで、スーパーブランドのセレクトショップ(単一ではなく、いろんなブランドを選び揃えた、品揃え型ブティック)。ここでは、20万、30万という金額はお小遣いみたいな錯覚に陥りそう。
 可笑しかったのは、とても場違いのように見えた(失礼)おばさん2人組が、熱心に品定めしていたこと。いや、たくましき日本の中年女性パワーを見せつけられたか。こういう女性がパッパッと買い物しているのかも知れない。富裕層は、底知れない感じもした。
 とんがったと言えば、フードコートも変わっている。定番の麺類は一切無さそうだし、店内は暗く、聞こえるBGMも明らかにディスコミュージックだ。つまみも400円、500円のプライスでちと高い。ちょいとビール一杯と飯の積もりが3.000円そこそこ掛かった。しかし、混んでいた。
 この日は、秘密めいたシュウウエムラ・サンクチュアリとリッツ・カールトンにも行ってみた。ウエムラのメンズエステは一度入ってみたい聖域(サンクチュアリ)であった。リーズナブルコースで90分27.000円。
 ホスピタリティが前評判の高いリッツ・カールトンのロビーで飲むコーヒーが1.600円……!! さすが、五つ星ホテルのプライスだ。やっぱり富裕層でなくては、味わえないサービスだろう。「ミッドタウン」のコンセプトは、(上質な日常)とのことだが、万事プライスはワンランク上を実感させられる。
 それにしても、リッツ・カールトンのスタッフや店内のアテンダント(案内係)の親切なこと。いかがわしくも、しつこいおじさんににこやかに、しかもユーモアで応対するところはさすがと言うべきだろう。

コメント
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