藪をつついて蛇を出す

政府・自民党で、検察庁法改悪案の今国会成立見送り案が浮上している旨の報道が流れておりますよ。
おバカゲスぞうは、ゲスぞうの意向を先読みした誰かの入れ知恵で、突破口を黒川何たらの定年延長に引っかけた作戦に安易に飛び乗ってしもうたが、どうも下策やったかもしれんと頭を抱えておるでありましょう。
小賢しいことを繰り返すヤツは、そういう下愚を招くのでござります。
最終的にどうするか知らんが、強行採決に進んでも、引くにしても、もはやゲスぞう政権は末期症状であることが露わになってしまいましたなぁ。　

９月入学問題、
報道によると、９月入学を来秋から実施した場合、学校教育や保育などに歪みを生むことが分かったそうな（苅谷剛彦・英オックスフォード大教授の研究チームの推計）。
… 新１年生を４月生まれから翌年９月生まれまでの１７カ月に再編し、特に施策を取らなければ、初年度は、教員が約２万８千人不足し、保育所の待機児童も２６万人超に上り、地方財政で３千億円近くの支出増が見込まれると試算。

はぁ？
そんなことは試算するまでもなく、最初から分かっておったことやないの。
それを前提に、推進・賛成論者は９月入学の旗を振っておるんやろし、当然に、前記を何倍も上回るメリットがあると考えておるのでありましょう。
ワタシなんぞ、是非それを聞きたいと思うておりまする。

一方、現実問題として、武漢ウイルスで世が混乱している中、おバカ文科省の実行力を加味したら、本件はどないなると思いますかな？
メチャクチャな世の中になること必定でありましょう。
日本社会の基盤が大きく揺れ、教育格差が更に拡大することだけでは済みませぬよ。
国際標準にあわせるなどと、少しばかりのメリットに目を奪われた結果、「藪をつついて蛇を出す」ことになるのでござります。