龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

ビルドアップ走、失敗

2017-03-23 23:34:24 | jogging
先日読んだ「非常識マラソンメソッド」に限らず、関連本にはたいてい走力向上にビルドアップ走が有効である旨書いてある。

「ビルドアップ走」という単語は、既に何冊か読んだ本により知っていたが、具体的に走力を高めようなんてあまり考えてこなかったので(効率よく走りたいとは考えてきたが)、徐々に走るペースを上げていく練習法だと、今回はっきりと単語の意味まで認識することとなった(もちろんイメージとして把握していたにせよ)。

惰性で普通に走っていると、徐々に疲れてきて歩幅も小さくなり当然ペースも遅くなってくる。まあ「Runkeeper」のグラフを見れば一目瞭然なのだが、そのダラっと数字が悪化していくグラフはあまり見ていて美しくない。そういう視覚的なネガティブさを感じることによって、このままではいけない!という気分を高めようと思ったりもした。せっかくだから。

そういうわけで、前半後半5キロずつの合計10キロだと、これまでのジョギングと大きく変わることもないので、気分一新のためには15キロだ。3日前にそうやって1度走ってみて今日は2度目のビルドアップ走15キロとなる。

最初の5キロを28分5秒でゆっくりめに走って、次の5キロは少し早めるつもりで走っていると、前方を走っていたおっさん(妙に飛んだり跳ねたり、変わったフォームで走っていた。アレも何かの目的意識があってのことなのだろう)を抜くことになった。すぐ脇を抜くのは趣味じゃないので、コースのいちばん外側を通ったのだが、抜いてしばらくするとそのおっさん、併せ馬のようにペースを上げて迫ってきてインを抜こうとしてくる。

あーっ?、なんやて?という塩梅で、ハッキリ言って不愉快である。それまではるか後方からチェックしていて、そのおっさんはゆっくり走っているし、すぐ横を通るのは相手にも悪いから離れて通過したというのに(刺激するのも悪いしね)、こちらの配慮をなんだと思っているのかね?

ひとの配慮を感じ取るデリカシーさのない人種。全くもってくだらん奴と言える。

別にこちらは全力で走っているわけもなく、ぶっちぎってやることも余裕で可能だが、こういう奴と並走するのも不快。下らない奴にペースを乱されることがそもそも不愉快このうえない。次の5キロとの差をこしらえるためには、ここで余分にペースアップしたくなかったし。

奴はカーブの最内を走っていて、自分が前に出て抜く感覚を楽しんでいるようにもうかがえた。心底ムカっと来るので、背後から脳内のビームライフルで頭、コックピット・・・じゃなかった心臓、腰、両脚を吹っ飛ばしてやりつつ、実際の動きとしては少しペースを落として先に行かせ、さらに別の迂回路をチョイス。奴を視界から消去した。

そういう事をしたために、次の5キロは28分25秒。遅くなってしまい(27分半くらいで行くつもりだったのに)ビルドアップ走がおじゃんである。最後の5キロを26分で走っても台無し。

本編15.84km+クールダウンスロージョグ0.6km。本日合計16.44km。3月合計136.37km。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「小説・吉野秀雄先生」

2017-03-23 12:22:16 | book
「小説・吉野秀雄先生」(山口瞳著)を読了(平成29年15冊目)。

先日読んだ岩川隆さん同様、競馬関連の著書のある作家さんの本(たしか1冊持っている)。表題作の吉野秀雄さんには関心がないが、この文庫本に収録されている川端康成さんに関する「エッセイ」を興味深く読んだ。

川端さんと数年間ご近所付き合いのあったという著者ならではの記述を読むと、再び背表紙が濃い青の新潮文庫(川端さんの場合)を読み返してもいい頃かな?・・・という気分に。気に入った小説の一つだった「山の音」に登場する家のモデルが山口家だったそうな。

いずれ読み返すこともあるだろうと、上記「山の音」を含む川端康成の文庫本は処分していないので。

そうして本棚を確認すると、すぐに取り出せるのが「眠れる美女」と「みずうみ」と他数冊しかない。あれ?・・・もしや。実家に置いたままにしてあって、捨てられていたりするかも・・・。

かくなる上は、活字も読みやすくなっている近刊の文庫を買い直すのもオツか? 最近、本屋さんに入っても、買いたい本と遭遇できずにそのまま出てくることが多くて困るから。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする