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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (8月13日現在)

2021-08-14 22:00:07 | COVID-19 国内状況

   
都道府県別の新規感染者数を比較しても、実際の被害状況はわかりません。この一覧表では、各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率など、被害の深刻度を示す数値を示しています。さらに 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しているので、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。

 

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『 沖縄県 と 京都府 が深刻です 』


先ず、「人口あたりの新規感染者数」を示す【 感染密度 】を見れば、東京都と神奈川県の深刻さが分かりますが、それ以上に日本で最も深刻な状況に陥っているのが 沖縄県という事を【 感染密度 】が示しています。この 3万人 を大きく超えて 4万人(1億人当たり・日)という数値は、他国であれば ロックダウンを実施している程で、東京から大きく離れているためか、メディアも政府もこの状況をはっきりと認識していない様子が懸念されます。
    
それと同様に、「人口あたり増加した重症者割合」を見れば、つまり重症者が増えている割合は、沖縄県が群を抜いて大きく、それに次いで深刻なのが 京都府だと判ります。一方、東京都や神奈川県、大阪府のそれを見れば、一番深刻な状況ではない事を示しています。
仮に、医療体制や病床数はその都道府県の人口に比例して整っているとすれば、沖縄県や京都府では、 “重症者” 用の病床や医療機関を他府県以上に速いペースで使用が進んでいる事であり、東京都で報じられる “重症者” 用病床の状況よりも遥かに深刻である可能性が高いでしょう。

 

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『 全国へ緊急事態宣言発令は必須です 』

【 感染密度 】で 各都道府県別の状況を確認すれば、多くの都道府県が黄色で塗られ、先週以上に日本全国への “飛び火” 感染が広がり、その地で 感染者が増え続けている事がわかります。

そして、【 感染密度 】が高い地区には二つの傾向がある事も分かります。一つは、人口密度が高くて人々の距離感が狭く接する機会が多い大都市圏で、もう一つは “ 観光地 ” です。先に挙げた 沖縄県 と 京都府 は、他府県からの人々が多く訪れる “観光地” であり、感染度が高い地域からの人々の流入が大きな原因になっていると推察できます。
国・行政は、「 県を超えた移動はしないように 」と先日頃から呼び掛け始めましたが、夏休みや夏季休暇はそれ以前から決まっており、海外旅行が制限されている状況下では国内旅行は多くが予定済みだったでしょう。まして、緊急事態宣言が出された都道府県に住む人々にとっては、息苦しい日常から飛び出す大きなチャンスと考えて実行するのは当然です。

そんな人々の移動を強制的に制限できないのなら、全国を一律に緊急事態宣言を発出して、人々に日本は緊急事態だと認識を深め、同時に「 全国、どこも危険な状態なのか 」と人々に移動をためらわせる政策が必要な段階です。



出典 : 厚生労働省

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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (8月13日現在)

2021-08-14 21:25:34 | COVID-19 国内状況


『 過去の 3倍規模の “感染爆発” 、心配は自宅療養者 』


9週間前から始まっている “第5波” は、下記のグラフの青色線が示す通り、年末から1月にかけての “第3波” よりも、4月~5月の “ 第4波 ” とは全く異なり、現状で過去の 3倍規模の “ 感染爆発 ” を起こしており、この勢いを見れば 8月末に向けて 過去の 4倍以上の被害をもたらすと容易に予測できます。
そして、現状の『 緊急事態宣言 』レベルの政策を遅れて出している状況では、その規模の 感染規模に医療現場が麻痺するなどして、多くの被害者が生まれる可能性がかなり高いと言えます。

 

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そして、心配をすべきは 治療中の人の人数の動向を示す 赤色線 です。新規感染の人が急激に増えているので、当然、病院などで直接医療を受けている人も増える筈ですが、前週と較べて、急に増加人数が減っている事が懸念すべき事です。
この赤色線の変化から、前週までは、治療が必要な人は医療機関で治療を受けられていたが、直近の一週間は「自宅療養者」となる人が増えて、医療機関が治療が必要な人全員を充分に把握できなくなっていると推察されます。
     
同様な現象は、大阪府や兵庫県で4月~5月の期間に、感染患者が病院で直接治療を受けられず、施設や自宅で多くの方々が亡くなった時を想起させ、実際にその時期の赤色線も一度現象する様な動きを見せています。今回の 青色線と赤色線の動きは 4月~5月期とは較べようがない程に大きく、それは特定の地域で起きている現象ではなく、全国的な規模で自宅療養者が増えている事を示していると思います。メディアは 東京都などの感染被害が一番深刻である様に報道しますが、全国の医療体制や人材が不足している地域で深刻な事態に陥っていると捉えるべきでしょう。


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出典 : 厚生労働省

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