今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

干支供養の日

2006-02-11 | 記念日
今日(2月11日)は「干支供養の日」
干支置物等を製作している陶磁器メーカー・中外陶園が制定。立春の直後で、十と一を組み合わせると「土」になることから。一年間大切に飾られ厄を払ってくれた干支置物に感謝し、元の土に還す日として制定。
干支の飾り物は、よく正月などの飾り物用に売られているが、昔は、よく銀行などで、プラスチックのえとの貯金箱くれたものだ。私も、銀行ものの貯金箱をコレクションしておりその中にえとのものが結構ある。今年の干支(えと)は「犬 狗 戌(いぬ)」。イヌは日本でも猟犬・番犬・愛玩用、さらに食用として古くから飼われており、イヌを型どった埴輪も出土している。また8世紀にはすでに中国や朝鮮から外来種が入っていたようだ。日本語で訓読みではイヌであるが、イヌの語原については、日めくりカレンダー「今日の雑学」によると、寝てばかりいる「ねこ(猫)」(寝子)に対して、「寝ない動物」ということから「寝ぬ(いぬ)」と呼ぶようになったとか、イヌは飼い主になついて離れず、そこにずっと居ることから、居るがイヌになったというものもある。あるいはイヌは漢字で「狗」とも書き、それに接頭語の「イ」がついてイクとなり、イヌと変化したなどの説もあるが、いずれも決定打とはいえず、判然としないようだ。
古代中国に起源を持つ干支(えと)は、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせたもので、この二つを組み合わせて作られる暦法である。
十干は幹・肝を、支は枝・肢を同源とする。十干はもともと、甲、乙、丙、丁…と、日を順に10日のまとまりで数えるための呼び名(符号)で、10日ごとに、「一旬(いちじゅん)」と呼び、3つの旬(上旬、中旬、下旬)で一ヶ月になるため、広く使われていた。古代中国では、万物はすべて「陰」と「陽」の2つの要素に分けられるとする「陰陽説(いんようせつ)」と、すべて「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つの要素からなるとする「五行説(ごぎょうせつ)」という思想があった。これらを組み合わせて「陰陽五行説」と言い、やがて陰陽五行説を「十干」に当てはめるようになった。また、日本では、この「陰」と「陽」を「兄(え)」と「弟(と)」に見たて、「兄弟(えと)」と呼ぶようになったそうだ。尚、(特に「えと」と言う場合は)一般に十二支と同義とされるが、厳密には誤り。十二支は、もともと12ヶ月の順を表わす呼び名で、十二支を表す漢字は「子(シ)、丑(チュウ)、寅(イン)、卯(ボウ)、辰(シン)、巳(シ)、午(ゴ)、未(ビ)、申(シン)、酉(ユウ)、戌(ジュツ)、亥(ガイ)」であるが、作者(中国の王充=おういつ?)が、民衆に十二支を浸透させるべく、抽象的な数詞を覚えやすく馴染み易い12種の動物「鼠(ね)、牛(うし)、虎(とら)・・・」を当てはめるようになったそうだ。
この干支の12の動物の、神様が動物たちに「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来い。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう」と触れを出し、1番から順に付いたものが、1位鼠(ね)、以下12位猪(い)となっているのだが、猫は神様のところに行く日を忘れ、ねずみに訊くと、一日遅れの日を教えられ、これを真に受け、間に合わなかったので、干支にはいらなかったという話がある。十二支があるのは日本だけではないが、ちょっと調べてみると、チベット、タイ、ベトナム、ベラルーシなどのは、日本の干支の兎(う)の変わりに猫がいるのは面白いね~。以下、参考の「干支情報サイト」には、先の十二支の話の他にも、干支の由来・縁起やどきっとするような干支の料理の話など、簡単だけど分りやすく書いてあるよ。
又、ここでは干支の名前を持った花がご紹介されている。 → 干支の名前を持った花さすが、今年の犬・戌(いぬ)は人間との付き合いが長いだけに数が多いな~。
干支でみる今日のあなたの運勢は? ここではあなたの運勢が占えるよ。 → 「干支でみる今日の運勢 - goo 占い」
(画像は、マイコレクションより、旧三和銀行貯金箱。スヌーピーが自分の家?(犬小屋)の上でお昼寝している有名なシーン。)
参考:
国立国会図書館 「日本の暦」―暦の中のことば 干支
http://www.ndl.go.jp/koyomi/kotoba/02_eto01.html
干支 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B2%E6%94%AF
干支情報サイト
http://www.eto12.com/
干支(えと )・・・干支の名前を持った花がご紹介されている。
http://www.hana300.com/aaeto.html#01
漢字家族
http://ww81.tiki.ne.jp/~nothing/kanji/index.html