山本洋三「輝き」より
窓をみがけ
青空にのびてゆく指の
すきとおるまで
35×35cm
●
元の詩は次の通りです。
輝き
窓をみがけ
青空にのびてゆく指の
すきとおるまで
爪をみがけ
うすい肉色が
冬の梢のように光るまで
虚偽の乱反射の中で
すべての慎み深い輝きは
灰色の砂に覆われている
ああ窓をみがけ爪をみがけ
狂気の輝きの中に
静謐の鏡あらわれるまで
山本洋三「輝き」より
窓をみがけ
青空にのびてゆく指の
すきとおるまで
35×35cm
●
元の詩は次の通りです。
輝き
窓をみがけ
青空にのびてゆく指の
すきとおるまで
爪をみがけ
うすい肉色が
冬の梢のように光るまで
虚偽の乱反射の中で
すべての慎み深い輝きは
灰色の砂に覆われている
ああ窓をみがけ爪をみがけ
狂気の輝きの中に
静謐の鏡あらわれるまで