きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「手のひらのダイヤモンド」江古田 Marquee

2005年02月06日 | 小山卓治
伊丹哲也さんとのジョイントでした。

 オープニングアクトは高田孝一さん。Marqueeのオーディション合格者だそうですが。歌がどうこう以前より、「人前で歌うこと(それを職業にすること)」について、もう少し考えてみる方が良いかと。聞き手の殆どが自分より一回り以上高い年齢というシチュエーションは初めてだったとしてもね。

 伊丹哲也さんについては・・・。コード進行や歌詞など、卓治と被るところがある。歌唱力(発声、歌詞の明瞭さ、声量)や、演奏など、技術面は伊丹さんの方が上。ビジュアルだって悪くない。なのに、伊丹さんはダメで、卓治がイイ、という、この差はどこから来るのか、すごく不思議。終演後友人と語り合って、ある程度はわかったのですが、それにしても、歌が自分の中で「響く」っていうのは理屈じゃないんだなあ、なんてことを考えながら聞いていました。

 その後に卓治。最近は空気のような存在で、好きも嫌いも、という境地に入りかけていましたが、こうして比較対象があると断然イイ。ってか、好きだな、やっぱりと思ったり。初っ端に「夢の島」が来たし、他にも好きな曲が多くて嬉しかった。今日、一番胸に刺さったのは
  どん底っていう場所は
  ここよりずっと下さ
  夢の数だけチャンスはある
  信じる力さえあれば
「どん底」を知っている人が歌うと説得力倍増。私も「信じる力」を失っちゃいけないな、と、まだまだ走り続けなければいけないな、と、思いました。昨年の蔵前でも思ったのですが、私は「戦い」の「場」から降りすぎている。もう少し戦わなければいけないと、卓治から勇気を貰ったような気がしました。

 MCも良かったです。特に札幌のラジオ公開録音の話。白いワンピースを着たデビューしたての大沢逸美から挨拶されたり、青春について一句詠めと言われたので「青春の 花開く 夜のすすき野」だっけ?そんなことを言ったら「昼の放送ですから」と注意されたとか。

 今日は声の調子も良かったです。黒い革の上着、紫のシャツ、黒のパンツというシックな衣装。んんんん~、やっぱり「当たり」を引くためには、まず籤をたくさん買う必要がある、と再認識した次第です。3月4月も頑張って行きます。
コメント
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