きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ラ・シルフィード」東京バレエ団(斎藤友佳理&ガニオ)

2005年02月13日 | バレエ・ダンス
 やはり友佳里さんのシルフィードは好きだなあ。好き、というより、私にとって友佳里さんが原点なんだよな。この無邪気さが好き。で、そんな妖精さんなんで、人間とは倫理観が違って当たり前。婚約者がいる男性に「好き」って言うのは、人間同士ではマズイかもしれないけれど、妖精だから素直に言っちゃうのよね。俺にはエフィーが居るし・・・って言われて泣くところが、本当に可愛くて。これならジェームズもついて行っちゃうよねえ。仕方がないよねえ。たぶん技術的には昨日の美佳さんのほうが上だと思うけど、私は友佳里さんが好きなのだ。好きなものは好きなのだ。
 マチュー君は昨日より、さらに良くなっていました。一日づつ進歩するんだね。若いって素晴らしい。その若さも、昨日はちょっと・・・、ってカンジだったんですが、今日は友佳里さんのシルフビジョンなので、全然気にならず。追いかけてくれるのが嬉しいくらい。技術も、文句ないなあ。リフトとかサポートがかなり良くなったよね。床に落ちるべきシルフの羽が腕に残っちゃったのも自然な動作で切り抜けていたね。このまま伸びてくださいね。
 エフィーの井脇さんは、これまた可愛くてさ。でもさ、ちょっと外に出ただけなんだから、ジェームズが戻るのを待ってやれよ~、とも思っちゃうよね。相手は人間じゃないんだしさ。とシルフィードの肩を持つワタシ。森田さんのガーンがさ、舞台の端の方で掌を見ながら、「エフィーが好きだ」「でも友人の婚約者を奪うわけには・・・」とグラグラしていて。その姿が楽しかったです。パ・ド・ドゥは長谷川さんと大嶋さん。長谷川さんは手足が長いのね。華やかさが増したと思います。群舞は昨日より良かったです。友佳里さんの日だと気合いが違うのよねえ。
 そして木村さんのマッジです。なんか、すごく楽しんで演じていたようでした。飯田さんの後継者が見つかるまでの暫定なのかわかりませんが、このまま王子系と平行して踊ってくれると嬉しいです。でも「ジジイ」なんだよね。飯田さんはなぜ「ババア」になるのか?不思議だわ。
 で、舞台と関係ないんですが。客席にはルグリの他、飯田さん、高岸さん、吉岡さん、上野さん、などがいらっしゃいまして。サインに応えるのはファンに対するサービスだとは思うのですが、カーテンコール中に客席でそれをするのは、舞台にいるダンサーに対して失礼じゃないでしょうか、上野さん。
コメント
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