きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「第20回記念 三浦久年末ライブ in 東京」

2013年12月14日 | 小山卓治


2部構成で第1部は三浦さんコーナー。
小山さんは挨拶のみ。

第2部がゲストコーナーで小山さん、清水さん、
ラストは全員という流れ。

セトリ。
ソロ:こわれた自転車、ひまわり、Gallery([with 中井いち朗] )、Passing Bell、ILLUSION 。
セッション:赤とんぼの歌([with 清水国明, 野間義男] )、

E1.種の歌  [with 三浦久, 清水国明, 野間義男, 中井いち朗, 田中誠一]
E2.祈りの歌  [with 三浦久, 清水国明, 野間義男, 中井いち朗, 田中誠一]
E3.We Shall Overcome  [with 三浦久, 清水国明, 野間義男, 中井いち朗, 田中誠一]
E4.パーティーは終わったよ  [with 三浦久, 清水国明, 野間義男, 中井いち朗, 田中誠一]


ブランク無しで30年歌い続けている小山さんにはプロの鋭さがあった。
ぶっちゃけて言っちゃうけど、格好良かった。

「ILLUSION」で弦を切った。

「種の歌」、舞台の上の人が歌い終わったら
「客席だけで一番(を歌って)!」と、三浦さんの無茶ぶりあり。

「赤とんぼの歌」を初めてフルコーラスで聞いた。
40年近くたってオチを知ることになろうとは。
(今までは 赤とんぼ→アブラムシ→柿の種→アブラムシ→赤とんぼ の永久循環だった)

アウェイのところで歌を伝えようとする小山さんの姿に感動。

三浦さんを中心に、いろんな縁があって
それが今日の輪になっているんだな。
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「ザ・カブキ(由良之助:柄本弾」/東京バレエ団

2013年12月14日 | バレエ・ダンス

ハリウッド版忠臣蔵に続いて
バレエ版忠臣蔵。
12月14日ですから。

ハリウッド映画版を見た後だと、
やっぱりベジャールの方がツボを押さえているのが
よくわかります。
という私も歌舞伎は見たことないんですが。

2011年に見たときから
キャストもだいぶ変わったけど、みんな合っていた。

弾くんは真ん中オーラがあり、
一幕ラストのソロも納得。
ラストの討ち入りも盛り上がった求心力がある。
カリスマ性もあるよね。
高岸さんにあって木村さんになかったものを持っている。
現代の若者らしさもあり、
それがだんだん大石になっていくのが良い。

奈良さんの顔世が、ちょっと勝ち気かな。
最初から怒りモードが入っているかんじ。
木村さんは人妻に言い寄るところが
ねちっこくてエロいのに、踊りのラインがとても美しい。

梅澤くんの塩冶判官はとてもピュアなかんじ。
切腹場面も清冽。
2幕のバリーションはキレキレ。
すごく充実した踊り。

おかるは両方とも良かった!
現代の三雲さんの踊りはとても軽やかで良かった。
沖さんはすごく存在感があり、Wヒロイン格だった。
表現している役自体は「時代劇の(中の)女性」だけど
自然と目が吸い寄せられる、強いインパクトがあった。

1幕より2幕は短いけど、好き好き~。
昼行灯のエロい由良之助もイイワとニマニマし、
赤フン隊に目が飛び出て、
顔世の「はよ、やらんかーい!」の迫力にビビり、
怒涛の討ち入り。
師直はアルバイトしてなかったっけ?と悩むうちに切腹。
実にスピーディー。

三角形のフォーメーションになってからは燃えるよね!


冒頭の画像が一部変わっていた?
スマホだかの画面を指で流す画像があった。
小さん師匠はいなくなったかな?



【主な配役】

由良之助:柄本弾
直義:森川茉央
塩冶判官:梅澤紘貴
顔世御前:奈良春夏
力弥:吉田蓮
高師直:木村和夫
伴内:氷室友
勘平:入戸野伊織
おかる:沖香菜子
現代の勘平:松野乃知
現代のおかる:三雲友里加
石堂:杉山優一
薬師寺:永田雄大
定九郎:岡崎隼也
遊女:吉川留衣
与市兵衛:山田眞央
おかや:伝田陽美
お才:高木綾
ヴァリエーション1:岡崎隼也
ヴァリエーション2:梅澤紘貴

◆上演時間◆
第1幕 15:00 - 16:15
休憩  20分
第2幕 16:35 - 17:20
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「47RONIN」

2013年12月14日 | 映画
見る前は「ハリウッドで忠臣蔵??」と不審半分で、
公開後の評判としては「それなりにヒロイックファンタジー」
と聞いていたので、
さあ、どんなもんかと討ち入りの日に見に行きましたが、
衣装と一部のセットに
金がかかっている
角川映画だった

私、知ってるよ、このノリ!
と、途中から懐かしさ一杯で見てました。
怪獣系もリアルなCGなつもりなんだろうけど
特撮みたいなビジュアルだ。
そのチープさも含め、
「悪人に捕らわれた姫救出物語」だった。

たぶん80年代に角川が作っても
これぐらいの改変はあったと思うので、
「日本人としてはっ!」って気持ちはありません。
ただ、「おのおのがた、討ち入りでござる」は
もっとたっぷり作って欲しかったかな。
「耐えて耐えて、大最後に爆発」が醍醐味なのに
爆発が小出しだったかんじで
爽快感にやや欠けたかな。
あとは、まあ、敵討ちのタイミングとか、
ツッコミポイントはあるにはあるけど、(たくさんあるけど)
やり過ごせる範囲。

英語ができる人は長めの文章の台詞で、
そうでない人は単語を合わせた短い台詞と、
日本人キャストを気遣った脚本だけど、
英語圏の人はこの発音の単語集で納得なのかな。話はわかるのかな。
日本語台詞で作って、
英語圏では吹替を公開、でもいいんじゃない?
しかし「発音がいいとは言い難い英語台詞」は
映画のトンデモ感倍増で、
それはそれで味わいがあるかも。

作り手個人が感嘆した武士道の解釈は
たぶんそれなりに正しいんだと思う。
忠臣蔵は日本人でなくても心を動かせるんだと思う。
「この辺を描きたかった」的な、
ツボのようなものは感じた。

ただ、それが、
 ・(いちおう)ワールドワイドに公開
と、
 ・日本人にも配慮して、
と考えてたら、
迷走しちゃったのかな、と少々思いました。

真田さんがあと20cm背が高かったらなあ・・・。
でも日本刀アクションと馬上アクションが見られたから大満足!
浅野さんは英語台詞だといいんだよなあ。
凛子ちゃん文章台詞お疲れ様ありがとう。
柴崎コウは表情がいいね。
田中泯の存在感もいい。
赤西くんは無理やり押し込んだ感。
(本人がどうこうより、その外枠の事情ありあり感)
キアヌは仕事を選べ。
(と友人に言ったら、キアヌは仕事は選んでないんじゃ?と返された)

角川映画みたいと書いたけど、
そのちょい前の東映の雰囲気もあるかも。
「宇宙からのメッセージ」とか、
あの頃の間違ったSF・ファンタジー系のアレ。

角川っぽいと思ったのは真田さんがいたからかなー。
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