きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ザ・カブキ(由良之助:森川茉央)」/東京バレエ団

2013年12月15日 | バレエ・ダンス
やっぱり新公主演数回にバウ主演済みぐらいの弾くんと、
新公初主演の森川くんとはだいぶ違う。
5階席で見ると1幕ラストも由良之助ではなく、
森川くんが必死で踊っているようにしか見えない。
物語を作るのは難しいね。
2幕に入ってからも、役と素が混在していたけど
ラストはすごく迫力があり、役に入り込んでいた。
芝居部分よりも、回転の終わりとかが決めきれない
踊りの部分の詰めの甘さが気になったかな。
その辺も含め次回に期待。
とにかく新由良之助デビューはめでたい!!!

渡辺さんの顔世は控えめでたおやかで気品がある。
1幕で静かだから2幕の激しさが生きるんだよね。

吉川さんのおかるは存在感が薄いな。
塩治判官の松野くんは若いからこその激高ってかんじ。
そういうのもいいよね。

岡崎くんの伴内はシャープ過ぎて邪さが無く、
ちょっと忍者みたいだった。

原田くんの師直は木村さんが焼き付いているから・・・。
ごめん・・・。
それなり悪役ぽくはあったよ。


森川くんは由良之助より、案外王子の方が合いそうな気がする。
でもとりあえずロットバルトからだね。


2日続けて見ると、ベジャールの振付も素晴らしいんだけど、
黛さんの音楽の構成力に感服した。
忠臣蔵であり、音楽の中に物語があり、バレエ音楽でもある。
メロディーを作れる人はたくさんいるけど、
ここまでの楽曲を作れる人はもういないだろうなあ。

【主な配役】
由良之助:森川茉央
直義:永田雄大
塩冶判官:松野乃知
顔世御前:渡辺理恵
力弥:竹下虎志
高師直:原田祥博
伴内:岡崎隼也
勘平:梅澤紘貴
おかる:吉川留衣
現代の勘平:和田康佑
現代のおかる:河合眞里
堂:岸本秀雄
薬師寺:安田峻介
定九郎:野尻龍平
遊女:川島麻実子
与市兵衛:山田眞央
おかや:伝田陽美
お才:高木綾
ヴァリエーション1:野尻龍平
ヴァリエーション2:入戸野伊織

◆上演時間◆
第1幕 15:00 - 16:15
休憩  20分
第2幕 16:35 - 17:20
コメント
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