今日のキヨミチは今年見た中で一番大爆発だった。
大迫力のスーパースターだった。
今日この瞬間劇場にいて、この歌を聞けて見て、
すごく幸せだった!
幸せ過ぎて涙が出た。
生きてきて良かったよー!
今日は偶然・幸運に取れた前方下手席。
「最後の晩餐」の冒頭でユダがジーザスに手を伸ばすのがよく見えた。
ジーザスは彼からただ視線を逸らすのではなく、彼を拒否したんだな。
でも完全無視ではなく、ユダが視線を下ろしてから、
自分を見なくなった後に彼を見る。
すれ違う思いがツボ。
やなジーはユダに対して愛情100%、
金田ジーは「神の子イエスと(汚らわしい)裏切り者ユダ」が前提の役作り(後半は変わってきたけど)、
芝ジーは人間世界を超越済み、
と来て、
神永ジーは、ギリギリまで人間なかんじ。
裏切るユダに労り半分、憎しみ半分。
憎しみじゃなく、怒り、かな。
そういう感情は人間の部分での反応。
「ゲッセマネ」でも死への辛さが滲み出て、
その後もついユダに「見捨てるのか?」と問いかける。
彼は十字架にかけられる直前まで「ただの男」の部分が残っている。
私達と同じ「人間」が責め苦を負うからこそ、
私達も追体験ができるというの?
「最後の晩餐」でユダに対し「去れ」と言うジーザス。
彼のための行動し、彼に悪いと思っていたのに、
彼は知ってたうえに、止めも責めもしない。
あの時にユダは絶望して壊れたんだろうな。
「裏切り」のところは、明確に自分の意志で行動してたのに。
(今までは、フラフラと、いつの間にか、の部分もあったのに
今回は明らかに、わかって行動している)
自分が思っているほど、思うように、
相手から愛されていないと悟っちゃったんだな。
少なくとも、ユダはそう感じた。
真実は???
その答えは私はまだわからない。
今後変わるかもしれないし。
ユダが手をさしのべる前、思わず、ってかんじで
ジーザスが1~2歩前に出たよね。
ユダに吸い寄せられたように。
この辺の芝居は、まだまだ変化がありそう。
「スーパースター」で、ユダはまだ問いかけている。
まだ信じていない。彼が神の子だとは。
完全にすれ違ったまま地獄に堕ちるんだな。
どちらが上でも下でもなく、
対等な位置で戦いあって、
永遠にわかり合えない2人なんだね。
すれ違うけど、無関心ともまた違うんだな。
目の端に捉えあっているというのかな。
上手く表現できないや。
ラストはジーザス一人だった。
孤独のまま幕。
腹はあまり動かず、エラ呼吸のよう。
あくまでも個人的な印象ですが、
野村さんがいない方が皆さんのびのびと歌っているように思います。
千秋楽が近いので皆さん力の限り歌ってました。
キヨミチもゴンドラ内でたくさん動いてました!
シモーヌはさすがに太ったな。
佐久間シモンは白眼を剥いて歌ってた。その熱血が怖いぐらい。
高井さんは「金貨」と歌っているかのように聞こえる。
つい、風共のデザートを思い出してしまう。
高木マリアは可愛いなあ。
昔はジーザスを挟んでアガペーに見えて実はエロスなユダと、その逆のマリアだったけど、
今日は清らかな愛と泥まみれな愛ってかんじだな。
両方とも承知しつつも受け取らないジーザスだけど。
誰のものでもないジーザスなのだ。
今日はいろんな人がいろんなところで感情を爆発させていたJCSでした。
今宵安らかにのユダも語尾で感情が露出していた。
芝居冒頭は冷静に見えたのに。
むふむふ、ほんとに幸せだーっ!
ありがとうキヨミチ!
いやっほーぉっ!うはは!
あと一回行くぞー!