きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」(4週目)

2014年03月02日 | タイバニ

今週もコラムカードを2種ゲットしました。
同じ館で日にち違いだといいのかな。


スコットシステムとは結局なんじゃらほい。
Windowsみたいなものかしら。
スコット父の名前はアンソニーとかそんなかんじ?
「Anthony」みたいな字面だったように思う。
最初に見たときはあの時計が
「秘密兵器スコットシステム」かと思ったよ。
ただの時計だよね。形見の。

アンドリューが纏う機械はカニを模しているけど
シルエット的には女神の頭部ってことだよね。

エンディングロール、
8人は「ヒーロー名/個人名」なのに
ライアンちゃんだけ
「ライアン・ゴールドスミス/ゴールデンライアン」なのは、なぜに?
しかし捻りのないヒーロー名だな。
捻りのなさはシュナイダーのセンスの無さってことかな。

牛の右角折れ、
管理官の書類が燃えて消えたのは確認。
単純に考えると、初めて見た人が
うっかりOPで見落としても
管理官=ルナティックがわかる仕掛けだと思うけど
書類が消滅ってことは、遊佐さんがおっしゃったとおり
「監獄でタナトスの声を聞かせる」つもりなのかしらね。
それはとてもしっくりくるね。

ビギニングに出てきた親子と、
爺の攻撃で倒れている巻き込まれ少女は発見できず。
場面はわかっているのにな。
ロビンも出ているんだっけか?
そろそろネタバレを検索しようかな。

んで、女神様、
蟹はセレクトミスだよ。
記念日に蟹を食わせたい水産業者の陰謀かも。
伝説に則ればジャスティスディは
「蟹を食べない日」になりそうだけど、
あんだけ蟹画像が街に溢れてかえったら絶対食べたくなるよね!
で、いつしか蟹をおもいっきり食べる日になったと思うよ!!

安寿さんのトイレが長いのは女性だから分かるけど
村正さんまで長いのはなぜか。
大きいほうだったのか。
このタイミングって、大泉洋か。
楓ちゃんに言ってもらうために
大人二人がタイミングを計っていたのが正解なんだろうけど
子供にそんな役を押し付けるのもなんだな

その楓ちゃんの言葉に背中を押されて
「ヒーローとしてできること」の行動が
消火ってのは流れ的にどうなのか。
あんだけカッコつけてカリーナちゃんの補助ってのがどうもね。
あれならヒーローじゃない、「鏑木虎徹」個人としてでもできることじゃん?
というのを、今週になって思った。
つまり今までは、あの時の虎徹さんの格好良さに惑わされて
気がつかなかった、ということです。
ようやくちょっと冷静になれてきた。

ブルーローズファンの運転手って
エリザにも出てた野沢さんなのね。

ふと思ったんだけど。
虎徹さん、機械音痴じゃないですか。
携帯の画面の動物写真って元から入っているサンプル画像かもね。
設定の仕方がわからないとかさ。
楓ちゃんの分はお兄ちゃんに設定してもらったとかとか。


ライジングの週替わりに配布されるコラムカードは5週分。
ファンが5週見るのは既定ですよね。
6週め以降の仕掛けが怖い。
「ワイルドに吠えるぜナイト」はスルーできるし、
舞台挨拶は取れないだろうけど、
なんか、もっと、「行かざるをえないなにか」が来るのだろうか。
ドキドキするわー。
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「翼ある人びと―ブラームスとクララ・シューマン―」宝塚宙組

2014年03月02日 | 宝塚(宙組)
上田先生の2作目。(だよね)
前回の「月雲の皇子」はデビュー作らしく
いろいろとこだわりがあり、
やや話を広げすぎた?というところもあったけど
今回は繊細で瑞々しい人間関係を丁寧に描いていた。
新人作家なのにオタク臭が無いのが素晴らしい。
男女問わず最近の若手作家は
「こういうネタにこのキャラをあてはめたら」
というような二次創作臭がプンプンしている作品ばかり描くし
なによりも「自分の(個人的な)男役萌え」が前面に来て
(男役の萌えないのも座付き作家としてはまずいけどさ)
こちらのツボに入るか入らないかで
感動の度合いがまるで違う作品ばかり描くけど
上田先生は、少なくとも現在のところは、
「宝塚らしさ」をちゃんと保ちつつ、
オタク要素がない人でも話に入っていける作品を作っている。
こんな普通なことがこんなにありがたいとは!
良い意味で「20年前の作品」と言っても通用する。

人物の描き方も舞台美術も良い。
歌やダンスの入れ方も良いね。
(ダンスの振付は少々既視感だけど)
景子ちゃんからクドい絵空事台詞を抜いて、
クリエーターの苦しみを足し込んだかんじ。

そう、芸術家が主題だから、
芸術に携わる者の苦しみこそ描いて欲しいのよ。
景子ちゃんはそれをすっ飛ばして
「文字で読んだからロマンチック」な言葉で攻めてくるけど
(文字萌えなんだろうな)
上田先生はその辺を、「耳で聞いて違和感のない言葉」で描く。
そうなのよ、脚本を読んでいない初見の人が
話に入っていけるように芝居は作って欲しいんだよね!

もう少しドラマチックな部分があってもいいけど、
それでも破綻がないのは良いことだ。


庇護の翼の中の安息は、同時に束縛の鎖にもなる。
その中で愛にくるまれて留まるのは幸福ではあるけれど
いつかはそこから飛び出していかなければならない。

不器用なブラームス、美しい人妻クララ、
人は良いが才能が行き詰まっているシューマン、
時代の寵児リスト、ブラームスに恋するルイーゼ、
みんなしっくりきている。

ブラームスを演じるまなとは芝居がすごく良くなった。
人に心を開いたり、世渡りは上手くなく
自分の人生にすらあまり興味がないようだけど
芸術に対する思いはピュア。
同時代の音楽家の宿命「ベートーヴェンの呪縛」に捕らわれ
師を尊敬し助けながらも、自分の音楽を模索する。
そのアンバランスな部分がとても魅力的だった。
役をしっかり作り込み気持ちをしっかり乗せているから
歌の音程はあまり気にならない。
長身でスタイルが良いので衣装映えがとても良い。

ヒロインの人妻クララはうらら。
しっとりとした色気が匂い立つ。
夫を愛し尊敬し、夫の弟子の愛を感じても揺らぐことはない。
不貞の影はまったくないけど
かといってきっぱり拒絶でもない。
宝塚に必要な「愛」は内包していた。
デコルテがとても美しいので
肩を出したドレスがどれもよく似合う。
風共で感じた芝居の拙さは、今回は感じなかった。
ただ、歌うと普通の小娘になるのが惜しい。
れーれより貫禄があったわ。

ブラームスの師でクララの夫のシューマンはキタロウ。
家族への愛に満ち、
若い音楽家の才能を見いだし応援する懐の深さもあり、
しかし創作活動に苦しみ、病魔に侵される。
こちらも複雑な気持ちの流れがあるけれど
それをとても的確に表現していた。

リストの愛ちゃんは、
技術的にはまだまだのところはあるけれど
とても華やかだった。
あっきーも、ともすれば進行役になってしまうところを
快活な芸術家として舞台に存在していた。

その他、れーれも、せーこも、
とにかく全ての役が上手くはまっていた。


上田先生の大劇場デビューが楽しみ。


【主な配役】
ヨハネス・ブラームス:朝夏 まなと
ロベルト・シューマン:緒月 遠麻
クララ・シューマン:伶美 うらら

ベルタ
【シューマン家の料理女】: 鈴奈 沙也
イーダ・フォン・ホーエンタール
【音楽界の御意見番。通称「伯爵夫人」】:純矢 ちとせ
ヴェラ
【ハンブルクの酒場の女将】:花音 舞
ヘルマン博士
【ロベルトの主治医】:風羽 玲亜
カタリーナ
【晩年のブラームスの家政婦】:花里 まな
ヨーゼフ・ヨアヒム
【名ヴァイオリニスト。シューマン家の友人】:澄輝 さやと
ルイーゼ・ヤーファ
【実在の女性に名を借りた架空の人物。クララのピアノの生徒】:すみれ乃 麗
ベートーヴェン?
【ベートーヴェン?】:凛城 きら
オットー・ヴェーゼンドンク
【ジュネーブの銀行家。音楽の有力なパトロン】:松風 輝
フランツ・リスト
【ロマン派のピアニスト、作曲家。「ピアノの魔術師」の異名をもつ】: 愛月 ひかる
レオノーラ・ゼンフ
【ライプツィヒの音楽出版社の社長夫人】:結乃 かなり
マティルデ・ヴェーゼンドンク
【ジュネーブの銀行家夫人】:夢涼 りあん
ユリウス・グリム
【作曲家志望の青年。シューマン家の友人】:美月 悠
リヒャルト・ワーグナー
【ロマン派オペラの頂点に立つ作曲家。「楽劇王」と呼ばれる】:春瀬 央季
カロリーネ・フォン・ヴィトゲンシュタイン
【ヴィトゲンシュタイン侯爵夫人。リストの愛人】:真みや 涼子
エミール・シューマン
【シューマン家の長男】:秋音 光
フェリックス・シューマン
【シューマン家の次男】:花菱 りず
ユリー・シューマン
【シューマン家の長女】:遥羽 らら
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