
前座
「目上がり」柳家圭花
褒める対象が「賛(三)」「詩(四)」「悟(五)」と上がっていく。
それなら次は「六」だなと思っていると・・・
聞き取りやすい声で、五までのテンポは良いけど
その次の数に入った後のオチまでが長くかんじられた。
前座にそこまで求めちゃいけないんだろうけど
わかりすぎるラストをいかに聞かせられるか、
もうちょいなんとか頑張って欲しい。
「ちりとてちん」柳家喬太郎
なんでも褒めちぎる男にご馳走する旦那。
その後に、知ったかぶりの天の邪鬼をからかおうと
腐った豆腐にいろいろまぶし・・・
練馬ネタをマクラに、古典へ。
でもkyon2節がスパーク。
実に楽しい。
とても美味しそうで、とても不味そう。
「締め込み」柳家三三
留守宅に入り込んだ泥棒。
荷物をまとめ逃げようとすると家人が帰ってくる気配。
慌てて隠れる。
荷物を見た家の男は、妻が駆け落ちする気だと思い込む。
中入り前のkyon2につられたのか
いつもよりテンションが高め?
先ほどの「ちりとてちん」をネタに取り入れ
短気な男とお喋りな妻の掛け合いが丁々発止で
とっても面白かった!!
「らくだ」柳家花緑
「らくだ」は話自体は面白いけど、
長いし、遊べる部分は少ないので、
来ると「ああ、らくだかぁ」と思うときがある。
知ってる話じゃないのを聞きたいのもあるし。
屑屋の豹変のあたりをたっぷり聞かせる人もいるけど
テンポが崩れるので、
サクサク展開してくれる方が私は好き。
花緑くんのテンポは良い。