きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「イントレランスの祭」

2016年04月29日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
宇宙人が難民として地球にやってきた。
各国に割り当てられ日本には25万人の宇宙人が住んでいる。
彼らを異質と思う日本人は排斥運動を始める。
それを抑止するために、
某テレビ番組は宇宙人の王位継承者の密着番組を作ろうとする。


鴻上さんの作品は初めて見た。
テーマが明確で台詞や話の流れもテンポ良かった。
ただ、かつての映画人がTVをバカにしたように、
後発メディアのネットを一段低く見ているのを感じるかな。
頷く部分は多いけど、愚民め、とネット民に対して思っているよね。

確かにそう言いたいのはわかるけど、
高みから言っているのがちょっとあからさますぎるかな。
あとセレソンの宅間さんでも感じたけど、
ブスはいじって笑い者にしていい、って前提が私は苦手。
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Andart(アンダート)

2016年04月29日 | 美味しいもの




気になっていた御徒町の「Andart(アンダート)」に行って来ました。
海と宇宙と鉱物のギャラリー&カフェ。
今日は場所確認だったので切手などの小物だけ購入。
次回はもう少し大物を買いたい。
リトグラフとか。
上は「海色のソーダ水」
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「ラ・シルフィード」渡辺理恵&宮川新大/東京バレエ団

2016年04月29日 | バレエ・ダンス


渡辺さんの存在感が増した。
話を引っ張っている。まさにタイトルロール。
腕は柔らかくジャンプもふんわり。
初役の時の温かみは無くなり、
人間とは違う倫理で存在している妖精だった。
ユカリューシャに近くなったかな。

宮川くんは、ソロはいいんだ。
身体が綺麗に伸びているし、ジャンプの着地も無音だし。
ただ、他のダンサー、特に吉川さんとの動きが合わず、一人で踊っている。
そこは三角関係なんだからシルフィードだけでなく、
エフィーとのラブラブ感も出さないと!惜しい。

エフィーの吉川さんは当たり役。可愛い。
こういうくっきりした踊りが似合う。
吉川さんは美人枠だけど、この役に合う!っていう個性がなかなか見出せないんだけど、
エフィーは踊りも雰囲気も演技もすごくハマっていると思う。

杉山ガーンはのほほんは最初だけ。
暗い真っ直ぐな愛情は常に目に入る。
パ・ド・ドゥの三雲さんは音に乗りきれていない時がある?

2幕は幽玄で美しかった。
異次元で戯れる妖精さん達にウットリ。
渡辺さんと宮川くんの息も合っていた。
渡辺さんは空気に溶けこみそう。
宮川くんは難易度高いジャンプを軽々と連続で。
ソリストとして引き抜かれたのも納得。

とにかく渡辺さんが美しかったし!
初役の時より深みが増していたし!
白鳥の時よりグッと求心力があったし!
カテコもたくさんでした。

二幕の3人の妖精さん、
上手移動のとき真ん中の人が滑りかけた?
ちょっとヒヤッとした。

木村さんはあの化粧でも、
チラッと見える御御足も踊りも美しかった。
木村さんのジェイムズを見たのはスンラユダデビューの頃だった。
明日はキヨユダと判断して五反田駅の公衆電話から前予したんだ。
眼鏡を忘れてコンタクトの友人から眼鏡を借りたんだ。
何年前だか。
もう木村さん主演は見られないのか。


【配役】
ラ・シルフィード:渡辺理恵
ジェイムズ:宮川新大
エフィー(花嫁):吉川留衣
ガーン(ジェイムズの友人):杉山優一
マッジ(魔法使い):木村和夫
アンナ(ジェイムズの母):坂井直子

パ・ド・ドゥ:三雲友里加-岸本秀雄

シルフィード(ソリスト):二瓶加奈子-小川ふみ-三雲友里加


ほか、東京バレエ団

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ学校
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「レヴェナント:蘇りし者」

2016年04月29日 | 映画
アメリカ開拓時代。
毛皮を得るためインディアン(敢えてこの表現で)の土地に入り込むアメリカ人達。
グリズリーに襲われ重傷を負ったグラスは
旅の一行から脱落しかける。
看取ることを条件に数名残し、一行は先を急ぐ。
数名のうちフィッツジェラルドは
グラスの息子を殺し、グラス共々埋め
一行に追いつく。
グラスは奇跡的に蘇り、息子の仇をとるため旅をする。


何度もなんども蘇りし者だった。
普通の人なら最初の一撃で死んでるって!
治りつつ復活というのがすごいね。
実在の人がモデルだったと思うけど、
いやいや、伝説が入っているよね。

自然の風景は美しいし、
画面からは非情と無常が漂っていて
映画としてはすごく好みだし、
冷気と獣の血の臭いが体感できるし、
この映像を作り上げた監督の感性と力量は素晴らしいと思うけど、
2年連続監督賞はどうなんだろうな。
アメリカ人の好きな話らしいから、
私には理解できなくていいかもだけど。

話としてはわりと平凡で、
途中で入る映像も「あー、はいはい」と思うありきたり系。
虎徹さんはこんなかんじで友恵さんの幻影を見ているのかなー、
と、ふと妄想。

レオは汚れ役を熱演。
確かに素晴らしい演技だけど、
前3回がこれに劣っていたとは思えない。
そりゃ、最終的には審査員の個人的な好みなんだろうけど、
これで受賞なら「ブラッド・ダイヤモンド」でも良かったじゃん。
体当たり系の役なので、純粋に演技だけなら
今回はファスベンダーの方が妥当じゃないかな。

仇役のトム・ハーディ演じるフィッツジェラルドがなんだか可哀想だったよ。
最初の段階でレオを見捨てるのが本当は正解なんだよ。
隊長の優柔不断さがダメなんだよ。
どんな理由で彼はこの地まで流れて来たんだろう。
インディアンに捕らわれ傷を負わされ、挙句の果てに殺される。
彼の物語こそ、知りたい。

と、嘆きつつ、ダメダメな優柔不断さも含め、
隊長さんがカッコよかったです。
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