きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター」

2024年03月24日 | 映画


記憶よりホリー・ハンターが若かった。
カイテルやニールの尻がスベスベだ。
これが4Kか。

4Kは、画像が綺麗になった、より、
ジメジメ湿気がなんかリアルだった。

女性の中に沸き起こる衝動が
無言のハンターの芝居でわかる。
足が引っ掛かったのは事故が自殺か。
どちらにせよ、
生きようと思う衝動が彼女を浮上させた。

エイダとは心も体も結ばれたベインズ。
しかし、エイダの声を聞けたのはスチュアートだけ。
そのことがわかったスチュアートは
それを糧に生きていくのだろう。
負け犬、寝取られ男としてではなく。

海底に沈んだピアノ&スカートに包まれた彼女の絵が、
いま見てもたまらん。
魂の一部は海の底に眠っている。
これを美しい大画面で見ることができ、嬉しい。


おばちゃん達、おせっかいとも思うけど、
あんな地の果てに、
若くない女性が住まなきゃならないって、大
変だよねえ。
噂話しか楽しみが無いにしても
構成人数が少なすぎる社会だし。
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「流転の地球 -太陽系脱出計画-」

2024年03月24日 | 映画


「小説は原案」ぐらいの改変らしいけど、
ゴリゴリのSFでした。
400年後に太陽が滅びるため、
月を壊し地球をアルファケンタウリまで移動させる。
計画の前段階の実証実験が進む中、
反対派の活動が活発になる。
先すぎる滅びにどう対応するか、から始まり、
ついには、地球出発までの話。
旅が終わるのは2500年後だって!

中国の小説「三体」の作者の作品が原作のため
話の真ん中は中国勢。
自国の小説を自国の映画で、のプライドからか、
熱量のある作品になっています。

月が無くなり、地球が太陽系から外れる、は、
文字ではわりと目にするにしても、
映画の映像として見ると迫力。
そして納得。
そうか、これか、と。

原作を読まずに行き、
映画自体もパート2らしいですが、
これ単体でも話はわかります。
3時間の長編ですが、
大きい画面で、
ぜひ映画館で見ていただきたいです。

ベタかもしれませんが、
ヘルメットをコツコツするところや
アンディ・ラウのパートは泣きました。
データの娘の世界が成長し
ついには地球を救う。
そこに繋がるとは。

「苔」によると、人類の危機はまだ続く。
「苔」はどういう存在なのか。
人類を脅かす存在になるのか。

月が無くなったら引力はどうなるのか、
地球は大丈夫なのか、とか、
自転を止め、エンジン地域になった住民はどうなるのか
どのみち地下生活か、など
疑問は無いわけじゃないけど、
ちゃんと考証はされているだろうから、
気にしないぜ!
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