日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

雨の花祭り

2008年04月08日 | Weblog
華やいだ陽気の桜の花を見送って、木々の若葉が芽吹きそよ風に揺れている筈の今日、今年は残念ながら、風雨が強く家に閉じ込められたままだ。メイも風の音に尻尾を巻いて、怯えてじっとしている。可愛そうだ!いつもなら、観音様、等々力不動尊の本堂入り口には、小さなお堂が祀られてあって、その中心にお釈迦様が唯我独尊の左手と、その指先を天に向かって指差している像が安置。その周囲には甘茶のサテライトポンズに小さい柄杓が添えられてあり、参詣者が甘茶をお釈迦像に数回掛けて、お参りすることとなっている。この天候だと、関東一円の社寺は、一人淋しくお釈迦様が立っている姿が彷彿される。寒く風雨の強い一日、夕頃には治まるだろうとの予報だ。
それにしてもメイは我慢が良い。おしっこもうんちもしないし、えさも食べない。只管天候の回復を待ってお散歩に行くのを待ち焦がれている様子だ。花祭り、天気さえ良ければ,参拝客もメイも季節の風物詩を満足できるのだが! 今日は忠犬ハチ公の命日だそうだ。昭和10年3月8日、1月遅れの今日新聞に話題として取り上げらえれていた。アメリカで映画化されるそうで、何とも有り難く嬉しい限りだ。 雨が止みそうも無く、到頭思い余って風雨中ロープピクニックを実施、メイはちゃんと儀式を了えた。

春休み祖母の実家へ

2008年04月05日 | Weblog
幼稚園児時代決まって4月3日から2晩泊まりで、祖母の生まれ故郷へ出掛けた。これが何時になっても楽しい懐かしい良い憶い出だ。バスから降りて田圃道を約2k、目指す農家の庭先には大きな犬が吠えて出迎えてくれた。これが怖くて仕様が無かった。利根川土手に蓬摘みに、田圃に芹摘みにでかけた。それらが直ぐ食卓に上った。あんころ餅、芹のおひたし、とても美味しかった事が今でも忘れられない。干上がった小川の底には、カラス貝が彼方此方に住んでいて、掬い上げて夕べのお采になっていた。翌朝のお澄ましに卵が茹でて出てきて、これこそが一番のご馳走であった。何しろ卵などは1年に1度か2度ほどしか食べられない貴重で高価な食べ物であったからだ。これがほんとに、ほっぺが落ちるという美味しさだった。又往復のバス、車に乗れることが堪らなく嬉しく楽しかった。陽炎の野辺を祖母との徒歩、今ならお散歩だが、確か下駄履きであったと思う。春休みの最高の楽しい憶い出であり、78年前の良き時代の憶い出は尽きない。祖母は本当に良い人で、とことん可愛いがってもらった。今はメイに馴れているが、当時は犬を飼った事が無く、相当大きな犬に吠え付かれて怖かったわけだ!P4030362.jpg

清明の節気

2008年04月04日 | Weblog
桜花爛漫、「草花は咲き初め、樹木の芽は萌え出し,万物清新の気満ちて風光明媚なる春分15日後の今日」“この日の節気を、清明と為す”とある。卒業生の国試発表あり、概ね宜なるかなと言うべき。97%の合格率は偏に嬉しい。早速教員各位に笑顔で礼を言う、そして互いに労を犒う。清明の春の光輝く春陽の今日、喜びと嬉しさが迸り、自ずから体全身に表現される。桜吹雪が綺麗で道往く人に降り掛かり、道路一杯まるで雪化粧模様で素晴らしく綺麗でピンクの絨毯である。今年は花の盛の期間が長い。でも明日明後日でパッと散る事であろう。「春宵値千金」とその上の歌人は、ずっと昔からこれらの風情を歌に託し詠んでいる。夜桜が公園の庭園灯に美しい、花吹雪を連れ添いながら!

美しい心と染井吉野の靖国神社

2008年04月03日 | Weblog
花言葉ではないらしいが、“桜は「美しい心」の代名詞です”と、一昨日何かの本に出ていた。その中で何と言っても染井吉野が大好きで一番美しい。今年の桜は関東一円太平洋側でパッと一度に咲き、途中寒さや雨などもあって、満開後の5日たった今日でも、ほぼ満開を維持している。メイに連れられて世田谷公園に散歩に出掛けてきた。何と世田谷公園と言っただけで、メイは、その方向の道筋をぐんぐん引っ張って先に行くではないか。久し振りの桜の世田谷公園。5086歩、清々しく爽やかで春の朝の日差しが、背中に暖かい。一年で一番美しい季節、それも桜満開の4月。その後、靖国神社にお参りして、慰霊の祈りを捧げ英霊に心からの感謝を捧げた。靖国神社の帰りに、千鳥が淵に桜を見物した。お壕と満開の桜が調和して、とても綺麗だった。夕頃から弟子たちの会に招かれた。清々しい気持ちで半年振りの会話が楽しかった。 
今朝の新聞に畏友の急死が報じられていた。有名な方で、これからご活躍が期待されている方だけに、とても淋しく悲しい。先月11日に会い、隣席で冗談を交わしていた仲だった。そしてこの7日にお会いする予定だった。“願わくば桜の下でわれ死なん”の句が、淋しく頭を過る。心から哀悼の意を表したい。因に靖国神社のこの桜は、気象庁指定開花宣言の基準桜樹木となっている。

桜花爛漫の墓参

2008年04月01日 | Weblog
昨日が風雨のため延期した墓参、今日五月晴れもどきの快晴、家内と鎌倉まで墓参に車で往復した。途中あちこちに桜が咲いていて、温暖な天気、春の爽やかさを存分に味わって、しかも渋滞無しのドライブであった。墓地の桜が見事で、すぐ前の堀沿いの両岸に数百本の満開の桜が雲海のように咲き連なって、素敵な眺めの景色であった。この18年間で初めての桜の下での墓参だった。久し振りに良いことの多い喜びの報告をして、気持ちも晴れ晴れ、地下の父母も喜んで聞いて呉れた事と思う。
墓参の後には何と清々しい気持ちになれることか、それが生活のゆるみを正してくれそうである。
去年から今年に掛けて孫が5人生まれ,外孫が副院長に、曾孫が医学部学生にと、それら全てを手を合わせて一少時間こと細かに報告してきたつもりだ。
春の桜花爛漫の墓参、生まれ変わったような気持ちになった。明日から入学式を控えてそろそろ式辞の準備をして置こうと思う。