◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎
今日はめずらしく、裏方話をつぶやきます。
年度終わりから年度初めのこの時期、ゆいツールスタッフは何をしているかと言うと…。
前年度の活動の報告書づくり(すべての活動のふりかえりと膨大な量の領収書との闘い)、前年度の会計報告書づくり(収入はいくらだったのか、支出はいくらだったのか、トータルで赤字だったのか…)、新年度の活動の計画づくり(申請書作成)、予算の計画書づくり・・・。
つまり、ふりかえりと計画づくりです。
(↑ 写真は本文となんの関係もありません。ロンボクの手作りチェス盤。)
地味な仕事です。
でも、畑の土づくりのように大事な仕事です。
(↑ ロンボクの王様とその家来たちが手彫りされたチェスの駒。)
ふりかえりというのは時にはめんどうだし、やりっぱなしのほうが楽だし、うまくいかなかったことを思い出してあれこれ考えたり、今さらうまくいったのどうかを検証したりしなくたっていいんじゃない?と悪魔がささやくかもしれませんが、ダメです!
なんのために活動をしているのか、目的や目標がある以上、活動をした後に検証しなければいけません。目的や目標にその活動は適切だったのか、効果はあったのか、どんな成果があったのか、うまくいかなかったとしたらそれは何故か。
特にゆいツールは、いくつかの機関から助成金をいただいて活動をしています。やりっぱなしでいいわけがありません。
(↑ 貝を使った装飾盤。螺鈿(らでん))
前年度の活動のふりかえりが終わったら、それを踏まえて次の活動の計画を練ります。現地の活動が、さらに発展するように。
ゆいツールは、すべての活動をESDの視点で行っています。
ESD(Education for Sustainable Development)とは、持続可能な開発のための教育、と訳されていますが、要するに「今の世代だけではなく将来の世代のことも考えて、資源を使い切ったりごみを増やしたりしないで、地球全体のことを考えた発展をしていくために、多くの人たちと協力して学びあっていきましょう」ということです。この場合の教育とは、「机の上の勉強」だけを指すのではなく、いわゆる「生涯学習」や「市民活動」、もっと小さな取り組みも含めて、それが「持続可能な開発」という概念に根差したものであれば、すなわち教育なのです。だって、人はそこから(活動を通して)学び成長するから。
(↑ 盤の縁には鳥が。)
なにはともあれ、しばらくは「ふりかえりと計画づくり」に追われます。
(山)
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NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
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