8月5日の夜9時すぎ、ロンボクから日本にいる私に「大きな地震が起こった!」と連絡がありました。
北ロンボクを震源とする、マグニチュード7.0(6.9)の地震でした。
上の写真は、一夜明けたスンギギ(西ロンボク)という海岸沿いの地域の集落の写真です。
日本でも、ネットニュースや新聞でちょろりと情報が載っていましたが、2晩経っても日本のテレビからは特に現地からの映像は入ってこなくて、バリのすぐとなりの島なのに、テレビ局は特に関心がないのか、と思いました。(日本の災害や広島原爆の日などが重なっていたせいもあるでしょう)
ロンボクでは、この地震の約1週間前にもマグニチュード6.4の地震が発生していました。
その時には、国立公園にもなっているリンジャニ山の登山口の村(スンバルン)などが被害の中心で、他の地域の人たちはそちらに支援に行ったり、在住日本人の友人も支援金募集を呼び掛けたりしていました。
2回目の地震では、助けに行っていた他の地域(州都マタラム市、北ロンボク、西ロンボク)にも被害は広がりました。
また、1回目の地震で家の一部が崩れていたスンバルンでは、さらに大きな被害になったようです。
(↓ スンバルンの様子)
現時点で、死者は98人と言われています。
多くの人たちは無事ですが、家が半壊/全壊したり、2日たってもお店や市場などが再開できないため、食べ物や飲み物の入手に困っている様子です。余震が来るため、人々は、家の庭や近所の空き地や道ばたで過ごしています。
ゆいツールが関わっている人達の中にも、家が壊れてしまった人がいます。
ゆいツールは現在、現地の日本人会のメンバーに連絡を取って、どんな支援ができるか考え中です。
募金を集める予定ですが、現地での受け入れ態勢が整ってからみなさまに呼びかけたいと思います。
現地では、あちこちで「食べ物と飲み物と衣類を!」というSOSが上がっています。
インドネシア政府も動いています。
日本でもそうですが、家が倒壊してしまった人たちの再建のための支援が、これから必要になってくるでしょう。
今回はひとまず、現地の様子ということでお伝えしました。
募金の情報はまた改めてお知らせいたします。(山)
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