5月11日に、明治学院大学でロンボク島での活動紹介をしてきました。(早8年目)
今年は、初めて学生の数に見合う教室での講義となりました。
1年目の様子。2年目の様子。3年目の様子。4年目の様子。7年目の様子。
Presentasi tentang kegiatan Yui-Tool di Lombok, di Universitas Meiji Gakuin..pada tgl 11 Mei 2023
最初は恒例のクイズタイム。
最近私は、洋服のごみについて悩んでいるので、それに関連したクイズをアップデートしました。
参考:SUSTAINABLE FASHION【環境省サイト】
ヒント⇒66%が焼却処分されています。
リユース・リサイクルと言っても海外輸出込みの数字で、一部は貧しい国でごみの山になっている現実があります。
(詳しくは、このブログの最後に)
面白かったのは、第2問。「グリーンウォッシュとはなにか?」
「A ドイツで開発された環境にやさしい洗剤の名前」に手を挙げた学生が少なからずいたこと。
クイズを考えた甲斐がありました。そして、首をかしげながらBやCに手を挙げた学生は10人程度だったような。
聞いたことなかったんですね。
世の中、色々なウォッシュがありますよ。SDGsウォッシュとかね。
見せかけにだまされないようになって欲しいな、と思います。
今回は、他大学の院生がゆいツールのボランティアとして同行しました。
次回は、学生さんの感想などをアップします。(⇒こちら)
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最後に、洋服のごみについての情報です。
講義が終わって数日後、とあるテレビ番組でごみ問題が取り上げられていました。
番組の中で、南米チリの洋服ごみについて、レポートがありました。たいへん興味深かったです。
港湾都市イキケは、政府により「自由貿易地域」に指定されていて輸入時の関税が免除になっているため、自動車や機械の他、売れ残ったり寄付されたりした衣類が大量に運び込まれています。
海外からコンテナで運ばれてくる古着は再利用できないものも多く、処分に困るものは廃品業者に引き取ってもらっているそうです。
洋服の卸をやっている工場に取材を申し込んでもすべて断られていました。後ろめたいことをしている自覚があるからでしょう。
そして。砂漠へ。
遠くで黒い煙が上がっていて、近づくと洋服などのごみが燃やされていました。
洋服の多くは、ポリエステルなどのプラスチック素材のため、燃やすと有毒ガスが出ます。
先日私は、着なくなった洋服をゴミ袋一袋分、燃えるごみに出しました。
直したら着られるかもしれない、と思って「洋服修理の店」に持っていって相談したものもありました。
インドネシアの友達の子供が着るかもしれない、と思って捨てるのを躊躇したものもありました。
でも。結局焼却処分することにしました。
タオルや肌着のような布は、小さく切って台所で掃除用に使っていますが、大量の洋服を切り刻んでも使う方が追いつかないため、まとめて処分しました。
ごみ袋に入れられた洋服はごみ回収の車で運ばれ、区の清掃工場の大きな焼却炉で燃やされ、灰は埋め立て地に運ばれて埋め立てられます。
チリの砂漠で燃やされるよりもまし、ですが。
東京23区に、どれくらい清掃工場があるのか気になったので調べてみました。(清掃工場施設一覧)
現在稼働しているのは19ヶ所でした。23区に対して19ヶ所!
各区に約一つある、というわけではないようです。
今度、清掃工場の見学に行ってこようかな、と思っています。(山)
※こちらのページも参考になります。
NHK「地球のミライ」ホームページ「私たちのファッションが途上国にしわ寄せ!?」
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NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)