ゆるっと読書

気ままな読書感想文

【「学力」の経済学】成功する人間は、教育で何を手に入れているのか?

2016-01-18 08:30:00 | Weblog



子どもを「ご褒美」で釣ってはいけないのか?

教育経済学者の中室牧子さんによると、

答えは「釣ってもいい」。

ただし、「ご褒美」の与え方が肝心だそうです。

例に挙げられているのは、

「テストで良い結果を出したら、ご褒美をあげる」と、


「本を1冊読んだら、ご褒美をあげる」の、どちらが、効果的か? という質問。

研究で効果が示されているのは、「本を1冊読んだら、ご褒美をあげる」です。

ご両親は、

「子どもに良い成績をとってほしい」=「テストで良い成績をとってほしい」

と願っているわけですが、

「良い成績をとる」(結果)にご褒美をつけることは、あまり効果はなく、

具体的な行動(たとえば、本を読む)にご褒美をつけた場合、

効果が顕著にあらわれたとのこと。

結果=アウトプット にご褒美をつけるのではなく、

結果につなげるための行為=インプット にご褒美をつけることのほうが、

意欲(モチベーション)が高まり、行動につながるということです。

これは、子どもだけではなく、大人にも当てはまるのではないでしょうか。

例えば、「引き締まった体を手に入れる」という目標があり、

「引き締まった体を手に入れたら、ご褒美をあげる」

と言われても、今ひとつ、気持ちが動きません。

「30分歩いたら、ご褒美をあげる」
「週に2回、ジムに行ったらご褒美をあげる」

といわれたら、取り組んでみようかなと思えてきます。

自分の目標をつくったら、

具体的な行動に落とし込んで、

行動したら、少し自分にご褒美をあげてみると効果が高そうです。

お読みになりたい方は、上記の画像をクリックするとアマゾンにリンクしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする