本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「裸でも生きる2」山口絵理子著

2010-02-05 02:06:21 | 本・雑誌、読書
「裸でも生きる」を読んで止まらず、2を読んでいます。
もっぱら外出時の公共交通機関の中やちょっとした待ち時間を使っていますがもう読み終わりそうです。(残念)
涙腺が弱くなる年ですので、バスの中でうるっときてまずいと思ったりしてます。
こんなに魅かれるのは、魅かれる要素をたくさん備えているから。

・何事も自分で徹底的に考えておられること。

年寄りくさく言えば、「お若いのに感心」です。
いまどきの方々、本やメディアから得た知識のくせにいかにも自分が考えた見たって思っていて、たまたま成功体験があるとそこから先を考えない。
たとえばその成功って本当に成功なの?別の視点から見たらそれって意味あんの?って言いたくなってしまう。
・・若者だけじゃないですね、自分にもそんなところがないとは言えない?

・すべての方を尊敬する気持ちをお持ちのこと。

お金や知識が人格を決めないことを十分に分かっておられる方だと思います。
この本を読んで、先進国であろうと途上国であろうとみんなあるがままの現実を真剣に生きていることにあらためて気がつきます。
みんなそれぞれの価値観を持っているから、それを理解せずに、自分の価値観を押し付けてはいけないと思います。

・他人の事はあんまり気にされていないこと。

他からの評価はあまり気にしておられないし、逆に他人への妬み、愚痴がぜんぜんない。

成功を手に入れて「私はあなた方とは違うのよ」と言う(思っている)方が多い中にあって、あくまでも謙虚で、常に次を見ておられる方。
娘ほどの年齢の方なのに教えられることがいっぱいで、人間が成長するって、単に年齢を重ねるだけじゃなくて、どんな状況でも逃げずに真剣に向き合い、どうあるべきかを徹底的に考えてそこから何かを手に入れることかなって・・この方の生き方を見て思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする