ソーシャルビジネス、ソーシャルエンタープライズ・・最近やたらソーシャルがもてはやされていて、それはそれでいいのだけれど・・
多様性ある方々が持つ雑多なニーズに対応することの困難を知っている自治体職員としては、「ソーシャル」に関心を持っている人が、どのくらいの気概でどう臨もうとされるのかと知りたくて、「ソーシャル」とつくものにやたら顔を出しています。
今回参加した「ソーシャル・イノベーション」シンポジウムもその一つです。
2月24日午後3時、フォーラム福岡と福岡大学商学部の主催。お休みをいただいて参加しました。
パネリスト5人にコーディネーター、そしてテーマは「人材」。「人材」???こんな大きなテーマで議論が出来るか?
結果、やはりの状態でした。
議論は拡散につぐ、拡散。
おまけに参加者との質疑の時間をメインに組み立てられていて、せっかくいい問題提起があっても次の質問で別の方向へ。
そして大方の発言はマスコミで言われていることの焼き直し。
また、やれ組織が悪いだの、ちゃんと人を活かしてくれないなどの環境が悪いから駄目、その環境を変えてもらわないと・・的な構造的問題だからそこが変わらないとどうにもならないよねって発言が出てくる始末。
いやいや評論家の発言を聞きに来たわけじゃなくって、我々はどうすればいいのかを知りたいんですけど・・
そもそもここに参加した人たちの言う「人材」って何なんでしょう?
パネラー及び参加者の多くが、人材=すごく優秀な人たちのことと考えているみたいで、やれ優秀な人材は東京に行ってしまうとか、大学でポスドクが活かされずにゴロゴロしているとか・・
でも、「人材」の議論をする前提として、何のために人材が必要なのかが考えるべきであって・・
地域の課題を解決するためには、地域のことを知っていて粘り強く交渉が出来る人
海外に出ていくためには、その国の言葉が喋れて、数字でモノが言えて・・など目的によって求める人材も違っているはず。
だからここで期待した議論は、
いま我々の地域がどこに進もうとしていて、そのためにどういう人材を必要としているのか。
各自が持つ能力を引き出すための目的や目標あるいは将来のあるべき姿を地域が示し切れていないのではないか。
この地域に必要な人材を集める、あるいはいま居る人の能力を引き出すためにはどうしたらいいのか、そのために自分が何をしたらいいのか。
なんてことだったんですけれど・・
結局、自分をきちんと人材と活かせていない組織や人材確保に悩んでいることの愚痴を聞きにいったようなもので、なんか時間損しちゃったで終わりました。
で、最後にコーディネーターの発言が・・
「時間になりましたので議論を打ち切ります。コメントはいたしません」・・総括が出来ないくらい混乱したことに対する「逃げ」ではなかったか?
「もやもやしたと思います。これを次回につなげたいと思います。」・・シリーズものでもこの場の人すべてが次回に参加するわけではありません。
この参加者に対し、結論あるいは方向性らしきものを示せなかったことを真摯に伝えるべきではなかったかと。
素人の自分でさえこれくらい感じましたんで、参加の研究者・専門家の方がどのように感じられたか興味があります。
最後に・・
会場で発言しようと思えばできたのに、あとになって自分のブログでグチグチ言っている自分って何って思いますけどね。
多様性ある方々が持つ雑多なニーズに対応することの困難を知っている自治体職員としては、「ソーシャル」に関心を持っている人が、どのくらいの気概でどう臨もうとされるのかと知りたくて、「ソーシャル」とつくものにやたら顔を出しています。
今回参加した「ソーシャル・イノベーション」シンポジウムもその一つです。
2月24日午後3時、フォーラム福岡と福岡大学商学部の主催。お休みをいただいて参加しました。
パネリスト5人にコーディネーター、そしてテーマは「人材」。「人材」???こんな大きなテーマで議論が出来るか?
結果、やはりの状態でした。
議論は拡散につぐ、拡散。
おまけに参加者との質疑の時間をメインに組み立てられていて、せっかくいい問題提起があっても次の質問で別の方向へ。
そして大方の発言はマスコミで言われていることの焼き直し。
また、やれ組織が悪いだの、ちゃんと人を活かしてくれないなどの環境が悪いから駄目、その環境を変えてもらわないと・・的な構造的問題だからそこが変わらないとどうにもならないよねって発言が出てくる始末。
いやいや評論家の発言を聞きに来たわけじゃなくって、我々はどうすればいいのかを知りたいんですけど・・
そもそもここに参加した人たちの言う「人材」って何なんでしょう?
パネラー及び参加者の多くが、人材=すごく優秀な人たちのことと考えているみたいで、やれ優秀な人材は東京に行ってしまうとか、大学でポスドクが活かされずにゴロゴロしているとか・・
でも、「人材」の議論をする前提として、何のために人材が必要なのかが考えるべきであって・・
地域の課題を解決するためには、地域のことを知っていて粘り強く交渉が出来る人
海外に出ていくためには、その国の言葉が喋れて、数字でモノが言えて・・など目的によって求める人材も違っているはず。
だからここで期待した議論は、
いま我々の地域がどこに進もうとしていて、そのためにどういう人材を必要としているのか。
各自が持つ能力を引き出すための目的や目標あるいは将来のあるべき姿を地域が示し切れていないのではないか。
この地域に必要な人材を集める、あるいはいま居る人の能力を引き出すためにはどうしたらいいのか、そのために自分が何をしたらいいのか。
なんてことだったんですけれど・・
結局、自分をきちんと人材と活かせていない組織や人材確保に悩んでいることの愚痴を聞きにいったようなもので、なんか時間損しちゃったで終わりました。
で、最後にコーディネーターの発言が・・
「時間になりましたので議論を打ち切ります。コメントはいたしません」・・総括が出来ないくらい混乱したことに対する「逃げ」ではなかったか?
「もやもやしたと思います。これを次回につなげたいと思います。」・・シリーズものでもこの場の人すべてが次回に参加するわけではありません。
この参加者に対し、結論あるいは方向性らしきものを示せなかったことを真摯に伝えるべきではなかったかと。
素人の自分でさえこれくらい感じましたんで、参加の研究者・専門家の方がどのように感じられたか興味があります。
最後に・・
会場で発言しようと思えばできたのに、あとになって自分のブログでグチグチ言っている自分って何って思いますけどね。