本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「仕事をしたつもり」海老原嗣生著

2012-04-10 23:59:49 | 本・雑誌、読書
チャイムが鳴ってとりあえず仕事の区切りもついているのに、誰も席を立たないから帰れない。
お休みを取って海外に出かけたらリフレッシュできるし、自分の視点も変わって仕事にもプラスになりそうなのに、誰も休みを取らないんで自分も休みを取れない。
変だよねっとずっと思っています。

それで見つけたこの本。

本の最初には「満員電車にゆられ」「ありがたい朝礼をすませ」・・「徹夜で準備していたプレゼンをすませ」「定例ミーティングに出席し」・・「また会社に戻り、残った仕事をすませる」
「こんなにクタクタなのに・・」「成果はほんの少し」ってあります。

「そうです。あなたは典型的な「仕事をしたつもリーマン」なのです。

もう読むしかありません。

そして・・

読み始めたら釘づけでした。

ビジネス本ばかり読んでいて、もっと歴史本とか古典を読んだ方がいいかなあと思いつつ、

ビジネス本でなるほどって思ってしまうのは、何となく薄っぺらな感じがしていましたけれど、
この本を読みつつ、

自分が仕事をしている上で日々感じていることを気付かせてくれる本、自分の経験に直結するような考えるネタを提供してくれる本、もちろんハウツー本ではなくて、そんな本を読みだがっているんだなと気がつきました。

もちろん壮大な過去の歴史を振り返る読書、深い思索の集大成に触れる読書が足りていないけれど、ビジネス書の中から、実体験に照らし合わせてまさにって本、「仕事をしたつもり」みたいな本、これからも読みたいなと思いました。

さて、この本、日頃仕事をしている時に感じている「変だな」が書いてあって、それをまず変だなと感じること、そして「仕事をしたつもり」から抜け出すためには、

まず自分で「考えること」それから、自分が大切だと錯覚していること、例えば「役職が上がることに価値がある」とか「上司のおぼえ目出度い仕事をしたい」とかに「こだわらないこと」かなと自分なりに読みながら考えたのですが、

本の最後近くに同じようなことが書いてあって、ちょっと嬉しかったですね。

「「安全策」を選んで、結果は残らないが怒られもしないという「仕事をしたつもり」を繰り返すのか?それとも、苦労は多いが先駆者となって。実りある「仕事」をするのか?」
「その違いは「本気で考えるか否か」と「保身的か否か」の2つにかかっていると思うのですが、皆さんはどう考えますか。」

最近、ダラダラと読書していたのですが、久々いい~と思った本でした。お勧め!!

コメント
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