昨日は、勉強会に行って参りました。定期的に開催している公共経営の勉強会です。
テーマは「行政情報システム:省庁別連結財務管理システム」と「LCC(ローコストキャリア;格安航空会社)」
最初のテーマは、先生の講義でした。
先生のお話は国・自治体の財務状況のお話で、先生曰くライフワークの一つらしいですが、国民経済計算の最新データ公表にあわせて、アップデートしたもので説明してくださいました。
それを見ながら、やはり国・地方の財政を圧迫しているのは社会保障費であり、そこを抜本的に改革しない限りは焼け石に水だなと暗澹たる気持ちになりました。
先生が強調して言われたのは、制度、政策を議論する際にその効果をきちんと金額で示すこと。
例えば消費税を上げたとして、それがどのくらいの収入増になるのか、公務員制度を改革してそれがどのくらい支出減になるのか。
やらなければいけないことだけど、優先順位を考えないといけない。1兆単位、百億単位、十億円単位、金額によって重要度はまったく違うのに、その金額の話をしないで議論をしても意味がない。
本当にそうだなと思います。
本来は政治家がそこをきちんと押さえてくれないといけないけれど、それが期待できなければ納税者がしっかりしないといけないですね。
それにしても国が発表するデータはわかりにくくておまけに重要なデータが開示されていない。
うるさく言われないから出さない・・いかに私たちが自分たちのお金に関心がないかってことかな?
次にLCC、九州の某空港の利用率が低いので、LCCの就航。
空港の事は空港の対策をしている部署が対応。
本来、地域をこういう風にデザインして、そのためにこういうふうに人が動いて、だから空港が必要・・ってなるはずが、どうしてもおらが地域に空港を作る・・から始まっているから、利用者が少ない。
そうするとせめて、せっかくあるものを利用してもらうために例えばこういうユーザ(観光とか、医療とか、ビジネスとか)に対して利用してもらおう。そのためには他県のここと連携して、この交通機関とも連携して・・・という話にしなければいけないけれど、縦割り行政と言われるとおり、そういう検討ができにくい。
行政組織の問題で地域がうまく機能しない。
これも簡単に解決できない問題です。
日本中、どこもここも、あれもこれも行き詰って、強力なリーダーシップを持った人が出てきて、一気に解決なんて期待する雰囲気があるけれど、根の深い問題が複雑に絡んでいて、それをみんなで少しずつ解きほぐしていくしか解決策はない状態だと思うんですね。
長い時間をかけてぐちゃぐちゃになったものは、長い時間をかけて元に戻すしかない。
それもいろんなところに関わっているから、それぞれに関わっている人がやるしかない。ということはみんなが頑張るしかない。
そう思った勉強会でした。
ところで、この勉強会、先生が留守にされるので、1年ほどお休み。
毎回楽しくて、3時間を超えることもざらだったこの勉強会がお休みなのは、残念だけれど、先生が「止める」じゃなくて、「お休み」といってくださって、嬉しかった。
私的には今いろんな面でモチベーションが下がっていて、まずい状態で、この勉強会の中断は厳しいけれど、勉強会の雰囲気を思い出しつつ、わずかなモチを維持し続けたいです。
テーマは「行政情報システム:省庁別連結財務管理システム」と「LCC(ローコストキャリア;格安航空会社)」
最初のテーマは、先生の講義でした。
先生のお話は国・自治体の財務状況のお話で、先生曰くライフワークの一つらしいですが、国民経済計算の最新データ公表にあわせて、アップデートしたもので説明してくださいました。
それを見ながら、やはり国・地方の財政を圧迫しているのは社会保障費であり、そこを抜本的に改革しない限りは焼け石に水だなと暗澹たる気持ちになりました。
先生が強調して言われたのは、制度、政策を議論する際にその効果をきちんと金額で示すこと。
例えば消費税を上げたとして、それがどのくらいの収入増になるのか、公務員制度を改革してそれがどのくらい支出減になるのか。
やらなければいけないことだけど、優先順位を考えないといけない。1兆単位、百億単位、十億円単位、金額によって重要度はまったく違うのに、その金額の話をしないで議論をしても意味がない。
本当にそうだなと思います。
本来は政治家がそこをきちんと押さえてくれないといけないけれど、それが期待できなければ納税者がしっかりしないといけないですね。
それにしても国が発表するデータはわかりにくくておまけに重要なデータが開示されていない。
うるさく言われないから出さない・・いかに私たちが自分たちのお金に関心がないかってことかな?
次にLCC、九州の某空港の利用率が低いので、LCCの就航。
空港の事は空港の対策をしている部署が対応。
本来、地域をこういう風にデザインして、そのためにこういうふうに人が動いて、だから空港が必要・・ってなるはずが、どうしてもおらが地域に空港を作る・・から始まっているから、利用者が少ない。
そうするとせめて、せっかくあるものを利用してもらうために例えばこういうユーザ(観光とか、医療とか、ビジネスとか)に対して利用してもらおう。そのためには他県のここと連携して、この交通機関とも連携して・・・という話にしなければいけないけれど、縦割り行政と言われるとおり、そういう検討ができにくい。
行政組織の問題で地域がうまく機能しない。
これも簡単に解決できない問題です。
日本中、どこもここも、あれもこれも行き詰って、強力なリーダーシップを持った人が出てきて、一気に解決なんて期待する雰囲気があるけれど、根の深い問題が複雑に絡んでいて、それをみんなで少しずつ解きほぐしていくしか解決策はない状態だと思うんですね。
長い時間をかけてぐちゃぐちゃになったものは、長い時間をかけて元に戻すしかない。
それもいろんなところに関わっているから、それぞれに関わっている人がやるしかない。ということはみんなが頑張るしかない。
そう思った勉強会でした。
ところで、この勉強会、先生が留守にされるので、1年ほどお休み。
毎回楽しくて、3時間を超えることもざらだったこの勉強会がお休みなのは、残念だけれど、先生が「止める」じゃなくて、「お休み」といってくださって、嬉しかった。
私的には今いろんな面でモチベーションが下がっていて、まずい状態で、この勉強会の中断は厳しいけれど、勉強会の雰囲気を思い出しつつ、わずかなモチを維持し続けたいです。