百人一曲も最後となりましたので、この際、欧米の作曲家にはご遠慮願って、日本人作曲家の曲だけを並べてみる事に致しました。
(97)入野義朗(1921-1980・日本)「尺八と箏のための協奏的二重奏」

「響き」というレコード(JRZ2505~08)には18人の日本人作曲家が取り上げられていますが、その中から、この曲を選びました。演奏は尺八が青木静男、箏が沢井忠夫です。
(98)福島和夫(1930-・日本):「冥」
事故死したスタイネッケ博士を悼む、独奏フルートの曲。このレコード(SONC16019J)では、野口龍が演奏しています。
(99)諸井誠(1930-・日本)」「竹籟五章」
尺八譜を用いた伝統的な尺八の奏法に加えて、洋風の奏法も加味した尺八の独奏曲。山本邦山が演奏したレコード(SFX7863)で聴きます。
(100)武満徹(1930-1996・日本):「ノヴェンバー・ステップス」
琵琶と尺八を主役とした十一段構成の曲。小沢征爾がトロント交響楽団を指揮したレコード(SX2014~5)は、メシアンの「トゥランガリラ」がメインの筈ですが、武満作品の方が魅力的に聴こえました。このレコードは暫く聴いていなかったのですが、「ぐるっとパス」の一環として、東京オペラシティ・アートギャラリで武満徹展を見てから、改めて聴いてみました。琵琶は鶴田錦史、尺八は横山勝也です。
以上、勝手気ままに選んだ百人一曲ゆえ、本来入れるべき作曲家や作品が脱落していたかも知れません。撰者が百人居れば、百種類の百人一曲ができるというわけで、興味ある方は自前の百人一曲を作ってみたら如何でしょうか。なお、今回はクラシックだけを対象にしましたが、ポピュラーその他の分野については、また日を改めて検討してみようかと思っております。では。 夢七。
(97)入野義朗(1921-1980・日本)「尺八と箏のための協奏的二重奏」

「響き」というレコード(JRZ2505~08)には18人の日本人作曲家が取り上げられていますが、その中から、この曲を選びました。演奏は尺八が青木静男、箏が沢井忠夫です。
(98)福島和夫(1930-・日本):「冥」
事故死したスタイネッケ博士を悼む、独奏フルートの曲。このレコード(SONC16019J)では、野口龍が演奏しています。
(99)諸井誠(1930-・日本)」「竹籟五章」
尺八譜を用いた伝統的な尺八の奏法に加えて、洋風の奏法も加味した尺八の独奏曲。山本邦山が演奏したレコード(SFX7863)で聴きます。
(100)武満徹(1930-1996・日本):「ノヴェンバー・ステップス」
琵琶と尺八を主役とした十一段構成の曲。小沢征爾がトロント交響楽団を指揮したレコード(SX2014~5)は、メシアンの「トゥランガリラ」がメインの筈ですが、武満作品の方が魅力的に聴こえました。このレコードは暫く聴いていなかったのですが、「ぐるっとパス」の一環として、東京オペラシティ・アートギャラリで武満徹展を見てから、改めて聴いてみました。琵琶は鶴田錦史、尺八は横山勝也です。
以上、勝手気ままに選んだ百人一曲ゆえ、本来入れるべき作曲家や作品が脱落していたかも知れません。撰者が百人居れば、百種類の百人一曲ができるというわけで、興味ある方は自前の百人一曲を作ってみたら如何でしょうか。なお、今回はクラシックだけを対象にしましたが、ポピュラーその他の分野については、また日を改めて検討してみようかと思っております。では。 夢七。