ユリナ(小3)に土手へ誘われ付いて行くと、「たっちゃん、ここでスローライフしよう」
「スローライフ?」
「そう。川の流れに耳を澄ませて、青い空をぼーっと見上げて、鳥の鳴くのを聞いて…」
とユリナが語ったちょうどその時にカラスの大きな鳴き声「カァー、カァー」
「今のはダメ。もっとピピピピピって小さな鳥の鳴き声じゃなきゃ」
スローライフを満喫するユリナと別れてしばらくしたら川遊びでズボンが濡れたユリナがやってきた。
「あ~あ、今日はスローライフをしにたごっこパーク来たのに、川遊びなんかしちゃったよ。これじゃ、スローライフは台無しだ。また明日来てやろ。」
「スローライフ?」
「そう。川の流れに耳を澄ませて、青い空をぼーっと見上げて、鳥の鳴くのを聞いて…」
とユリナが語ったちょうどその時にカラスの大きな鳴き声「カァー、カァー」
「今のはダメ。もっとピピピピピって小さな鳥の鳴き声じゃなきゃ」
スローライフを満喫するユリナと別れてしばらくしたら川遊びでズボンが濡れたユリナがやってきた。
「あ~あ、今日はスローライフをしにたごっこパーク来たのに、川遊びなんかしちゃったよ。これじゃ、スローライフは台無しだ。また明日来てやろ。」
小学校の6年間なんて、ほんと長かった。
そう感じてる大人、けっこういるんじゃない?
今の子どもたち、大人になった時「小学校なんてあっという間だったよなあ」とかなったら、なんか気持ち悪いな~。
「いや~、いろいろ忙しくってね~。あれよあれよという間に過ぎとりました。」なんて。
もし大人になった自分が、大人のまま過去に戻って6年間もらったところで、あの6年間は味わえない。
無理無理。
子どもは小さな大人じゃないの。
子どもは子どもやって生きればいいの。
オレもスローライフしなきゃ。