「誰か〜お湯入れて〜!」
カップラーメンのかやくをセットするところまで自分でやった幼児くんが大声で。
若者くんが熱湯の入った重いやかんを持ち上げて、お湯を入れてあげました。
何気ない一言ですけど「誰か〜お湯入れて〜!」って、とっても重要な一言だと思いました。
自立とは何か…大学生向けの特別講義でよく学生たちに聞きます。
今まで自立ってどういう意味だって教わってきた?
みんな異口同音に、「一人で何でもできること」「人に頼らないでいろんなことができるようになること」といった意味合いのことを言ってくれます。
敬愛する児童精神科医・佐々木正美先生からの教えを伝えます。
でもそれ、「自立」じゃなくて、「孤立」だよねって。
困っていること、悩んでいること、苦しんでいること、そうしたことを誰かに頼ったり、相談したりすることなく、自傷行為をしてしまったり、摂食障碍に陥ったり、引きこもってしまったり、ときに自ら命を断つという選択をしてしまったり…。
そして、学生に人気アニメ「ワンピース」の主人公・ルフィの言葉を伝えています。
『俺は助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!』
本当の自立はこういうことじゃないかなと。
「誰か〜お湯入れて〜!」
幼児くんのこういう感覚、いつまでも持っていてほしいと切に願います。
幼児4人 小学生9人 中学生8人 青年11人 子ども32人 大人13人 計45人
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