夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2014年12月 6日(土)「上り道と下り道は一つの同じもの」

2014年12月06日 20時26分39秒 | 「政治・経済」
今日のツイートのまとめです。

「上り道と下り道は一つの同じものである」(ヘラクレイトス)・・・・熊野純彦著「西洋哲学史」P26より。
一つの坂道を見るとき、自分がいる位置によって同じ坂が上り坂にもなるし下り坂にもなる。坂道はそのままに存在をしているだけである。
今、僕たちは坂道の途中に立って「これは、上り坂なのか、下り坂なのか」と途方にくれながら眺めている。政治家や専門家はそれぞれでしょう。しかし僕たちは自分の生活を見つめて自分がどちらに向かっているかを見ないとね。
経済全般を判断するには公平性が必要で、公平性がなければ判断をお山る誤るでしょう。経済が悪くなっているとばかり言うことは批判されますが、かといって経済は順調に成長しているというのもまた批判の対象になる。ここで政府も国民の声を公平に聞くべきなのです。この公平さがなければ!
株で大儲けをしている国民が増えて高級品の消費が増えているから経済は順調!!と同時に、貯金なしの家庭が増えたり年収200万以下の世帯が増えたり。。。。ここを見て政府は貧困が拡大して個人消費は懸念される!!と叫ばなければ公平とは言えない。
公平さを叫ぶ政府が不公平ではどうしようもないのですが、この公平さの基本となる軸はどこになるのでしょうか?どこに視点を持てば今、登り坂にいるのか下り坂にいるのかを判断できるのか?
余談になりますが、せっかくの選挙真っ最中ですから、党首討論で公約や国民に期待を持たせるばかりに議論ではなくて、それぞれの党が「自己批判」を出し合ってみればいいのではないでしょうか?むしろ国民はその自己批判の中身で党への信頼を深めて投票に向かうのではないでしょうか?
さて、今の日本は下り坂にあるのか上り坂にあるのかの判断となる軸はなんでしょうか?それは国家の役割から導かれます。この国家の役割が何かでその政党の存在価値感が見えます。
自民党や公明党の国家感、もう一つの大きな保守政党である民主党の国家感、中間的な位置にある小政党の国家感、そこから少し距離を置く社民党や共産党の国家感。そこから経済政策の違いも現れるでしょう。この経済政策は広くアベノミクスへの評価になる。
でも、国家感の違いはあっても答えは国民生活の向上や安定に落ち着きますね。まさにこの国民生活の向上や安定化こそが判断の軸となるという事です。この軸に各党の国家感がどう結びつくかどうかですね。
僕たち国民からすれば、「国民生活の向上や安定化」の流れの中で、どういう位置にいるかを知ることができる。期待は排除して今現在です。株などで大儲けをした人や貧困化した人もいる。そのどちらが多いかですね。そして中間層がいる。今の自分を振り返ってみるしかないのでしょう。
先日も『民意と政治のねじれ』という事を書きましたが、国会内の決められない国会といったねじれは国会の民主主義強化でどうにかなります。しかし問題は、「国民生活の向上や安定化」という政治が最も重きを置かねばならないところでの民意と政治のねじれを解消しなければならない。
民意はいろいろな世論調査の結果でも出ていますが、これと政治の政策が一致をしなければいけないという事で、それに間違いがあったのなら修正をしていくという事がねじれの解消です。
ここからも国民は今、上り坂にいるのか下り坂にいるのかを判断できる。日本は一つしかない。その一つの坂を判断するしかない。
コメント
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