先日受けた健康診断の結果が出たので同僚と一緒に病院に行った。
たくさんの人が
舞って待っていた。
そのうち「夕螺さ~ん」と優しくよばれたので診察室へ。
先生が眉間にしわを寄せて、
先生「血液検査でコルステロールと血糖値などの値が良くないですね」と。
夕螺「危ないですか?」
先生「心筋梗塞とかいろいろな病気の心配があります」
夕螺「そうですかぁ。。。。」
先生「たばこは吸いますか?」
夕螺「はい・・・・・」
先生「うん…禁煙しましょう。当病院では禁煙外来もありますよ」
次の方どうぞ~
僕と入れ違いに同僚が入っていった。この同僚は非喫煙者。
この同僚も暗い顔をして出てきたのでコーヒーでも飲むかと喫茶店に向かった。
喫茶店でコーヒーが出てきたので飲み始めると、甘いもの好きの同僚がコーヒーに砂糖を入れない。。。。。
どうしたんだよと聞いたら、コルステロールや血糖値に異常がありこのままだと心筋梗塞になるかもしれないと言われたらしい。
僕も同じだよと言いながら煙草やめろってと。
すると同僚は俺はたばこ吸わないから甘いものや酒を控えろと言われたよと。
僕は喫煙者だから煙草以外の注意は何もなかったと思わず笑ってしまった。
ここまではわかりやすくするためのフィクションです。と言ってもこれに近いことは実際ありましたが。。。。
仮に僕と同僚が心筋梗塞で死んだ場合、同じようにコルステロールや血糖値の異常などが原因として、禁煙運動の方たちが僕だけを喫煙者の心筋梗塞死という統計に残されるんでしょうね。
上に書いたような極端なお医者さんはそうはいないと思いますし、心筋梗塞について喫煙の危険も言いながらもいろいろな原因を研究している方が多いのでしょう。
NHKのサイトに
「心筋梗塞・狭心症10年以内の発症率がわかる」という記事がありました。
この中に一つの表があって60歳Aさん喫煙者というのが出てきます。まぁ、僕のような人間ですなぁ。
そのAさんが10年後に心筋梗塞等で死ぬリスクをどう下げられるかについて書かれています。
まず悪玉コルステロールを150から12に下げると、発症率が17%から11%に下がります。つづいて血糖値を正常に戻すと6.6%に下がります。そして最後に禁煙をすると4.2%に。
そして結論は、
「動脈硬化とそれによる心筋梗塞などの病気は、自己管理によってリスクをひとつでもふたつでも減らせば、予防できるということです。」(引用)
こう見ると、心筋梗塞予防を禁煙だけ叫ぶ医者がどんなに信用できないかがわかります。
そして、上のAさんに見るように喫煙者でもどれか一つでもリスクになるものを減らせば効果が大きいのですから、受動喫煙となればそのリスクは相当低いとみてよいでしょう。
心筋梗塞の数字はわかりませんが、肺がんでも喫煙者のリスクは5倍、受動喫煙は1.3倍と禁煙運動の方は発表しています。それだけ喫煙と受動喫煙のリスクの高さは証明されています。(もちろんこの数字自体が眉唾物で、喫煙者や受動喫煙者も非喫煙者と同じ原因で罹病している確率が高い)心筋梗塞についても受動喫煙リスクは相当低いと考えられます。
片頭痛持ちも
1.5倍のリスクがあるそうです。
孤独な老人は
煙草15本分のリスクが心臓などにあるそうです。
喫煙率は下がり続けています。その分受動喫煙も少なくなっているでしょう。しかし心筋梗塞の発症率は横ばいです。
そもそも受動喫煙と一言で言われますが、隣でひっきりなしに煙草を吸っている人の隣で一日中仕事などをしているというのも受動喫煙ですし、仕事場から離れた建物の片隅での室内喫煙所でも受動喫煙だ、そして煙草臭いことだけでも受動喫煙だという方も。煙草の害は出ているという理由ですが、それぞれの受動喫煙状態の違いによるリスクの統計はないのが現状でしょう。
禁煙運動が独り歩きして進むと、肺癌になれば受動喫煙が原因だと「思う」という人が多くなります。
これが肺癌や心筋梗塞を野放しにしてしまう原因にもなりかねないのです。