選挙が行われると最大多数は支持政党なしです。
これが投票率の低下にも結び付いているし、政党の主張よりも話題性や著名人に票が流れてしまう原因にもなっています。もちろん支持政党なしという方がすべて上に書いたような方ではなくて、自民党は良くないがかといってほかの政党も自民党と同じようなものであったり現実的な政策を持っていない(反対ばかりしている)のではないかという方もいるでしょう。
しかし、支持政党なしという中身において一番怖いのは一つの政党を支持することよりも支持政党なしを答えておいたほうがステータスが高いといった満足が出てしまう事です。ですから中立という言葉とすんなり結びついてしまいます。自分は右でも左でもないというようなものが出てしまいます。あるいは多数決という民主主義を大切にするから多数派が正しくそれに従うといった民主主義の間違った認識に立ってしまいます。
いつの間にか支持政党なしが政治から自分を遠ざけてしまうことになります。自分が遠ざかってしまうだけなら良いのですが、政治の話やひどい場合真面目な話をすると「頭いい~」とか「マジメ~」なんていうチャカシになったりします。昔から少し左寄りの話をすれば「共産党か、お前」とか。。。。。。今ではネット上で「お前は反日だ」とも。Newsweekに
「他人を信用できないROM専日本人のせいで経済が伸びない」という記事がありました。」
言葉は少しきついですね。でも面白い記事です。
現在はネット社会になっていますが、自分から情報や考えを発信する利用者は日本は極端に少ないそうです。閲覧することがもっぱらの状態のようです。
一方では知識人や専門家が一般人が書くブログやホームページはゴミ箱だといった考え方が一時見受けられました。
上記したリアル社会の現状がそのままネットというバーチャル世界にも同じ現象が出ているという事がリンクページから読み取れます。ネットを利用している人も現実にこの社会の中で生きて生活して労働をしていて人とのしがらみの中に生きているのですから当たり前と言えば当たり前です。リンクページに書かれているネット上との人との関係では他人は信用できないという意識が日本では高いようですが、ここからリアル社会を眺めても互いに信用していないというのが現状でしょう。だからこそリアル社会での友達の人数やスケジュールが埋まることに安心をしたり、ネット上ではフォロア数等が気になる。
本来は自分の考えを大切にしなくてはいけないのですが、それを表に出せない社会(ネット社会)が目の前にある。すると正しいかだたしくないかの判断から離れて多数が正しいというものがネット上でも起きます。ひどい場合には感情に訴えた大きな声や過激な声に扇動をされる。
自分の意見から見て他の人の意見を信頼する繰り返しが大切です。もちろん反対意見とも意見交換をしながら。
他人を信頼できないというのは自分を信頼できないことに結びついてしまいます。
現在、政治も経済も信頼できない状態がひどくなっています。平凡に生きているとそこに寄生をしたりさいふに手を突っ込まれる社会です。通り魔殺人が誰でもよかったというが結局弱い人が狙われている。オレオレ詐欺は弱い老人をターゲットに。政治自体が政治の仕事である富の再配分が富の少ないところから高いほうへ吸い上げている。
信頼を壊すようなことばかりが続いています。その中で人と人との信頼関係も薄れていく。警戒するようになる。
これな経済活動にも現れますね。何もネットビズネスの発展が遅くなるというだけではなくて、リアル社会の経済全般も発展性がなくなります。
以上書いてきましたが、ブログとかツイッターなども毎日の生活や仕事そして子育てや介護など人が生きている証とでもいえる記事が一番大切なのです。ここを大切にしなければいけません。しかしその中でどうしても社会とぶつかることが出てきます。リアル社会ですから。その時に生活者や労働者の立場からいろいろと考えることや発信することが大切です。