さて。
今年もまた流行語大賞のノミネートについて、話題になる季節がやってきたが。
なんでも聞くところによると、この今年生み出された数々の流行語にあやかり、商標登録をする会社が続出しているという。
我が家の三歳児ゴンザのために、
アドベントカレンダー、買いました(笑)
とある製菓会社が、いまやIK○Oさんの持ちネタとなっている『どんだけ~!?』にあやかり、『ば○うけどんだけ』という商品を登録しようとすれば、
(これ、元はIK○Oさんではないオネエがとある番組内で使ったのが
流行のきっかけだけど、いつのまにかIK○Oさんのネタになっちゃったね)
卵を生産する会社がハニカミ王子にあやかって「ハニカミ卵」を。
宮崎県の東国原知事の芸名『そのまんま』にあやかろうという会社にいたっては数え切れないほどだそうだし、『時流に乗りたい』『この勢いにあやかりたい』と思う企業は枚挙に暇がないらしい。
フランス製のこのアドベントカレンダー。
日付のところを探して破ると、チョコが出てきます。
ゴンザは「食べていいのは一日一個だけ?」と、少し寂しそうでも(笑)
これでクリスマスがますます待ち遠しくなるね!
しかし、私には、どうもこの発想が理解出来ない。
いや。
理解出来ないというよりも、「それでいいのか!?」という気持ち、と言ったほうが正しいだろうか。
それぞれの企業の商品開発者が、汗水たらして寝る間も惜しんで生み出した新商品を
『女子社員がノリで「どんだけ~!?」と提案したから』
『あやかりたいから』
と、よく考えもせずに、『流行り』で名付ける。
ちょっと気が早いけど、お正月用に♪
時代から取り残されたおっさんたちが、メディアが半ば無理矢理作り出した流行語を本物と信じて、会議で大真面目に取り上げては、「そりゃいい!」とかなんとか盛り上がっちゃ、そうなってしまったのかもしれないけれど.....。
『.....流行語なんて、流行りが過ぎたらただ寒いだけ』
それに気づかないの?
ガドガドソースはピーナッツベースのインドネシアの甘いドレッシング。
お酢で伸ばすとちょうどいい♪
かつて。
なぜかティラミスというデザートが巷で大いに『流行った』とき。
当時私が住んでいた近所に、その名を冠したホテルが出来た(爆)
そのとき、私は「あ~あ、やっちまったね、ここの経営者。半年経ったらどうすんだろ?」と思ったものだが、案の定、そのホテルの行く末は芳しいものではなかった(笑)
また、『トレンディ』なんて言葉が流行ったときには、そのまんま『トレンディ』なんて各種の店が、これまた各地に出来ていたようだが、その行く末もまた然りで、みな改名を余儀なくされたか、もしくは哀しい末路を辿ったものだった。
こちらはゴンザが買ってきた大粒うに。
一舟500円(安い!)
これは、おそらく私の周辺だけでなく、全国的に常に起こっている現象だと思うのだが......。
今、流行語に『あやかろう』としている彼らは、そんな事実をもう忘れてしまったのだろうか?
それとも、そんなことには全然気づいていなかった、とでも.....?
『うにひしお』のパスタに載せて。
贅沢~♪♪
やたらめったらにもてはやされ、万人の手垢にまみれた『流行語』の行く末は、いつも哀しいものだ。
流行らなければ普通に存在し得た言葉ですら、何の因果か、流行ってしまったことで、その後は失笑され、黙殺される。
あやかり商法も、商標登録も結構だが。
『流行語なんて、流行りが過ぎたらただ寒いだけ』
それを忘れないほうがいいのではないか。
おりしも。
昨日は、関東地方にも木枯らし一号が吹いたというが.....
木枯らしの吹く中。
東京国立博物館へ、『大徳川展』を見に行ってきました。
混んでいたけど見ごたえたっぷり!
特に、黒漆(刀の鞘。拵えって言うの?)の魅力にやられました!!
さて。
このあやかり商法のあやかり効果は『どんだけ~』なのか。
我々がこの流行語を来年の今頃も覚えているかどうかは定かでないが、
その推移を見守ってみたいものだ。
お外は寒くてもちゃあこはおうちでポカポカ♪
皆さん、お久しぶり~!