ゴンザと二人、車で出かけたら、
ふと、前方を走る車両を見て、ひとつの疑問にぶち当たった。
高齢ドライバーを示す、【もみじマーク】。
あれはいったい、なぜ【もみじ】をモチーフにすることに決まったのだろうと。
一昨日に続き、『アンリシャルパンティエ』のパリコレ。
初心者の若葉マークから、無理矢理イメージを持ってきたのか、
それとも、他にも色々案があったのに、結局これに決まったのか......
とにもかくにも、
どうも、我々にはこの【もみじマーク】が失礼に思えて仕方がない。
いや。
別に高齢者を示すマークを作ることが、問題だと言ってるわけではなくて、
むしろ、前方を走る車の運転者が高齢者とわかれば、
いかな普段は慌てた運転をする者でも、
思いやりの気持ちを持って、いつも以上に気をつけるだろうと、
なんらかのマークを示すことには賛成なのだが。
なぜもみじなのか。
.....なぜ、紅葉をイメージさせる、あの色なのか!?
(形も全然【もみじ】じゃないのに)
ホワイトコーン。
北海道物産展で買ったとうもろこしがあんまり美味しかったので、
デパ地下でこれを買ってみたけど.....
やっぱり物産展のものには勝てなかった!
これも美味いけど~♪
我々は、あのもみじマークを見て、うかつにも、
『枯葉マーク』と呼んだ人を知っているが、
悪気はなくとも、あの色と形を見れば、
そんな間違いをおかしても仕方がないような気もする。
だいたい、なぜ『葉っぱ』にこだわらなければならなかったんだろう.....?
そんなことを二人で話し合っていると、ゴンザが言った。
「若葉マークから、植物でイメージを通したいなら、
なんかの実のマークでもよかったじゃんねぇ」
私もそれはもっともだと思い、
「そうだよね。リンゴマークとか、可愛いじゃんね~。
.....それに、葉が紅葉しているあのマークは、なんだか人生の後半は
枯れているみたいなイメージで失礼だし、なんか気分が悪い。
実のマークなら、『人生で一番実りある時期を送ってます』って感じがするのに」
そう答える。
昔ながらの郵便ポスト。
でも、ちょっと赤味が違うような.....
.....と。
ゴンザが言った。
「まったく!行政のする仕事は【満員電車のすかしっ屁】だな!」
私は、彼の言わんとしていることの意味を即座にはつかめず、怪訝な顔をする。
「満員電車のすかしっ屁.....?」
いったい、それと役所仕事のどこに関連があるのか.....
と。
ゴンザがその答えを教えてくれた。
自然の中は、もうすぐ紅葉の季節ですねぇ。
「『どんなに臭かろうと、被害が拡がろうと、犯人がわからなきゃいい』みたいなさ」
「おお~、なるほど!」
私は大きく頷き、ゴンザの絶妙な譬えに感心のため息をつく。
なるほど、お役所仕事に終始する奴らには、
もみじマークを使う者の気持ちなど、どうでもいいのだろう。
臭い屁を撒き散らしておいて、平気な顔でいられるのは.....
俺の責任じゃね~よという顔でいられるのは。
組織がしっかり守ってくれるから絶対に大丈夫という、
確信があるからなのだろう。
これが民間企業なら、「もっと頭絞れ!こんなの客が買うと思ってるのか!?」
そう言われるのは間違いないのに。
こんなおちゃらけていながら、名言をはく男(笑)
ちなみに今日は、イトーヨーカドーの前で、
「伊藤!よお、加藤!」と一人芝居(爆)
はい、皆さんもご一緒に~「伊藤!よお、加藤!」
さて、そのココロは...わかりましたか?
いや、まあ、これは出典がボキャブラ天国だけど。
話題の『せんとくん』もそうだけれど、
このもみじマークのデザインもネーミングも、
決定される以前に、誰か異議を唱えなかったのか.....。
私はそれがヒジョーに気になる。
(決定までには多くの人の手を経ているわけだもんねぇ)
ちなみに今調べたところ、この【もみじマーク】義務化にあたって、
自民党総務会で、『そもそも高齢者に『枯葉マーク』とは失礼ではないか』
『マークの縁取りが黒いのもいかにも暗示的でけしからん』
という意見が出たそうだが.....
もみじマークをデザインしたヤツ。
そして、それにOKを出したヤツ。
言われる前に考えろよ。