庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

間もなく梅まつりもおわり。最後まで輝いている梅たち。酈懸梅の異変

2016年03月28日 | 偕楽園
もう梅は終わりだろうとよくいわれますが、まだまだ輝いている梅たち。
五色梅A5-184 1603260019五色梅A5-184 1603260019 posted by (C)雑草
五色梅A5-184 1603260023五色梅A5-184 1603260023 posted by (C)雑草
御所紅A2-283 1603260026御所紅A2-283 1603260026 posted by (C)雑草
春日野A3-003 1603260031春日野A3-003 1603260031 posted by (C)雑草
春日野A3-003 1603260032春日野A3-003 1603260032 posted by (C)雑草
白獅子B4-010 1603260048白獅子B4-010 1603260048 posted by (C)雑草
このほか南門の江南所無と思われる花も健在でした。
また例年と違うのは酈懸梅です。
酈懸梅は花弁が無い花としてよく知られています。ところが梅まつり終盤になると花弁のある花が見られる木が1本あります。ところが今年は終盤になっても一向に花弁のある花が見つかりません。今咲いている花です。
酈懸梅1603260062酈懸梅1603260062 posted by (C)雑草

酈懸梅は暖かい年には白い花弁の花が咲くと言われます。下は神代植物公園の説明板です。
1836年の韻勝園梅譜には花弁は黄色で至って小さな白花が少し出る。これも奇品であると記されているそうです。そして模写図には一重の花弁の花が描かれています。
酈懸 神代DSCF1179酈懸 神代DSCF1179 posted by (C)雑草

今年2016年2月26日に神代植物公園の酈懸梅を見ましたら、小さいながら花弁がありました。
酈懸 神代DSCF1176酈懸 神代DSCF1176 posted by (C)雑草

偕楽園の酈懸梅で白い花弁が見られるのは南崖の1本だけです。それも咲き始めは花弁は全く見られず、終盤になってから普通の白い花を咲かせている枝を見ることができます。下の写真は終盤に白い花を咲かせている2015年3月25日のものです。
終盤の酈懸梅終盤の酈懸梅 posted by (C)雑草
終盤の酈懸梅終盤の酈懸梅 posted by (C)雑草
 偕楽園で終盤に花弁が見られる酈懸梅は南崖のこの1本だけです。この木はまた偕楽園の酈懸梅の中では毎年一番最初に花が咲く木です。
 ということはこの場所が暖かい場所であるために早く咲き、終盤には白い花弁をつくると思われます。しかし、同じ暖かい場所の南崖には計3本の酈懸梅があるのに、他の2本には白い花がついたのを見たことがありません。
 また南崖よりは寒いと思われる東西梅林や好文亭内の酈懸梅には白い花弁を見たことがないように思われます。これらも、寒いために花弁がつかないかというと、暖冬の年でも白い花弁を見たことがないと思いますので、少なくとも水戸における気温が暖かい年では花弁が出ない個体ではないかと思われます。
 今年の異変は終盤に花弁が出るはずの木に起こりました。まず一番花を確認したのが1月19日と早かったことです。例年の一番花は2月中旬から下旬ですから、1カ月は早かったことで、これは他の品種でも早い傾向でした。このことは11月12月の暖かさが大いに関係したようです。
 一番花が開花した後も、開花にブレーキがかかることなく咲き進みましたが、決して温かいと感じる日があったわけではなく、寒い日が続く中で咲き終わってしまったような感じです。
 そのためもう蕾は全くなく、花弁の無い花も咲いている花を見つけるのは難しい状況です。
酈懸梅1603260051酈懸梅1603260051 posted by (C)雑草
ということで、例年なら酈懸梅に白花がつくのを見られたのに、今年は最後まで見られなかったということです。終盤まで寒い日が多かった今年ははたして梅にとって良かったのか、悪かったのか今後の実のつき具合に注目です。
 もしも水戸の酈懸梅でもより温暖な東京に移植したとしたら、花弁が出やすくなるのかもしれません。さらにもっと暖かい地方に植えたとしたら、花弁が常にある普通の梅の木になってしまうのでしょうか。黄金鶴や鎌倉黄金(黄梅)のようにもともと花弁が小さい品種ならば、気温による花弁の変化はないはずですが、酈懸梅は気温によって花弁が変化する不思議な品種です。
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今、好文亭が輝いています。寒緋桜と江南所無が見頃で、二季桜咲き始める。

2016年03月21日 | 偕楽園
今、好文亭が一番美しい時期です。寒緋桜の真っ赤な花が見ごろです。そして水戸の六名木の江南所無も一番美しいときです。
寒緋桜1603220077寒緋桜1603220077 posted by (C)雑草
江南所無1603220087江南所無1603220087 posted by (C)雑草

好文亭の料金所を入るとすぐに真っ赤な寒緋桜がお出迎えします。
寒緋桜1603220076寒緋桜1603220076 posted by (C)雑草
寒緋桜1603220079寒緋桜1603220079 posted by (C)雑草
寒緋桜1603220081寒緋桜1603220081 posted by (C)雑草
好文亭の奥御殿を一周して見晴広場が見えてくると、御殿の角に水戸の六名木、江南所無が咲いています。
江南所無1603220085江南所無1603220085 posted by (C)雑草
枝振りもよく美しい花は桜とは一味違います。
江南所無1603220088江南所無1603220088 posted by (C)雑草
庭の中央には二季咲桜が春バージョンの花を咲かせ始めました。秋とはちがった本格的な桜花がもう間もなくです。
二季桜1603220093二季桜1603220093 posted by (C)雑草
二季桜1603220092二季桜1603220092 posted by (C)雑草
お帰りにはもう一度寒緋桜を愛でてください。見る方向が変わると別のもっと美しい木に出会ったような感動があります。
寒緋桜1603220096寒緋桜1603220096 posted by (C)雑草
フタバアオイの新芽が出てきました。今年は今のところ花をまだ確認できません。来年に期待しましょう。
フタバアオイ1603220082フタバアオイ1603220082 posted by (C)雑草

南門を出てエレベータのある梅桜橋へ向かう途中にカツラの花が咲いています。
カツラ1603220069カツラ1603220069 posted by (C)雑草

公園センター前の呉服枝垂が見頃です。
呉服枝垂1603220066呉服枝垂1603220066 posted by (C)雑草
呉服枝垂1603220064
呉服枝垂1603220064 posted by (C)雑草

丸山橋と四季の原の淡墨桜がちょこっと色づいてきました。
淡墨桜1603220053淡墨桜1603220053 posted by (C)雑草

石の彫刻の近くでアンズが見頃です。
アンズ1603220047アンズ1603220047 posted by (C)雑草
アンズ1603220049アンズ1603220049 posted by (C)雑草
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偕楽園で最後に咲く白獅子が咲き始めました。 西洋梅について。

2016年03月17日 | 偕楽園
偕楽園では遅咲きのアンズ系の花が見頃です。そしておそらく偕楽園で最後に咲くと思われる白獅子も咲き始めました。
アンズ系の黒田、開運、江南所無です。
DSCF3193黒田jchDSCF3193黒田jch posted by (C)雑草
DSCF3148開運TAjchDSCF3148開運TAjch posted by (C)雑草
DSCF3106江南所無六jchDSCF3106江南所無六jch posted by (C)雑草
DSCF3111江南所無六jshDSCF3111江南所無六jsh posted by (C)雑草

偕楽園で一番大きな花の武蔵野です。
DSCF3091武蔵野西梅林jshDSCF3091武蔵野西梅林jsh posted by (C)雑草
DSCF3086武蔵野jshDSCF3086武蔵野jsh posted by (C)雑草

公園センターの呉服枝垂が見頃です。
DSCF3188呉服枝垂jchDSCF3188呉服枝垂jch posted by (C)雑草

猩々梅林の塒出錦はまだ美しい花が残っていました。
DSCF3182塒出錦SYjchDSCF3182塒出錦SYjch posted by (C)雑草

偕楽園で最後に咲く白獅子も開花し始めました。花弁の白さがまぶしいほどです。
白獅子1603160003ch白獅子1603160003ch posted by (C)雑草
白獅子1603160002ch白獅子1603160002ch posted by (C)雑草
白獅子1603160006ch白獅子1603160006ch posted by (C)雑草

盆栽屋さんに珍しい西洋梅がおいてありました。

2018年6月11日追記
この西洋梅と言われた梅は美人梅という名の梅であることをume291024さんから教えていただきました。ありがとうございます。
梅田操著「ウメの品種図鑑」によりますと、
美人梅は、「フランスにおいて、赤葉のミロバランスモモと杏梅との交配により作出された品種」李系・李性八重、紫紅色、花の直径3.2㎝前後。果実1個の重さは50~60gなどととあります。
西洋梅は、杏系・豊後性一重薄紅色大輪。果実の大きさは40~50g。杏梅と称される品種で、寒冷地向きなどとありました。


西洋梅1603160017a西洋梅1603160017a posted by (C)雑草
西洋梅の名で大阪城梅林公園にあるものは、一見泰平のような赤い萼、淡い紅の花弁でこれとは別品種である。それは実梅で静岡で発見されたもので、寒い地方に適しているとのことです。

盆栽屋さんに置いてある西洋梅も萼が赤く枝の肌もあかっぽく豊後系の梅のようですが、大きく違う点は花柄が長く、花が枝から離れていることです。この花が枝から離れてつくことは在来種というか、いわゆる梅と言われているものにはない特徴で、桜と似ています。桜は一箇所に複数個の花が付きますが、この西洋梅は1個しか花がついていません。
西洋梅1603160012a西洋梅1603160012a posted by (C)雑草
西洋梅1603160009a西洋梅1603160009a posted by (C)雑草
西洋梅についてネットではほかに白花もあって、それぞれ別品種のようです。それで西洋梅は品種名ではなくて洋種の梅という意味で、品種名はそれぞれにあるものと思いました。
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偕楽園の夜梅祭

2016年03月14日 | 偕楽園
偕楽園の夜梅祭が3月12日土曜日の夜に行われました。
DSCF2986夜梅祭
DSCF2986夜梅祭 posted by (C)雑草
DSCF2983提灯
DSCF2983提灯 posted by (C)雑草
DSCF2971芝生アート
DSCF2971芝生アート posted by (C)雑草
DSCF2922梅林
DSCF2922梅林 posted by (C)雑草
DSCF2921梅林
DSCF2921梅林 posted by (C)雑草
DSCF2919武蔵野
DSCF2919武蔵野 posted by (C)雑草
DSCF2944黒田
DSCF2944黒田 posted by (C)雑草
DSCF2937竹林
DSCF2937竹林 posted by (C)雑草
DSCF293吐玉泉9
DSCF293吐玉泉9 posted by (C)雑草
DSCF2941吐玉泉
DSCF2941吐玉泉 posted by (C)雑草
DSCF2990盆栽屋さんの店
DSCF2990盆栽屋さんの店 posted by (C)雑草
DSCF2989師匠の店
DSCF2989師匠の店 posted by (C)雑草
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好文亭がデザインされた記念硬貨 八重黄金と月影

2016年03月10日 | 偕楽園
本日は日本梅の会観梅会がありまして、弘道館と偕楽園を見ていただきました。最後に立ち寄った好文亭では、普段は立ち入ることのできない庭内に入り、梅の木を見ていただきました。そこには雑草がかねてから間近で見たいと思っていた八重黄金があります。念願かなって近くで見ることができました。
DSCF2299八重黄金aDSCF2299八重黄金a posted by (C)雑草
八重黄金は以前は御成門近くに古木がありました。紅白咲き乱れる満開の梅林の中で、他の梅よりも黄色く見える木がありまして、名前を調べましたが、該当する名前がなかったので、偕楽園が八重黄金と名付けたものです。
元の古木は枯れてしまいましたが、苗木として残してあったものを大震災の1~2年前に好文亭内に植えたものです。八重黄金は偕楽園で見つかり、現在は偕楽園にしかない梅の木です。
田鶴鳴梅林にも八重黄金の名札がついた梅の木がありますが、花が全く違います。下は田鶴鳴梅林にある八重黄金です。
八重黄金TA5-111 1603080020八重黄金TA5-111 1603080020 posted by (C)雑草

好文亭内にあるこちらが正統な八重黄金になります。
DSCF2302八重黄金aDSCF2302八重黄金a posted by (C)雑草

好文亭の東広縁から見晴広場を見渡した時に、右側の千波湖方面に目を移すと、庭内に石灯籠があって、その隣の梅の木が八重黄金です。
八重黄金D1-093 1602150083mj八重黄金D1-093 1602150083mj posted by (C)雑草
石灯篭に近づきました。
DSCF2306八重黄金aDSCF2306八重黄金a posted by (C)雑草
石灯籠から離れて、好文亭の建物を見ますと下のように見えます。
DSCF2311八重黄金aDSCF2311八重黄金a posted by (C)雑草
ふだんは庭には立ち入ることができないので、垣根の外から、垣根越しに同じ光景を見ることになります。
左の石灯籠の隣に白く咲いているのが八重黄金です。
この景色と全く同じデザインで、茨城の記念硬貨が平成21年に発行されています。
DSCF2319記念硬貨aDSCF2319記念硬貨a posted by (C)雑草
よく見ると石灯籠の隣に八重黄金を確認することができます。偕楽園にいらっしゃった時に思い出されましたらぜひ偕楽園にしかない梅、八重黄金をごらんください。
また、記念硬貨には梅の都を象徴するように咲いている梅の小枝が大きくデザインされています。
この位置から見える梅の木はすべて八重咲きです。この大きくデザインされた梅は偕楽園を代表する梅と考えられます。となると六名木の中では一重咲きは月影と柳川枝垂ですが、デザインは枝垂ではないので、端正な花の月影が相当するのかなと考えています。
下は猩々梅林の六名木サークルに咲いている月影です。
月影SY2-039 1602040042月影SY2-039 1602040042 posted by (C)雑草
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水戸偕楽園・弘道館の梅は見頃です。遅咲きも咲いています。

2016年03月08日 | 偕楽園
水戸の梅は遅咲きも咲き始めて見頃です。早咲きの八重冬至などはほとんど散ってしまった木も見受けられます。
今咲いている梅の中で気になる花を一挙に載せます。
DSCF2503泰平aDSCF2503泰平a posted by (C)雑草
DSCF2509思いのままDSCF2509思いのまま posted by (C)雑草
DSCF2512叡山白aDSCF2512叡山白a posted by (C)雑草
DSCF2513白牡丹aDSCF2513白牡丹a posted by (C)雑草
DSCF2514開運aDSCF2514開運a posted by (C)雑草
DSCF2516八重茶青aDSCF2516八重茶青a posted by (C)雑草
DSCF2518八重茶青aDSCF2518八重茶青a posted by (C)雑草
DSCF2522見驚aDSCF2522見驚a posted by (C)雑草
DSCF2525御所紅aDSCF2525御所紅a posted by (C)雑草
DSCF2532座論aDSCF2532座論a posted by (C)雑草
DSCF2535一重寒紅aDSCF2535一重寒紅a posted by (C)雑草
DSCF2542蓬莱aDSCF2542蓬莱a posted by (C)雑草
DSCF2590白難波aDSCF2590白難波a posted by (C)雑草
真っ白な白難波が赤い照明で白梅と紅梅が咲いているようです。今度の土曜日の夜梅祭に期待。
DSCF2611竹林aDSCF2611竹林a posted by (C)雑草
DSCF2618吐玉泉aDSCF2618吐玉泉a posted by (C)雑草
江南所無C2-021 a1603070003江南所無C2-021 a1603070003 posted by (C)雑草
クロッカス1603080016クロッカス1603080016 posted by (C)雑草
田鶴鳴梅林のクロッカス。
臥竜梅1603080050臥竜梅1603080050 posted by (C)雑草
臥竜梅DSCF2134臥竜梅DSCF2134 posted by (C)雑草
臥龍梅は松島瑞巌寺から紅梅と白梅をいただきました。
巻立山1603080040巻立山1603080040 posted by (C)雑草
白が際立っている巻立山は今日のお客様に気に入っていただきました。
赤花も出現します。
巻立山1603080043巻立山1603080043 posted by (C)雑草
一流1603080048一流1603080048 posted by (C)雑草
一流は好文亭内の1本だけであったが、A区1本とC区に2本、好文亭内の1本と合計4本があります。
一流は、八重咲きのピンクとしては一番早く咲くのとその美しさから毎年開花が待たれています。
早咲きの紅花の八重寒紅、白花の八重冬至、水心鏡、虎の尾、月宮殿などがあり、これに続くピンクの八重咲きです。もう盛りを過ぎてしまいましたが、A区はまだ見られます。

田鶴鳴梅林では一番美しい花といえる玉垣枝垂です。
玉垣枝垂TA5-148 1603080023玉垣枝垂TA5-148 1603080023 posted by (C)雑草

千波湖から東門にむかう偕楽橋のラセン階段から見える田鶴鳴梅林です。
田鶴鳴梅林TA1603080031田鶴鳴梅林TA1603080031 posted by (C)雑草
白牡丹1603080034白牡丹1603080034 posted by (C)雑草
白牡丹に似た樹相で元気な木、大輪の花というば八重の白牡丹であるが、これは一重の大輪です。
白牡丹X1603080046白牡丹X1603080046 posted by (C)雑草
薄色縮緬TA7-027 1603080027薄色縮緬TA7-027 1603080027 posted by (C)雑草
赤い萼片が反り返るなどアンズの性質を強くあらわします。
八重黄金TA5-111 1603080020八重黄金TA5-111 1603080020 posted by (C)雑草

蓮久XB10-010 1603080059蓮久XB10-010 1603080059 posted by (C)雑草
かつて蓮久の名札がついていた梅花。材が白いので紅梅性ではないことがわかった。
滄溟の月1603080053滄溟の月1603080053 posted by (C)雑草
あおく広い海に昇った月のような大輪
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偕楽園の開花状況 3月1日現在2325本の梅の木が開花しました。

2016年03月03日 | 偕楽園
3月1日現在偕楽園の梅の木2325本が開花しました。2月25日時点では1982本でした。
きれいどころをピックアップしました。どこに咲いているでしょうか。
八重旭C10-010 1602240078
八重旭C10-010 1602240078 posted by (C)雑草
八重旭C10-010 1602240076
八重旭C10-010 1602240076 posted by (C)雑草
白玉梅 苗畑ー南崖1602240086
白玉梅 苗畑ー南崖1602240086 posted by (C)雑草
梅大使1602240061a
梅大使1602240061a posted by (C)雑草
唐梅C9-023 1602240082
唐梅C9-023 1602240082 posted by (C)雑草
黒田C8-077・C9--014 1602240067
黒田C8-077・C9--014 1602240067 posted by (C)雑草
見驚C4-072 1602240094
見驚C4-072 1602240094 posted by (C)雑草
関の守C4-076 1602240098
関の守C4-076 1602240098 posted by (C)雑草
呉服枝垂MA3-028 1602280045
呉服枝垂MA3-028 1602280045 posted by (C)雑草
呉服枝垂MA3-028 1602280048
呉服枝垂MA3-028 1602280048 posted by (C)雑草
呉服枝垂白花DSCF2084
呉服枝垂白花DSCF2084 posted by (C)雑草
呉服枝垂の幹に一重の白梅が咲いています。
叡山白A6-060 DSCF2137
叡山白A6-060 DSCF2137 posted by (C)雑草
叡山白かDSCF2131
叡山白かDSCF2131 posted by (C)雑草
臥竜梅DSCF2134
臥竜梅DSCF2134 posted by (C)雑草
瑞巌寺からいただいた臥竜梅。白梅は苗畑にあります。
開運DSCF2104
開運DSCF2104 posted by (C)雑草
句碑イラストDSCF2099
句碑イラストDSCF2099 posted by (C)雑草
正岡子規の句 崖急に梅ことごとく斜めなり 句意通りの影絵が案内板に。
黒田DSCF2094
黒田DSCF2094 posted by (C)雑草
佐橋紅DSCF2113
佐橋紅DSCF2113 posted by (C)雑草
座論DSCF2102
座論DSCF2102 posted by (C)雑草
雌しべが4ほんです。お客様が見つけてくださいました。
吐玉泉DSCF2142
吐玉泉DSCF2142 posted by (C)雑草
吐玉泉DSCF2143
吐玉泉DSCF2143 posted by (C)雑草
名前の通り 玉を吐き出しているような泉です。
吐玉泉DSCF2180
吐玉泉DSCF2180 posted by (C)雑草
東雲DSCF2100
東雲DSCF2100 posted by (C)雑草
内裏DSCF2077
内裏DSCF2077 posted by (C)雑草
八重茶青DSCF2105
八重茶青DSCF2105 posted by (C)雑草
鈴鹿の関DSCF2080
鈴鹿の関DSCF2080 posted by (C)雑草
きれいな花が偕楽園のあちこちにさいています。
何個見つけることができますか。どうしても見ておきたい花がありましたらお尋ねください。
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遅咲きの梅も咲き始めました。古木に優しい庭園管理を。

2016年02月23日 | 偕楽園
水戸の梅まつりも3日目。遅咲きの白牡丹、開運梅などが咲き始めました。
開運A5-061 1602220081開運A5-061 1602220081 posted by (C)雑草
でも、朝夕は気温が低く低温障害で傷んでいる花があります。
白牡丹A5-037 1602220091白牡丹A5-037 1602220091 posted by (C)雑草

1月上旬までは暖冬で開花が1カ月以上早くなっているようです。
また1月中旬以降は気温の低い日が多いとはいえ、最低気温はマイナス4度以下にはならなかった。
このため例年通り寒い冬になったという感覚ではあるが、極端に寒いマイナス5~7度は記録されなかった。
このため1月中旬以降は感覚的には寒さで蕾の成長にはブレーキがかかったかと思われたが、実際はブレーキがかかっていなくて、蕾は成長し続けていたようです。
そのため通常3月10日以降開花する遅咲きもちらほら咲き始めてしまったと思います。

梅の花、特に雌しべは低温には弱く、マイナス3~4度の日が続くと、品種によっては枯れて落ちてしまいます。
雌しべの無い花をよく見かけます。
八重茶青A5-062 1602220084八重茶青A5-062 1602220084 posted by (C)雑草

座論は雌しべが一つの花で複数本あるものが多いのですが、この花は寒さのために雌しべが枯れています。
座論1602220068座論1602220068 posted by (C)雑草

品字梅も雌しべが3本の花が高い頻度で見られます。品字梅の花のほうが対凍性があるのでしょうか。この花は雌しべがしっかりしています。
品字梅A6-067 1602220096品字梅A6-067 1602220096 posted by (C)雑草
このまま実がなると、1箇所に3個の実がついて、品の字にみえます。

美しい無類絞りが咲きました。若く勢いがあるので花も美しい。遠くてピンボケなのが残念。
無類絞りA5-186 1602220074無類絞りA5-186 1602220074 posted by (C)雑草

こちらは古木の無類絞りです。
無類絞りB3-086 1602220101無類絞りB3-086 1602220101 posted by (C)雑草
風格のある姿をしています。
無類絞りB3-086 1602220105無類絞りB3-086 1602220105 posted by (C)雑草
まるで臥竜梅のようです。
無類絞りB3-086 1602220106無類絞りB3-086 1602220106 posted by (C)雑草
実は臥竜梅というのは品種名ではなく、古木になり、いかにも竜の姿を思わせるような姿の梅の木の呼び名と思います。
偕楽園の臥竜梅には八重咲きと一重咲きがあり、それぞれ紅梅と白梅があります。これだけでも4品種の臥竜梅があります。中には姿が臥竜梅らしからぬ木があります。
それは著名な臥竜梅から苗を起こした若木であって、たとえば瑞巌寺からいたたいた臥竜梅が見晴広場にあります。


梅の木は古木になると幹が倒れるなどして、自然と臥竜梅の姿になるもののようです。むしろ偕楽園では倒れないように支え棒をあてがって不自然な姿になっていると言えると思います。
自然にまかせるならこの無類絞りのような姿になるのではないでしょうか。

この無類絞りは地面に着地したいと願っているのに、杭で持ち上げられています。これはすでに臥竜梅です。
無類絞りB3-086 1602220107無類絞りB3-086 1602220107 posted by (C)雑草
もし、地面に着地しようとしている枝を無理矢理持ち上げているとしたら、これは老人が横になりたいのに、横になれないように縛り付けられた姿にも見えてきます。もしそうなら、虐待、拷問で、梅の木の寿命を縮めることになってはいないでしょうか。
樹齢600年といわれる天然記念物、湯の宮座論梅の姿にならい、梅の木の思いのままに枝を伸ばさせてあげるような庭園管理も必要です。せめて古木が多いB3エリヤだけでも、倒れないようにではなく、自然の姿を保てるような管理方法に方針転換が必要ではないかと考えまました。

湯の宮座論梅のページ
http://www.gurunet-miyazaki.com/kankouti/kenou/zaronbai/zaronbai.htm
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第120回水戸の梅まつり初日 昨日現在1472本開花しました。

2016年02月20日 | 偕楽園
第120回水戸の梅まつりが本日より始まりました。開花本数は1472本49%です。
第120回梅まつり 見晴広場1602200057第120回梅まつり 見晴広場1602200057 posted by (C)雑草
梅まつり 歴史アドバイザー1602200091梅まつり 歴史アドバイザー1602200091 posted by (C)雑草
観梅本部1602200060観梅本部1602200060 posted by (C)雑草
梅大使 1602200069a梅大使 1602200069a posted by (C)雑草
梅大使 1602200017a梅大使 1602200017a posted by (C)雑草
1602200083みとちゃん誕生日会1602200083みとちゃん誕生日会 posted by (C)雑草
明日もみとちゃんのお誕生会です。ゆるきゃら大集合します。

咲き始めた美しい梅花。昨日19日の開花状況は1472本。49%です。
A6-031臥竜梅 1602200028A6-031臥竜梅 1602200028 posted by (C)雑草
D2-053臥竜梅1602200042D2-053臥竜梅1602200042 posted by (C)雑草
D2-039御所紅1602200033D2-039御所紅1602200033 posted by (C)雑草
C5-013烈公梅1602200061C5-013烈公梅1602200061 posted by (C)雑草
D1-093八重黄金1602200048D1-093八重黄金1602200048 posted by (C)雑草
見驚TA4-045 1602190048見驚TA4-045 1602190048 posted by (C)雑草
紅千鳥1602190023紅千鳥1602190023 posted by (C)雑草
八重旭C10-010 1602190032八重旭C10-010 1602190032 posted by (C)雑草
八重旭C10-010 1602190033八重旭C10-010 1602190033 posted by (C)雑草
八重黄金TA5-111 1602190052八重黄金TA5-111 1602190052 posted by (C)雑草
文殊1602190018文殊1602190018 posted by (C)雑草
マンホ1602190002マンホ1602190002 posted by (C)雑草
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家乃風伊萬母 薫理乃都伎 努爾存不美 古能武 起乃佐可 梨知良流々

2016年02月17日 | 偕楽園
偕楽園の東隣に水戸の2代藩主光圀公(義公)と9代藩主斉昭公(烈公)をまつった常磐神社の宝物を展示した義烈館があります。その義烈館の前の梅の木を浪華の梅といいます。
ちょうど花が咲いていました。
浪華の梅義烈館前1602160065浪華の梅義烈館前1602160065 posted by (C)雑草
下の画像は浪華の梅の木です。
浪華の梅浪華の梅 posted by (C)雑草
その浪華の梅の木の近くに石碑があって、タイトルに書いた漢字が書いてあります。
浪華の梅義烈館前1602160069浪華の梅義烈館前1602160069 posted by (C)雑草
家乃風伊萬母   薫理乃都伎  努爾存不美 古能武 起乃佐可 梨知良流々
いえのかぜいまも かおりのつき ぬにぞふみ このむ きのさか りしらるる
家の風今も    薫りのつき  ぬにぞ 文 好む  木の 盛 りしらるる
と読むそうです。
説明板の概略は、
水戸光圀公が好文木と言われる梅を浪華宮から取り寄せて大日本史編纂所の彰考館の庭に植えたいきさつ。
明治の初め、この浪華の梅が絶え失せぬよう常磐神社創建時に彰考館から移し植えたこと。
この和歌は烈公が水戸の精神、家風を詠んだもので、彰考館の柱に書き付けたものであること。
のちに最後の将軍慶喜公(烈公の三男)が揮蒙されたこと。
この碑の経緯は碑陰に大日本史を完成させた栗田寛の撰文が刻まれていることなどが記されています。

以下はいくつかの資料から得られた、難波の梅についての雑草の考えです。
 光圀公は大日本史を編纂するために、優れた学者を招いて、編纂所である彰考館をつくり、そこに文を好むという梅の木を植えた。その梅の苗、あるいは実は、仁徳天皇の皇居であった難波高津宮から取り寄せた。
 
難波宮と梅のかかわり
応神天皇には二人の皇子がいて、弟君を皇太子ときめた。天皇崩御のあと、皇太子は私は弟で、兄君こそ天皇に即位するにふさわしいと辞退された。一方兄は父が弟君を皇太子と定めたのだっから、弟君に1日も早く皇位につくべきとすすめた。こうして兄弟互いに譲らず3年が過ぎた。弟は自分がいたのでは兄君は即位しないだろうと考えて自害するも、なお兄は弟の死を悲しむも、即位しようとせずにいた。そこで朝廷に仕えていた百済の王仁という人が一首を兄君へおくった。
   難波津に咲くや木の花冬ごもり、今は春べと咲くや木の花
木(こ)の花は梅の花のことで、「花の咲く時期が来て梅が咲いているように、今はその時です。天皇に即位してください。」という意味で、これにより兄は難波高津宮に即位し、仁徳天皇となられたそうです。

光圀公と梅のかかわり
この兄弟の譲り合いにいたく感動したのが水戸家三男の光圀公でした。弟でありながら、兄松平頼重公を越えて二代藩主となっていたので、家督の譲り合いに関心があったためでした。

また、光圀公を懐妊した側室お久の方は水にするよう命ぜられたが、重臣三木仁兵衛之次の取り計らいで三木家で出産。お久の方は光圀公誕生前に三木家の庭に梅の実を播いた。光圀公は41歳のときに旧三木家屋敷を訪ね、母を偲んで「誕生梅」と名付けた。さらに70歳ころ旧三木屋敷を訪れ詠んだ歌。
   朽ち残る老い木の梅も此の宿の春にふたたびあふぞ嬉しき
この歌の碑は光圀公誕生の地にあります。
この梅は座論梅らしく、光圀公死後、三代藩主が墓所瑞龍山に移したそうです。

このように梅を深くおもう光圀公は、大日本史編纂の戒めとして、
  好文則梅開       廃学則梅不開
  文を好めば則ち梅開き  学を廃すれば則ち梅開かず
という中国の故事を参考にして、難波宮の梅を取り寄せて、彰考館の庭に植えたのでした。
大日本史は水戸家代々の藩主によって編纂事業が続けられて、明治になってから完成しました。大日本史編纂所は何回か移転して、完成したときの場所は、千波湖から偕楽橋で東門側へ渡ったところで、現在は大日本史完成の地という碑があります。
八重寒紅 大日本史1602150092八重寒紅 大日本史1602150092 posted by (C)雑草

浪華の梅の品種について
まずは現在咲いている浪華の梅の花です。
浪華の梅義烈館前1602160066浪華の梅義烈館前1602160066 posted by (C)雑草
うすい紅色です。後ろから見た花弁は細くて花弁のあいだに隙間があります。
浪華の梅義烈館前1602160067浪華の梅義烈館前1602160067 posted by (C)雑草
この写真では品種名はわかりません。偕楽園で薄紅で花弁が細い花と言えば烈公梅が似ています。烈公梅に似るも別の新しい品種かもしれません。でも私の目には違いが判りません。下は好文亭料金所の烈公梅です。
好文亭入口の烈公梅好文亭入口の烈公梅 posted by (C)雑草
烈公梅は弘道館の裏手、もとは孔子廟近くにあったそうです。彰考館が二の丸から弘道館へ移転したときに、難波の梅も一緒に弘道館へ移植されたと考えられますので、浪華の梅=烈公梅の可能性もあるかもしれませんね。専門家に見ていただきたいです。

光圀公が植えた浪華梅
光圀公が他藩などから取り寄せた「禽獣草本」が収録されている本には「難波早梅」との名があり、「咲くやこのはな冬籠りとよみし梅」と注釈されているので、浪華梅はこの「難波早梅」ではないかと推定されます。これがどのような梅かはわかりません。
一説には、白梅の八重咲きの白難波が、早咲きで名前も同じことから、浪華の梅と推定できるということですが、現に咲いているのは一重の紅花です。

9代藩主烈公が初めて水戸に来たのは1833年でした。この時に彰考館総裁から、この梅は光圀公が手ずから植えた浪華梅です。昔はたくさん花をつけたが、今は老木となって花が少ない。今日はあいにく散ってしまったと説明したそうです。
これを聞いて、烈公が詠んだ歌が冒頭の詩でした。
この彰考館は水戸城二の丸にありましたが、明治になって、三の丸弘道館、柵町の中御殿、偕楽園東南部、さらに偕楽園の南崖の大日本史完成の地に移転しました。浪華梅はおそらく水戸城内に移転せずにあったのを常磐神社境内に移され、その後枯れたがひこばえが育ったということです。
最初の浪華梅が八重の白梅で、現在の浪華の梅が一重の紅梅であるということは、
ひこばえは枝変わりしたのかとか、
元の木は接ぎ木でひこばえは元の木から芽生えたものとか、
ひこばえではなく別品種の梅を植えたとか、
最初から白梅ではなく紅梅であったとかいろいろなことが考えられますが真相は謎です。


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偕楽園の梅の開花本数は1180本だそうです。(2月15日現在)

2016年02月16日 | 偕楽園
昨日2月15日現在開花している梅の木は1180本だそうです。2月5日で495本でしたから、かなり咲き進みました。13日と14日がとても暖かかったのでちょっと早くなったようです。
いよいよ2月20日(土)から梅まつりがはじまります。梅祭りの初日はみとちゃんのお誕生会があります。2日目の21日(日)またもみとちゃんの誕生会だそうです。今日はみとちゃん扇子ををいただきました。
みとちゃん扇子1602160071
みとちゃん扇子1602160071 posted by (C)雑草
何と、左側のみとちゃんはスコップを持っています。ミズバショウのはえている小川をきれいにしてくださったそうです。みとちゃんが小川に入った? いや、実際は扇子を作った方がお掃除したのですが、みとちゃんのお手柄にしたようです。その方は今日も梅の木が元気になるように水をやっていました。
右側はご当地ナンバーの納豆スペシャルバージョンですね。
みとちゃん扇子の裏側にもみとちゃんがいます。
みとちゃん扇子1602160070
みとちゃん扇子1602160070 posted by (C)雑草

14日の春一番は偕楽園の老木にとってはきつかったようです。小梅が風にあおられて隣の梅の木に傾いてしまいました。対策を話し合っていました。
春一番 小梅A2-003 1602160019xxx
春一番 小梅A2-003 1602160019xxx posted by (C)雑草
幹がねじれてひび割れてしまいました。
春一番 小梅A2-003風害 1602160021
春一番 小梅A2-003風害 1602160021 posted by (C)雑草
ほかの老木についても対策を話し合っています。樹幹が朽ちて表面だけで立っている木がいつまでも元気でいられるようよろしくお願いいたします。
白加賀A4-100予防 1602160022
白加賀A4-100予防 1602160022 posted by (C)雑草

白牡丹が大きな花を咲かせました。環境の違う3カ所の白牡丹がそろって咲き始めています。
白牡丹A5-037 1602160030
白牡丹A5-037 1602160030 posted by (C)雑草
白牡丹の木は樹勢が強く、梅林の中でもひときわ目を引きます。
まだ、咲いていないように見えますが、このような元気な木を見つけたら見上げてください。きっと咲いている大きな花が咲いています。
白牡丹A5-096 1602160054
白牡丹A5-096 1602160054 posted by (C)雑草

酈懸梅もあちこちで咲き始めています。園内にはおよそ10本くらいありますので、酈懸梅めぐりもおもしろいかもしれません。
酈懸梅A6-036 1602160006
酈懸梅A6-036 1602160006 posted by (C)雑草
見驚も咲き始め、今まさに咲こうとしている木が何本かあります。
見驚A4-005 1602150042
見驚A4-005 1602150042 posted by (C)雑草
ほかの美しい花たちをも見てください。
東門トイレ前の関守
関守A4-033 1602160044
関守A4-033 1602160044 posted by (C)雑草
東門から藤棚への園路へ入るとまもなく東雲。
東雲A6-1402 1602160005
東雲A6-1402 1602160005 posted by (C)雑草
東雲とは園路を挟んで反対側に塒出の錦。
塒出の錦A4-1301 1602160040
塒出の錦A4-1301 1602160040 posted by (C)雑草
今年初めての開花です。花の色がほとんど白。塒出錦はピンクいろですから、ちょっと違和感があります。
塒出の錦A4-1301 1602160037
塒出の錦A4-1301 1602160037 posted by (C)雑草

藤棚通りをさらに進み十字路を過ぎると翁。
翁A5-1401 1602160016
翁A5-1401 1602160016 posted by (C)雑草
藤棚を過ぎると品字梅が咲いています。旗弁がついた花がありました。
品字梅A6-067 1602150050
品字梅A6-067 1602150050 posted by (C)雑草
旗弁は雄しべの先に本来あるべき葯の代わりに小さな花弁がついたもので、花糸の先に小さな花弁がついたのを旗に見立てたものです。

竹林から梅林に入った園路に玉光枝垂。
玉光枝垂B6-003 1602160055
玉光枝垂B6-003 1602160055 posted by (C)雑草

内裏の蕾もだいぶふくらんで今にも咲きそうです。下は田鶴鳴梅林の内裏です。

内裏TA7-065 1602150003
内裏TA7-065 1602150003 posted by (C)雑草
本園でもまもなくこのような美しい花が見られます。
内裏TA7-065 1602150002
内裏TA7-065 1602150002 posted by (C)雑草
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好文亭内のすべての梅の木の名前(2完)2019年2月 御殿南側に3本追加

2016年02月15日 | 偕楽園
好文亭内のすべての梅の木をご紹介しています。今回は2回目で、奥御殿の庭と御殿の庭の東・南・西側です。
品種名につけられている記号は樹木番号です。
奥御殿は藩主夫人と奥女中たちの部屋です。かつては天皇がお休みになられたり、お泊りされたこともあります。
奥御殿の東側から南側にかけて、和実梅、六名木の江南所無、玉垣枝垂、見驚、座論があります。
玉垣枝垂D1-074 1602150072mj玉垣枝垂D1-074 1602150072mj posted by (C)雑草
上の画像は奥御殿の南側廊下から東南方向を見ています。

左端は奥御殿東側の和実梅です。
D1-063和実梅   奥御殿東側の庭に和実梅と書かれた小さな碑があり、1本の梅の木があります。由来と品種名は定かではありませんが冬至梅でしょうか。一重の白花が咲いています。

D1-067江南所無  奥御殿東南角には六名木の江南所無があります。遅咲きでまだ蕾は小さいです。
D1-074玉垣枝垂  江南所無の先の低い位置に玉垣枝垂が盛んに咲いています。
上の画像の右端に見驚が見えています。下の画像ではその見驚が中央に見えています。

見驚D1-081 1602150079mj見驚D1-081 1602150079mj posted by (C)雑草
左は玉垣枝垂、中央が見驚、右が座論です。

D1-081見驚   見驚は遅咲きですが、下のほうの枝が咲いています。
D1-082座論   座論は八重咲きの白梅です。この座論はしばしば1花に雌しべが3本のことがあります。それで、1花で3個の実がなることが多く、しかも大きくて立派な実です。
座論D1-082 1602150078座論D1-082 1602150078 posted by (C)雑草
この座論を実座論ともいい、これに対して、八重の紅花で品字梅という品種もしばしば雌しべが3本ある花が咲き1花に3個の実をつけます。品字梅は実が小さく1個の実はラグビーボール状でこれが3個で品の字に見えることから品字梅といい、また花座論とも言います。品字梅は好文亭外の藤棚の近くにあります。

以上が好文亭奥御殿の梅の木です。

次は御殿周辺の梅の木です。
奥御殿から太鼓橋を渡ると、御殿の東広縁に出ます。東広縁は武家や街の長老が殿様とお会いする場所です。東広縁からは好文亭の向こうに見晴広場や千波湖を望むことができます。
八重黄金D1-093 1602150083mj八重黄金D1-093 1602150083mj posted by (C)雑草

庭の石灯籠の右隣に八重黄金が咲き始めています。
D1-093八重黄金  八重黄金はかつては御成門近くに大木がありました。満開になると、周囲の白梅よりも黄色っぽい花が咲いていました。この梅の木の品種を調べたところ、該当する品種が見当たらないので、八重黄金と名付けたのが始まりで、偕楽園固有の梅です。御成門近くの古木は枯死しましたが、その苗を震災より数年前に好文亭内に植えたものです。

上の画像の八重黄金の向こう側から、こちら側東広縁を見たのが、下の画像です。
好文亭1602040092好文亭1602040092 posted by (C)雑草
これと同じ景色をデザインした地方自治記念硬貨が発行されています。
地方自治記念硬貨1602040003tr地方自治記念硬貨1602040003tr posted by (C)雑草
この記念硬貨の左上の梅は一重っぽい花弁ですが、花弁が厚ぼったい梅の花が描かれています。この位置にあるのは八重黄金しかないので八重黄金がデザイン化されたと思います。

次は御殿の南側です。以前は3本の梅がありましたが、今は2本だけのようです。左が未開紅で、右は藤牡丹枝垂です。
未開紅D1-132 1602150085mj未開紅D1-132 1602150085mj posted by (C)雑草
D1-132未開紅   御殿南側のの高木で咲いています。
D1-135藤牡丹枝垂 御殿南側の垣根の近くの老木で盛んに咲いています。

2019年2月28日追加です。
上の写真の未開紅のさらに左側(東側で写真からははみ出す位置)に新しく3本の梅の木(若い苗木)が一昨年植えられました。
今年2019年にはすこしですが花が咲きました。2020年には小さいながらも3本とも花が咲くことが期待されます。数年後が楽しみです。

写真の左側(椚門側・東側)から順に蓬莱 麝香梅 黄金鶴の順です。黄金鶴の右側(西側)が未開紅と藤牡丹枝垂と続きます。
御殿南側は東側から蓬莱 麝香梅 黄金鶴 未開紅 藤牡丹枝垂 計5本が並びました。

(追加終り)


御殿西側の西広縁は詩歌を作るなどのための辞書として戸板に漢字を書いた物があります。
その西広縁の庭にはきれいな一流と花弁のない酈懸梅とがあります。
一流と酈懸梅2011mj一流と酈懸梅2011mj posted by (C)雑草
D1-101一流  ピンクの八重としては早く咲く美しい花です。
D1-149酈懸梅 花弁が退化して無いか、あってもごく小さいものです。酈懸とは中国の地名と思われます。また花の形状が茶筅に似ていることから茶筅梅とも言われます。
酈懸梅D1-149 1602150089酈懸梅D1-149 1602150089 posted by (C)雑草
以上が好文亭内の梅の木です。
機会がありましたら、じっくりとお楽しみください。

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好文亭のすべての梅の木の名前(1)

2016年02月15日 | 偕楽園
好文亭内のすべての梅の木の名前をご紹介します。
今回は料金所前広場と好文亭の庭に入場してから御殿入場までの梅の木です。

まずは好文亭料金所前広場です。
東門側から芝前門を入ると料金所前広場です。品名の前の記号は樹木番号です。
D4-014思いのまま 芝前門の正面に紅白咲き分けているのが思いのまま(または輪違いともいいます)もう咲いています。
D4-011泰平    思いのままの左手(料金所側)は泰平というアンズ系の遅咲きの梅です。まだ咲いていません。枝と蕾が赤いです。
D4-010烈公梅   料金所手前で竹垣の中にあるのが、六名木の烈公梅です。花弁が細い5弁のはなです。咲き始めています。
烈公梅D4-010 1602080076烈公梅D4-010 1602080076 posted by (C)雑草
烈公梅D4-010 1602150054烈公梅D4-010 1602150054 posted by (C)雑草

D4-005御所紅   料金所の出口側にある紅梅の御所紅はまだ咲いていません。
D4-004月影    御所紅の隣が青軸性の月影で2本あります。
D4-003月影    
以上が料金所前広場です。

料金所を入って好文亭内の最初の紅梅が両側にあります。2本とも間もなく咲こうとしている御所紅です。
D2-039御所紅   入場して右側最初の紅梅。間もなく咲きます。
D1-001御所紅   入場して左側最初の紅梅。間もなく咲きます。
D1-003白滝枝垂  左側2本目は白梅の枝垂で白滝枝垂で盛んに咲いています。
白滝枝垂D1-003 1602150059白滝枝垂D1-003 1602150059 posted by (C)雑草
この白滝枝垂の向こう側で咲いている白梅2本は冬至梅です。
D1-029冬至梅   白滝枝垂の後ろ左側。咲いている白梅。
D1-267冬至梅   白滝枝垂の後ろ右側。咲いている白梅。
D1-028滄溟の月  白滝枝垂の後ろの遅咲きの滄溟の月。まだ咲いていません。

入場して少し進んだ右側に思いのままがあります。
D2-021思いのまま 入場して少し直進した右側に思いのままが今にも咲こうとしています。

思いのままの反対側に枝垂梅、簾の内枝垂があります。
D1-012簾の内枝垂 思いのままの反対側、右側の枝垂梅で、咲き始めています。
簾の内枝垂D1-012 1602150061簾の内枝垂D1-012 1602150061 posted by (C)雑草
咲き始めています。
簾の内枝垂D1-012 1602150060簾の内枝垂D1-012 1602150060 posted by (C)雑草
簾の内枝垂の後ろ側に冬至梅と八重冬至の2本の白梅が咲いています。
D1-011冬至梅    簾の内枝垂の後ろの一重の白梅。
D1-013八重冬至   簾の内枝垂の後ろの八重の白梅。

少し進んだ左側の通路近くに緋梅があります。間もなくさきます。
D1-020緋梅     通路左側サルスベリの近くの八重の紅梅。

好文亭入り口(下足所)手前左側かどに高砂枝垂れが咲いています。
D1-023高砂枝垂   左側御殿入口の手前の枝垂梅が高砂枝垂です。
高砂枝垂D1-023 1602150063高砂枝垂D1-023 1602150063 posted by (C)雑草

待合に向かう竹垣の外にあるのは臥竜梅です。
D2-053臥竜梅 待合に行く途中の竹垣の外側にあります。

以上が好文亭の御殿に入場する前に見られる梅です。

次は御殿に入場してからの名花の数々をご紹介します。


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好文亭内の玉垣枝垂が見事です。

2016年02月13日 | 偕楽園
梅の開花がだいぶ進んできました。2月5日現在で495本咲いていると発表されましたが、実感としてはもっと多いのではと思ってしまいます。
次回開花状況調査は明日2月15日とのことでした。かなり開花本数が増えると思います。
好文亭内の玉垣枝垂が見頃です。
玉垣枝垂D1-074 1602120069玉垣枝垂D1-074 1602120069 posted by (C)雑草
でもこの梅の木は内庭の奥まったところにあって、目立ちにくい場所のため、思わず見過ごしてしまいます。上の画像は特別工夫したものです。花はしたの画像のように優しいピンク色です。
玉垣枝垂D1-074 1602120071玉垣枝垂D1-074 1602120071 posted by (C)雑草
遅咲きの見驚の一番花を見つけました。東門近くです。
見驚C2-013 1602120079見驚C2-013 1602120079 posted by (C)雑草
苗木畑で珍しい香篆梅が咲いています。表門近くです。
香篆 苗畑1602120055香篆 苗畑1602120055 posted by (C)雑草
枝がくねくねと曲がっています。香篆梅は何度か梅林にお目見えしたことがありますが、樹勢が弱く枯死してしまいました。この苗は元気そうですがいつ梅林にデビューするでしょうか。
南門近くの月宮殿が咲いています。私が偕楽園の月宮殿の中で最も月宮殿らしいと勝手に思っているものです。
月宮殿D3-055 1602130116月宮殿D3-055 1602130116 posted by (C)雑草
赤花を咲かせる枝も混じっています。
月宮殿D3-055 1602130114月宮殿D3-055 1602130114 posted by (C)雑草
吐玉泉下の池のほとりの鹿児島紅がとっても素敵です。
鹿児島紅1602130109鹿児島紅1602130109 posted by (C)雑草
東梅林内の鹿児島紅も咲き始めていますので、本紅の美しい花をぜひ見ていただきたいです。
吐玉泉下の鐘楼前広場の西門よりでは朝鮮梅が咲いています。
朝鮮梅C9-1403 1602130084朝鮮梅C9-1403 1602130084 posted by (C)雑草
西門近くでは大輪緑萼が咲きました。
大輪緑萼C9-1405or8 1602130091大輪緑萼C9-1405or8 1602130091 posted by (C)雑草
この大輪緑額の樹木番号はどちらがただしいのかな。
大輪緑萼C9-1405or8 1602130093大輪緑萼C9-1405or8 1602130093 posted by (C)雑草

猩々梅林の白滝枝垂は見事になりました。
白滝枝垂SY1-051 1602130069白滝枝垂SY1-051 1602130069 posted by (C)雑草
白滝枝垂SY1-051 1602130067白滝枝垂SY1-051 1602130067 posted by (C)雑草
さらに見事な枝垂梅が公園センターにあります。
すでに咲いている白滝枝垂と遅い呉服枝垂です。
白滝枝垂と呉羽枝垂1602130070白滝枝垂と呉羽枝垂1602130070 posted by (C)雑草

猩々梅林の六名木サークルの江南所無と烈公梅が植え替えられ、これまでのサークルよりひと回り大きなサークルになりました。
新しいサークルは月影が中心になり、六名木のほかに、紅難波と難波紅の名札のついた2本も加わった形です。
これからは六名木に紅難波をくわえて七名木もいいかなと思いますね。
六銘木0サークル1602130055mj六銘木0サークル1602130055mj posted by (C)雑草
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もみじ谷へは行けません。本園はどっちへ行くの。

2016年02月13日 | 偕楽園
今日は初めてのお客様になったつもりで、道案内にしたがって「もみじ谷」へ行って見ようと思いました。

猩々梅林の花追い橋近くにある道案内に「もみじ谷」と書いてあって、矢印があります。
11もみじ谷へ行こう160213007311もみじ谷へ行こう1602130073 posted by (C)雑草
この道案内によると、矢印の先には花追い橋があって、どうやらこの花追い橋の向こう側にもみじ谷あるように思われます。
(もみじ谷は花追い橋のこちら側で、上流(画像では左側)の護国神社の隣です)
花追い橋を渡るとすぐに十字路があり、その十字路の向こう側右の手(下流側)に「もみじ谷」の道案内を見つけました。
12もみじ谷へ行こう160213007512もみじ谷へ行こう1602130075 posted by (C)雑草
道案内の矢印によると、「もみじ谷」へは戻って川の上流方向へ行くようになっています。
戻るってことは、今渡っててきた花追い橋をもどるってこと? 橋の向こう側には橋を渡る矢印だったのに。
橋を渡るべきか、渡らずべきか? 変な道案内だこと。

いや、十字路に戻って、上流側へ行くともとれるかも。十字路へはわずか2・3歩の距離なのにそれでも戻るって言うのかな。
それなら戻るではなく、矢印は下向きだけのほうがわかりやすいのではないかなあ。
不安を抱えつつも上流の駐車場方向へ進み、駐車場入り口に道案内を見つけました。
あれれ、道案内に「もみじ谷」がありませんよ。
13もみじ谷へ行けない160213007713もみじ谷へ行けない1602130077 posted by (C)雑草


通路の反対側には公園の案内地図がありましたので、「もみじ谷」はどこかなと、都市公園では世界で2番目に広いという公園の地図を隅から隅まで見ましたが、「もみじ谷」が見つかりません。駐車場近辺に何か「もみじ谷」の手掛かりはないものかと探しましたが、何も見つかりません。ここで万時休すです。
(画像はもみじ谷付近を拡大したものです。)
14もみじ谷のない地図160213007814もみじ谷のない地図1602130078 posted by (C)雑草
別のお客様何人かは、偕楽園本園のほうへ行きたいとこの地図を見いっていましたがわからず迷っていました。
本園はあちらの丘の上ですと指差して納得するも、どこを通ってゆくかわかりかねていました。
あちらの梅桜橋を渡りますと指差してようやく納得されていました。
地図を読み込めばわかることなのですが、旅先の土地勘のない地での案内地図は、にわかには読みとれないことが多いものです。
せめてこちらですと矢印くらいはほしいものとおもいました。

さて、「もみじ谷」へ行くために、しかたがないので、一つ手前の道案内に戻ってみました。
12もみじ谷へ行こう160213007512もみじ谷へ行こう1602130075 posted by (C)雑草
よくよく見ると「もみじ谷」と書かれた左側スペースに小さな文字が書いてありました。
連絡先電話番号 偕楽園公園センター 029-244-5454 と読みました。
「もみじ谷」へ行くときは公園センターに電話しなさいってことなのかな。だったらなぜ、矢印が書いてあるのかな?
今にも血が昇ってきそうです。

今日はおもてなしの心が泣きました。
おもてなしとはまさか、表なしという意味ではないですよね。表がなくて裏ばかりってこと? そんなあ。
今日会ったお方はもっと手厳しくて「表なしばかりか裏もない薄っぺら」との醜言でした。

以前、口頭では、道案内にしたがって「もみじ谷」をめざしたが行けなかったと伝えたことがありましたが、少なくとも秋の紅葉シーズン前までには、というより、即刻張り紙でもしていただいて、初めてのお客様が迷うことのないように善処していただきたいものです。
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