庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

偕楽園の吐玉泉下で自然を満喫 スイレン、ミクリ、イ、ヘラオモダカとネムノ花など

2018年06月15日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など



偕楽園の梅の実落しも終わって、アジサイの他はみるべき花も見当たらない。でも、こんな時こそ偕楽園の自然を満喫してみませんか。
冒頭のスイレンが吐玉泉下の水路に咲いています。陽の入りにくい暗い水面に白がひときわ際立っています。


キツネノボタンも水路の中に咲いています。小さいいがぐりのような実もなっています。
いがぐりのようなといえば次の花も咲いています。


ミクリの雌花のようです。


同じ花穂の上のほうには雄花もあります。


水路のキショウブの群生している中に何本か見つけることができます。
場所は早咲き梅で話題になる偕楽園標柱の近くです。
この付近では花期ではないですが、ミツガシワやアキノタムラソウなども見られます。カキツバタも今年は見落としました。


ミクリの近くにはイ(イグサ)の小さな花も咲いています。


畳表に使われるイグサです。ついでに見てやってください。


目を上げると、水路の上にネムノキの花が咲いています。手を伸ばせば触れる高さに咲いているのがうれしいです。


水路にはヘラオモダカが一株ありますが、今年は咲いていません。


池のほとりにありました。小さくてかわいい花です。

新しく3株植えてありました。もう花が終盤です。
でもちょっと残念なことは、ここにはヒメガマが生えていたのです。水戸近郊ではガマはよく見かけます。でもヒメガマは少ないので残しておいてもらいたかったですね。


ミズバショウは元気にしています。でも春先に刈り取られてしまい、傷ついた花しか見られませんでした。それ以前は雑草として刈り取られて生き残るのも精いっぱいだったのですが、ミスター偕楽園さんの水路清掃奉仕のおかげでどうにか造園屋さんにも認知され始めた矢先でした。まだまだ油断できません。
来年は良い花を咲かせてほしいです。
この対岸、杉森側にはアマナが生えています。毎年花を咲かせていますが、管理対象ではなく、徹底的に除草されてしまいます。

自然豊かな偕楽園吐玉泉下です。公園樹として管理されている樹木だけではなく、自然の草木にも気をまわしていただいて自然を生かした管理をほしいところです。




コメント (4)
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