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花期はヤブカンゾウのほうがやや早く6月から咲いています。ノカンゾウは7月に入ってから咲き始めました。
ヤブカンゾウは八重咲で、雄しべが弁化しかかったものが見られます。
カンゾウは万葉集ではわすれぐさとよばれていて、調べたところ5首で歌われていることがわかりました。
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海岸近くにあるスカシユリです。園芸店にあるスカシユリはこのスカシユリを片親とした交配種と思われます。
万葉集ではユリはさゆりとして出てきますがスカシユリとは別の種類かと思われます。調査不十分ですが10首にユリを見つけました。
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エゴノキには今年もたくさんの実がつきました。
万葉集ではやまぢさ・ちさと言うのが3首ありエゴノキと思われます。またはチシャノキではないかとも。
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万葉集については年号令和のことからなにかと話題がおおいので、全4516首をざっと調べたところ、令和で注目の梅を詠んだ歌が121首見つかりました。
一番多いのはハギで143首見つかりました。マツは74首、地名は除いたつもりですが、一部混じっているかもしれません。タケは51首などのほか、偕楽園でよく見かけるサクラ、シダレヤナギ、ツバキ、ツツジ、フジ、クヌギ、クリ、カツラ、カシワ、シイ、カエデ、カシ、スモモ、エノキ、スギ、ヒノキ、カラタチ、アジサイ、カクレミノ、ヤドリギ、ビナンカズラ、テイカカズラ、ヤブコウジ、ヒガンバナ、ハス、ススキ、ヤブラン、ユリ、ヨメナ、クズなどなどたくさん見つかりました。
万葉集には全部ではおおよそ175種類ちかくの植物が歌われていました。広い公園内を探せば先に挙げたほかにもあるはずです。
梅、萩、柳、桜、松などを中心に詠まれた情景にふさわしい園内の場所を探してその歌をそれとなく表示するのも楽しいことではないでしょうか。