
今年は洋種のキバナセツブンソウが先に咲きました。在来種の白花のセツブンソウが見当たりません。

左上がキバナセツブンソウのエリアです。右下のセメント瓦でかこまれた部分がセツブンソウのエリアです。キバナセツブンソウが越境しています。キバナセツブンソウはまばらにしか生えないのですが、領域を広げています。逆にセツブンソウはほとんど領域を広げませんが密生します。
今年はどうしたことかセツブンソウが見当たりません。もう立春も過ぎたので出てくるはずと目を凝らしてみていたらありました。

中央の草の葉の斜め右下と斜め左上です。地面と同系色の葉なのでわかりずらいです。

草の斜め右下のセツブンソウを接写しましたら、何と4本確認できました。

草の斜め左上のセツブンソウを接写しましたら、こちらももう1本確認できました。
この分だとこれからもたくさん出てくるような予感がします。一安心。

このクリスマスローズはかつては12月には咲いていたのですが、今シーズンは2月になってようやく蕾が出てきました。異常に遅いと思います。

遅咲きのクリスマスローズ(レンテンローズ)の蕾も出てきましたが、こちらは例年より蕾が少なく元気がありません。

ノシランが今年はとてもきれいな色に仕上がりました。

半落葉のテリハツルウメモドキの葉がまだ残っています。例年では半落葉とは言っても、水戸では大寒にはすべて落葉していました。

シマカンギク花もまだ咲いています。

半常緑のジュウモンジシダも例年ならかなり寒さで傷んでしまうのに、今シーズンはまだまだ元気です。
今シーズンは今のところ、-5℃~-7℃のような極端に寒い朝がまだ一度もなく、暖冬のために、暖地の植物にとっては居心地の良いシーズンなのかもしれません。
でも、梅の一番花の開花が遅れ、造園屋さんもいつになくおかしな咲き始めと感じたように、晩秋から初冬にかけては寒い日が多かったり、梅雨のような雨天が多かったりと、冬期に咲く草花は何時開花したものか戸惑いがあって遅くれたように思われます。
庭の植物たちが温暖化と異常気象に困惑しているように思われます。