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2021年5月10日ついにウマノスズクサにジャコウアゲハが産卵に来ました。
2本の支柱で支えられたヤマボウシ(葉がやや赤い)に這い上ったウマノスズクサに
ジャコウアゲハ(中央下の穴の開いたブロックの右)が飛来して散乱していました。
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庭でジャコウアゲハを見かけたのは2018年6月21日でした。しばらくあちこちを飛び回ってウツボグサの蜜を吸ったり、草木にとまって休んだりしていました。
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その後も1週間くらい庭で飛び回っているジャコウアゲハを確認しました。
この時まではジャコウアゲハの生息地は暖地でこちらでは迷蝶か、似たジャコウアゲハモドキではないかと思っていたが、分布域は秋田以南という情報もあって、図鑑などで見比べてみてジャコウアゲハと思えてきました。
それでジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサを庭に植えてみたいと思っていたところ、その年の11月に歩道脇に採取可能な小さなウマノスズクサを見つけ植えることができました。
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翌年2019年、太い芽がでてきたのですが、何者かに食べられてしまい小さなままでした。もしかしてジャコウアゲハの幼虫が食べたのかな。でも足らなくてどこかへ行ってしまったのかなと思いました。
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2020年にはさらに太い芽が出てきて、大いに期待しました。高さも2mほどに伸びたときに、先を何者かに食べられ、ジャコウアゲハの幼虫に違いないと何度も探したのですが見つかりませんでした。
芯を止められたウマノスズクサは枝が出るものと期待したのですがほとんど出ずに秋になってしまいました。
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今年2021年3月27日 ウマノスズクサは早めに芽を出しました。今年こそジャコウアゲハの幼虫を確認したいと鉢を見やすい場所に移動しました。
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4月14日 順調に伸びていたウマノスズクサです。大きくなってジャコウアゲハの幼虫を見てみたいと期待が膨らみました。
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同日、葉の食痕を見つけました。ええー。もう来たの。まだ葉が少ないのに。と驚いたものの、幼虫の姿がありません。どこに行ってしまったのかなと、この日から幼虫を毎日探したのですが姿を見つけられません。
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10日過ぎた4月24日、ついに芯が食べられてしまいました。昨年と同じ状態です。今年も幼虫が見られないのか、いやどこかに居るはずと探しまくりました。
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やっと見つけました。緑色をしたイモムシです。ジャコウアゲハの幼虫は黒っぽいケムシのようなはずだが。
小さい時はイモムシなのかな? ついにジャコウアゲハの幼虫が来てくれたのか、それともウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハ以外の蝶がいるのか。このイモムシは何者か?
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一体お前は何者か。ウマノスズクサを食草とする幼虫を調べまくっても、ジャコウアゲハとその近縁種しかいないようで、いずれも黒っぽいケムシのような幼虫でイモムシのようなのは見つかりませんでした。
一体何者?似たものが多くてさっぱりわかりません。
それで、ウマノスズクサの栽培について調べたところ、害虫としてヨトウムシなどがいることがわかりました。
でも、私が見たことあるのはヨトウムシは緑色ではなく少し薄茶色がかったイモムシでしたし、こんなにスマートではない。また昼間は姿を見せないはずなのに。
ヨトウムシの生態を調べてみると、昼でも見かけることがあること、このような外見のヨトウムシもいることがわかりました。夜盗虫とわかったので即刻処分。でもまだほかにも隠れているかもと思いましたが、以後ヨトウムシの食害はなくなり、ウマノスズクサはゆっくりながら枝葉が出て伸び始めました。
そして、ついに5月10日にジャコウアゲハが飛来したのでした。
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ジャコウアゲハが飛び去った後に葉の裏を丹念に探したところ、卵が合計5個も産み付けられていました。
5匹も幼虫が孵ったのでは餌が足らなくなってしまうだろうと心配しましたが、ジャコウアゲハも無駄なことはしないだろうとそのまま見守ることにしました。