デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

旅の途中の立ち寄りで

2016年07月22日 10時11分50秒 | 野鳥撮影実習
2016/07/20 (水曜日) 晴れのち薄曇り



今日は友人家族3組が揃って温泉地で懇親会を開く。
会場に行く途中、お気に入りの場所に立ち寄ってハイキングを兼ねて野鳥を探して見ることにした。
ドライブ中、雲行きが怪しくなってパラパラと雨が降ったが現地の駐車場に着くころには青空が
広がって絶好の日よりになった。
駐車場で今日のメンバーの鳥友達ご夫婦と合流して、川沿いの遊歩道を歩いて行った。
しかし、野鳥は見つからない。

「この前はこの辺に居たんだけどねぇ・・・・」

「この間はここで見たんだけどなぁ・・・・・」

「あの時はここで撮ったんだよぉ・・・・・」

と、言い訳がましいことを言いながら歩いて行くと、遠くの立ち木にノビタキが止まっているのを見つけた。
そこまでは50m以上は離れているだろうか。
肉眼ではやっとわかる程度。 双眼鏡で見てノビタキだとわかるぐらい離れている。
でもせっかく来たのに「ぼうず」はご免だと、デジスコを向けて撮影した。


合成焦点距離1050mm相当のデジスコで撮っても小さくししか写らない。
「ノビタキは居る」という証拠写真だが、これで「ぼうず」は免れた。



しばらく行くと、大砲レンズを構えている二人のカメラマンに出会った。
その辺りに咲いているシモツケソウの花にノビタキが止まるんだそうだ。
でも、ノビタキはなかなか出てくれない、とのことだった。
その場を離れて歩いていくと双眼鏡(憧れの“スワロ”の双眼鏡だ!)を首に掛けた女性に出会った。

「バードウォッチングですか? 何か見つけましたか?」

とオイらは尋ねた。
 
「この前の方にノビタキが飛んできましたよ。 でもなかなか飛んできませんよ。」

と教えてくれた。
オイらは野鳥の情報を得るときには「バードウォッチング」の人に尋ねることにしている。
というのは野鳥カメラマンの中には「嘘」をつく人が居て信用ならないからだ。
バードウォッチャーにはそんな人はいない。
バードウォッチャーの皆さんは紳士、淑女ばかりだからね。

その場所は遊歩道から脇に出っ張りがあって三脚を立てても歩行者の邪魔になることはない。
我々はそこに待機してノビタキの出を待つことにした。
そして何分も経たない頃、そのバーダー女性が「枯れ木に止まりましたよ!」と教えてくれた。
幸い枯れ木はそこしかなかったのでデジスコを向けてピントを合わせた。

「アオジかな?」 「いや、ホオアカだ!」

急いでシャッターレリーズを押した。
パシャ、パシャ、パシャ、と3枚ぐらい連射したらホオアカは飛び去ってしまった。
古いカメラなので秒2、3枚しか連射できない。 ほんの数秒止まっていてくれただけだろう。


バーダー女性が教えてくれたホオアカ。 ピント合わせが甘くてピンボケだけどこれしかない。
         (画像をクリックすると大きな画像になります。)


そしてまたしばらく時間が経って・・・・今度はお代官が

「あっ、あそこに止まったよ!」

と声を上げた。

「どこ? どこ? どこにいるの?」と狼狽えるオイら。

「あそこだってば! この指の先。 正面だよ!」と、じれったそうにお代官。

って言われてもなかなか見つけられない。
友人はもう見つけたみたいだ。 秒12コマのシャッター音が響く。
オイらは焦るばかりだ。
何だ、あんなところだ・・・・やっとわかったよ。
 
                 (画像をクリックすると拡大されます。)



シモツケソウの花をバックにしたノビタキは初めてみた。 なかなか好い雰囲気だ。

                 (画像をクリックすると拡大されます。)


                 (画像をクリックすると拡大されます。)



この場所で待機しながら弁当を食べた。
そしてまた待機を続けたがノビタキは現れない。
そそそろ撤収して懇親会会場に向かわなくては・・・ 後ろ髪を引かれる思いでこの場を後にした。

元の道をたどって引き返すと途中で出会った人が

「この先でノビタキが撮り放題ですよ。 ほら、あそこ・・今レンズを向けてるから居るんですよ!」

と、教えてくれた。

へーっ、「ノビタキが撮り放題だって!? 先ほど来たときは一匹も見られなかったのに!」
大急ぎでそこに行った。

居る、居る、何羽ものノビタキが飛び回っている。
なんで、こんなに居るの?

「あそこにいるよ、ここにもいるよ・・・」 お代官の指示が矢継ぎ早に発せられる。

何だか急に大忙しだ。
だけどデジスコカメラの電池残量表示が1本だけになっている。
いつ電池切れになるか心配しならが撮影を続けた。

                         (画像はクリックすると拡大されます。)









ノビタキはだんだん近くに止まってくれるようになった。
最近はデカ撮りには縁がないオイらはうれしくてよだれが垂れそうだった。
そのデカ撮り写真はこの次に。

(と言って、またこのブログを見ていただこうとしています。
 なんだかテレビの「引き込みテクニック」みたいですが、よろしくお願いします。)


     デジスコ:KOWA TSN-664ED アイピース25倍
          デジカメ SONY DSC-W300

     レタッチソフトによる画像補正・トリミング実施







コメント (2)
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