ボンクラ中年の暴走日記

とあるオタク気質な中年男の日記

仮面ライダー鎧武 「第45話 運命の二人 最終バトル!」

2014-09-14 12:39:01 | 仮面ライダーシリーズ
ペコはザックから預かった手紙をピエールに渡す。

孤独感に覆われた光実にさらに追い討ちをかけるように貴虎の幻が現れ
「お前が遠ざかったのではない。ずっと同じ場所にしがみつこうとして立ち止まっていただけだ。そんなお前を犠牲にしてみんな先へと進んでいった。それぞれの運命に立ち向かう道を選んでな。」
と言う貴虎に対しいつまで僕を嘲笑えば気がすむんだと光実は言う。貴虎は
「お前こそいつまで私の影にすがりつくつもりだ。何もなしとげられなかった屈辱、だがそんな痛みはとるに足りない。世界の命運うんを背負うハメになった者達ちよりもお前はどれだけ恵まれていることか。お前は何者にもなれなかった。その意味をもう一度よく考えてみろ。」
と言って姿を消す。

戒斗は夢の中で舞と共にいた。
戒斗:「死んだわけではなく未来でオレを待ってる。サガラの言葉は正しいようだな。
舞:「半分はね。でも、私と戒斗が出会う未来っていうのは。」
戒斗:「古い物、弱い者は消える。強くて新しい者だけが生き残る。力だけを信じ、弱者を踏みにじってきた人間達のルールだ。だから奴らを滅び去る。より強い者が現れたことで自らのルールで裁かれて消える。」
舞:「それがあなたの望み?」
戒斗:「舞、お前が欲しい。黄金の果実をオレに渡せ。」
舞:「私と果実、本当に欲しいのはどっち?」
戒斗:「選ばないし、区別もしない。オレは果実を掴んだ最強の男としてお前を手に入れる。」
舞:「本当に身勝手ね。戒斗らしい。」
戒斗:「オレの未来で待ってていろ。そう長くはかからない。」

ピエールはザックから頼まれた爆弾を作った。ザックはユグドラシルとオーバーロードを倒した戒斗が次に誰に牙を剥くのか心配しているため戒斗の暴走を止めようとしているのだ。

ザックは爆弾を仕掛けるが耀子に見破られる。耀子はマリカに変身して戒斗を守る。ザックはナックルに変身してバロンに挑む。だがバロンにドライバーを破壊されてしまう。

「もし私が知恵の実を掴んでいたら、あなたは私を求めてくれた?」
耀子は戒斗にそう聞くとくと戒斗は
「耀子は耀子、知恵の実は知恵の実だ。」
と返す。
「本当不器用な人。」
と言って耀子は戒斗の腕の中で息を引きとった。

紘汰はヘルヘイムの実を口にする。それを姉・晶に見られてしまう。」
「ごめんな姉ちゃん。オレもう姉ちゃんの手料理食べられないや。いいんだ姉ちゃん。前にも言ったことがあったろ。今とは違った自分になりたいって。」
と言う。晶は
「だからってそんな体になってまであなた。」
と言うと紘汰は
「これが正しいかだしいかどうかわからない。でもな、今なら・・・今のオレなら正しい人達の味方ができるんだ。」
と言う。

ピエール達は陸上自衛隊の救援を受ける。紘汰は晶に
「みんなに伝えてくれ。ザックや戒斗のことはオレに任せろって。先に街から避難しろって。」
と言い残す。

舞:「本当にこれでいいの?」
紘汰:「後悔はない。」
舞:「あなたと戒斗が戦うなんて。」
紘汰:「いつだったかお前と戒斗に聞かれたよ。オレがどんな未来を望むのかって。その答えがなんとなく見えてきた気がするんだ。だからそれを果たしに行く。戒斗と、そしてお前のために。」

紘汰もインベスの大群を呼び出す。
「迎えに行くよ舞。そう長くは待たせない。」

紘汰と戒斗が対峙。
戒斗:「やはり最後までオレの邪魔をするのはお前だったか。葛葉紘汰。」
紘汰:「戒斗、お前は一体何がしたいんだ。」
戒斗:「今の人間では決して実現できない世界をオレがこの手で創りあげる。弱者が踏みにじられない世界だ。誰かを虐げるためだけの力を求めない。そんな新しい命でこの星を満たす。舞と一緒に知恵の実を使って。」
紘汰:「今の世界でそれは無理だっていうのか。」
戒斗:「それがオレの生きてきた時代だ。誰もが強くなるほど優しさを忘れていった。」
紘汰:「強くて優しい奴だって大勢いた。みんなこの世界を守ろうとして必死だった。」
戒斗:「そんな奴から先に死んでいった。優しさが仇になって本当の強さに至れなかった。貴様もそうだ。葛葉紘汰。」
紘汰:「いいや、オレはお前だけには負けない。お前を倒し証明して見せる。ただの力だけじゃない本当の強さを。」
戒斗:「それでいい。貴様こそオレの運命を決めるにふさわしい。」

紘汰と戒斗は変身し、それぞれの未来を賭けた決戦の火蓋が切って落とされた・・・。


紘汰と戒斗の一騎討ちがついに始まりました。世界を守ろうと戦う紘汰と世界を創り変えようと戦う戒斗、どちらに勝利の女神は微笑むのでしょうか?

さんざん言われているかもしれないですが、開始当初の主に鎧武とバロンのダンス争いがそれまでの紆余曲折を経て今ここまで規模の大きい対決に帰決するとは予想外でした。

どのような結末を迎えるのか次回は何としても見逃せないですね。

あと全くの余談なのですが、陸上自衛隊の救援部隊の隊長を演じていたのは「仮面ライダーフォーゼ」で立神吼を演じた横山一敏氏でした。